日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

看板が消える

2024年08月18日 | 地域

 「看板」には色々な意味があるがその筆頭に「商家で屋号・職業・売品など人目に付くように記して掲げるもの」と載っている。藩政時代からあった600㍍ほどの商店街、時代によって通りの呼称は変わっていたが「何でもそろう」街だった。郊外型大型店舗の進出は昭和風商店街をシャッター通りに変えた。

 すると次第に看板は減り、シャッターの閉まった軒が連なる。やがていくつもの元店舗はモダンな一般住宅に建て替わり、空き地は駐車場などへと通りは姿を変えつつある。いま商いしているのは指折ってみても10店舗くらいになった。どうかすると通りに人の一人も車の1台も見えないことがある。

 ひじょうに分かりやすい営業品目の書かれた看板、閉店になって随分になる。慣れ親しんだ看板を見ながら通る時、いつか再開、そんな空想をするが、空想でしかないように思う。ここでは同好会や地域行事でもお世話になったことでひいき目かもしれないが、商いをしていない看板がこんな商いもあったことを教えている。

 営業中の店も今日まで盆休みの掲示が出ている。今朝5時に「外出は極力控える、運動は中止」などの呼びかけをした熱中症警戒アラートが出ている。呼びかけのエアコンを適切に使用する、を守って家にいるのが高齢者には一番安全かもしれない。

 (今日の575) シャッターが降りれば通り人途絶え
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人は去っても

2024年08月17日 | 生活・ニュース

 今日は別の寺の掲示板、この寺はいつも白の模造紙に墨で書かれている。人は去っても、で始まっている。これは浄土真宗本願寺派の勧学を務められた中西智海さんの葬儀に際しての言葉からの引用と思う。「人は去っても」に続けけて「その人の微笑は去らない」「その人の言葉は去らない」「その人の温もりは去らない」「拝む手の中に帰ってくる」とある。

 これまで多くの人に教わりながら7回目の年男に達した。思い出す言葉は数多くあるなかで、小学1と2年の担任「なぜという目でものを考える」、3と4年の担任「何事も正直に話す」、中学3年の担任「早く働いて家計の応援をしろ」、高校の物理担当教師「世の中に満点はない」、製造部から人事課に異動となったとき人事課長「信頼される人事マンに」。

 それぞれについて書けばブログ1日の分量になるほど思いが湧いてくる。それはまたの日にするとして、短い言葉だがいろんな場面で役立ってきたし、今もそう思う。それは、なりたい人の姿として印象に残った教師や上司だったことがそう思わせるのかもしれない。

 上に記した言葉の類は名言や尊い言葉などの部類ではなく、ごく普通の日常生活の中で発せられただけのように思えるが、何かの時にふと思い出しその指針になっている。世の中に満点はない、その中でどのように正直に生き、人から信頼されるようになるか、そのために常に自分に何が欠けているか質してみる、と心掛けてはいるが反省ばかりだ。

 (今日の575) 残したいあいつはこんなこと言った
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ネット時代の諭し

2024年08月16日 | 社会 政治

 散歩の通り道にある寺の掲示板。「うわさ話は 賢き人のところで 止まる」を目にしたとき、突然、これぞ広まってくれ、と願った。五輪選手や芸能関係者などを含む多くの人がSNSによる誹謗中傷で困っているということが報道されている。流されている内容やその真意の詳細は理解していないが、報道だけ見ていると何処かで誰かが止めて欲しいと思う。

 確かでない情報を電波を使って拡散することは許されないことは誰もが承知していると思う。そんな情報を最初にSNS上に流す人が悪いのだが、その内容を確認せずに拡散させる人も、残念だが同じ間違いを犯していることになりかねないとおもう。

 いやな思いをしたことがある。私の掲載された投稿を読んだ感想があるブログにアップされた。投稿はヘルプマークのことは知っていたが、マークを見たのは初めてでお手伝いしたというもの。感想ではマークの存在を私が知らなかったとして書かれ、非難めいた文字が躍っていた。こんな奴に言い返しても仕方ないと私は無視した。

 誹謗中傷する人は自分は正義だと思っているのではなかろうか、あるコメンテーターの発言があった。すべてがそうではなく悪遊びの人もあるのだろうが、くれぐれも書くことと拡散することに責任を持って欲しいものだ。最近では書き込みに対し人権侵害の判決も出ている。社会問題になれば規制が出るかもしれない。
 (今日の575) 75日これじゃ消えないネット上
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4回目の黙祷

