日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨のち晴れと春一番

2012年03月17日 | 自然 季節
           

お彼岸の入り。気象予報で今日は雨だった。その雨を気遣い墓参りは昨日済ませた。何組もの墓参りの方に出会った。皆さん雨を避けるための早参り、思いは同じ。

昨夜からのその雨は昼前にあがり久しぶりの青空から柔らかい日ざしが届く。吉香公園にある国の重要文化財である目加田家の庭では、三椏の花が柔らかい日ざしを受けて気持ちよさそうに揺れている。どこからやって来たのか名前は分からないが1匹の蝶が仕事をしている。生物の営みに春を実感。

享保5(1720)年、大阪竹本座で初演された近松門左衛門の「心中天網島」に「比17日、岩国の紙の仕切り銀にしたれども・・・」とあるように、岩国の紙(主に半紙)は大阪市場で日本の代表的な紙として流通した(市教委)。この紙、和紙の原料になったのが三椏。錦川流域に所在する多くの集落で作られ岩国藩の大きな財源のひとつだった。

なぜか気象庁管轄で山口県は九州扱い。その九州と山口で春一番が吹いた。県内では最大風速27メートルを記録したとか。暑さ寒さも彼岸までという。お堀の亀が甲羅干しをしているのを見ると、春が来たんだ、これから暖かくなるのだろうと実感させる穏やかな午後だった。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐々木小次郎 | トップ | シャッターチャンス »

コメントを投稿

自然 季節」カテゴリの最新記事