日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

畑の思いで

2022年08月30日 | 回想

 日常的に通る県道を走るとき時々だが思い出す。この位置に広さ約一反ほどの我が家の畑があった。そこでは自家用の季節ごとの野菜を育てていた。子どもの頃は親について、父が亡くなってからは母が健康作りを兼ねて細々と作っていた。私も社会人になってから、勤めの合間に母の手伝いをした。肥料など重量のあるものは出勤前に運んだりしていた。

 そんな畑が、何の前触れもなく突然「公共用地として買い上げる。説明会に出席を」という案内が市から来た。説明会では自治会役員や農業委員などの根回しが済んでいて、地権者の声を聞く説明会ではなかった。買取価格は提示されたまま、契約を結ぶしかなかった。40年以上も前になる。

 後で気づいたことがある。口座を持たない金融機関の人が突然来宅し「畑が売れたら預けて欲しい」という。話が通じないのでお帰り願った。公共用地として買い上げされるという情報を持って勧誘に来たのだろう。どうして金融機関が先に情報を入手しているのだろう。今だに謎だがその後にも似たことを経験した。

 「知人のブログに稲刈りが終わった。今週後半は雨の予報、冬物野菜のニニンジンや白菜など早めに蒔かないといけないものを蒔いた」と種袋の写真と合わせて載っていた。母も植え時の野菜の種を一袋買ってきて蒔いていたことを思い出す。冬物野菜が待ち遠しい季節になった。

 (今日の575) 自家野菜負けるものなし味の濃さ
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