2024年08月15日 | 社会 政治

 正午、NHKの「全国戦没者追悼式」の中継に合わせ広島、長崎、岩国に続いて今月4回目の黙祷。いつになったら戦争の言葉が消える世界が来るのか、次の総理になるため手を挙げる人は出馬表明の中で、どんな手順を踏んで進めるかも含めて明らかにして欲しい。10年、20年、いや30年かもしれないが、戦争の無い世界の姿を世界の人々に描かせて欲しい。

 TV報道では、盆でもあり国会議員は選挙地盤へ帰省、支援者の声を聞いていると解説する。そうした人に全く縁が無いのでどんな活動かは想像しかないが、支援者だけでなくそれ以外の幅広い国民の声を聞いて欲しい。聞くだけでなら誰でもできる、聞いたら次は国会の場でそれを活かし公平な社会を作り上げて欲しい。難しいお願いではないと思うのだが。

 偶数月の15日は年金支給日、見かけるATMは長蛇の列。最寄りの金融機関、地方の小さな街の支店だから設置台数も1台から3台の範囲、使い慣れない人も多く、結構時間の掛かる人も在る。中には振込をする人もあり、これも時間が掛かる。支払いしなければトラブルが起きる、操作が終わるまで並んで待ってあげる、誰も文句を言わないで。

 どこからミサイルが飛来するか、突然ドローンが静かに頭上に飛来するかもしれない、こんな世相でないことがATMに並んで静かに順番を待っていられる。これは平和を願う国民が多いいからだと思う。戦争は人が始めるのであってそれ以外では起きない。まずは今起きている紛争を終わらせて欲しい。

 (今日の575) 軍拡は平和な世界遠ざける
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終戦の前日でした

2024年08月14日 | 社会 政治
    (昭和20年8月14日 12時30分頃の岩国駅 岩国今昔挿絵原画複製より)

 第二次世界大戦は、昭和20年8月14日岩国駅一帯のB29による猛爆撃で実質的に終結した。第1波の攻撃は午前11時5分で第3波まで続き、11時45分終わった。投下された爆弾は500ポンド弾で1446個。あたかも夕立の如くであり、地上に直径15㍍ほどの大穴がハチの巣のようにあいた。

 これは「岩国今昔」に掲載の記事。そのほかに、B29攻撃機60機、死者517人、負傷者859人、行け不明者30人、全壊家屋543戸、半壊家屋343戸、罹災者5911人、と記事は続く。今日、「岩国駅前戦没者慰霊祭」が行われた。その時間に例年通り我が家で黙祷した。

 昭和30年代になっても麻里布地区では爆撃の大穴は散見された。岩国には極東最大級と言われる米軍海兵隊基地があり、報道ではその戦力充実が図られている。米空母艦載機移駐には8割近くの市民が反対したが、国は姑息な策などをちらつかせ移駐を進め基地を今の姿にした。

 岸田総理誕生を機に、多少は和に向かう世界へ転換されかと思ったが逆夢だった。その総理は突然、次回総裁選に出馬しないとして今日の昼前に記者会見された。詳細はこれから報道されるだろうが、新総裁は国民があってこその国、ということを認識され、政の視線を決めて欲しい。

 (今日の575) 威嚇され威嚇返して戦起き
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雑草の話し

2024年08月13日 | 生活・ニュース

 野菜作りを楽しむ人が半年ぶりくらいに訪ねてきた。「暑い」で始まる挨拶はやがて畑の様子に変わる。今夏は暑さと雨不足で収穫らしいものは何もなかった、ということで「今日は手ぶら」と日焼けした顔が笑う。しかし、畑周りの雑草は元気が良いと話す。

 農家ではないが米も野菜も作る人のブログ。草刈り機のタンクを3回も4回も燃料給油し、自分ちの畑は勿論、近くの耕作放置地、道端の除草刈りの様子などがアップされている。1度その地を訪れたことがあるが、印象は過疎にちかい集落なので道辺の草刈りは欠かせないらしい。

 私にも畑周りの草刈りは経験がある。畑は南向き斜面にある6段ほどの段々畑、なので畑の広さより法面の広さの方が広く感じる。草刈り機が存在していたように思うが、日曜農家の我が家には無し。草刈りの日は砥石を持って畑に。鎌の切れが悪くなると鎌を研いでから草刈り再開、よくやったと思い出すが、暑さについての記憶は残っていない。

