日本列島は冬型の気圧配置と強い大陸からの寒気が流れ込んだ影響で、各地でこの秋一番の冷え込みとなった、と雪や風、初氷などの様子が画面に映し出されている。昨夜、東京では冬の訪れを告げる「木枯らし1番」が吹いたという。最大瞬間風速16.4メートルを観測した。
昨日、天気予報の衛星写真を見ながら冷えるだろうなと思った。寒くなると衛星写真で見る日本周辺は、大陸から吹き出す風の流れに沿った無数の筋雲が写しだされる。これを見ながら朝ウオークで着る物を1枚増やす準備をした。
日本海上空の雲の写真を見ていると、大陸は寒気を日本に向けて押し出しているように感じる。自然が日本を狙ってそんなことをする訳が無いことは知っている。
この寒気の恩恵が日本人を紅葉という自然美術館へ案内してくれる。黄に赤、紅に朱などの色が散りばめられたキャンバスは人知では真似できない。いつまで眺めても飽きることはない。
そんな紅葉も自然の中で戦いがある。麓へ侵攻する竹林の勢いにハゼの領域がだんだん狭くなり、崖っぷちの数本になった。それもいつか淘汰されるだろう。強いものが勝つ、これが自然だろう。
(写真:背後の竹に押し出されそうなハゼの紅葉)
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今回張り出してきた寒気で少しは…と期待したくなります。