 暑さを苦にせず茂っている雑草のなかに、頂部が倒れ白い葉の裏側を見せているのは、ほかの雑草より30㌢くらい伸びているヨモギ。何カ所も同じ状態になっている。水不足、育ちすぎ、陽に当たりすぎ、そんなことを思いながら通り過ぎる。新芽を摘んでヨモギ餅を撞いていた祖父母の時代を懐かしく思い出しながら。

 (今日の575) ヨモギ餅終わりの臼で撞きあがる
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はがき随筆だから

2024年08月12日 | エッセイサロン
2024年0812日 毎日新聞「はがき随筆」掲載
 この春から、はがき随筆の投稿がメールでもよくなった。一度、試しも兼ねて投稿をした。
 送信した後で何かしっくりしない感じがする。ほかの投稿はすべてメールでも違和感は起きないのにどうしてだろうか。考えると一つ思いついた。
 ポストまで歩いて行き「載りますように」と願いながら投函する、という投稿最後の締めが抜けた。違和感はこれだ。 
 今、社会は変革真っただ中、投稿も送信へ変わる時が来だのだ。はがきも値上がりが決まり送信が楽だが、はがきの買い置きがある開は投函を続けよう。それは「はがき随筆だから」。

 (今日の575) 買い置きは月1投稿2年分
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こうして荒れていくのか

2024年08月11日 | 地域

 月に1度は通りかかるバイバス道。いつ通っても菜園で作業されている人といつからか会話するようになった。こんな話をされたのは1年くらい前になるだろうか。問わず語りに「そろそろ野菜作りを卒業しようと思うんですが、地主さんが痴ほうになられ、施設に入られ話が進まないで困ている」と元気のない声で話された。

 その借地の昔の持ち主さんを知っているので尋ねると「その家の人から借りた」と言われる。遊んだことはないが、私より数歳上の立派な子どもさんとその母親がおられたことは知っている。私も50年以上お逢いしたことは無いので、今のことは分からないが、返地の話しが進まないということは困りごとだと思って聞いた。

 暑くなる前くらいから畑で見かけなくなり、先日通ったら畑の法面は雑草がのびている。法面下の畑を見下ろすと除草シートの張られていない所には草が伸びている。法面も畑もこんなに草ぼうぼうというのは記憶にない。借地契約の話しはついたのだろうか、状況は分からないのでそう思うしかない。

 野菜が生っているときには猪の餌場になる畑だった。時には猿もやって来ると笑いながら話されたのを思い出す。この隣の畑も耕作放置され荒れ放題になっている。こうして山あいの農地は自然のなすままに変わっていくのだろうか。そばで元気に茂っている芭蕉の群生と大きな栗の木はこうした放置畑をどう思って見降ろしているのだろう。

 (今日の575) 耕作をやめると話す日焼け顔
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定期購読50年超え

2024年08月10日 | 生活・ニュース

 この月刊誌を購読し始めたのは立花隆氏の「田中角栄研究」が掲載される少し前からだった。記録を見ると角栄研究の掲載は1974年11月号とあるか50年になる。当時の記録を見ると「あの記事に書いてあることは自分たちは以前からとっくに知っていた」というのが大手メディア政治部記者たちとある。本当に知っていたのか、知っていて報道しなかったのなら何故か説明がいる。

 その月刊誌は今日が原則発売日、朝刊に広告が載る。コロナ禍ではローカルの悲しさ3日くらい遅れで店頭に並んだが、今は元に戻っている。価格も半世紀たてば上がる。これだけの内容で千円もしないとはと長いこと思っていたが、次第に値上がり今月は特集もあり税込み1580円、しっかりと重い。

 住んでいる地域の商店街に2軒の本屋があった。本屋に行くのが好きで、この雑誌の発売日ころには必ず足を運んだ。通い始めてしばらくしておかみさんから「配達しますよ」と声を掛けられたが、本屋が好きなので断った。時世の流れでずいぶん前に2軒の本屋は閉店、本屋の無い地域になった。

 定期購読は50年以上になる。最近は妻も発売日を待っている。毎月、横に長い目次をまず開きどれから読もうかなと眺める。と言ってもパターンは決まっている。最後の「三人の卓子」は読者の多様な意見が、記事とは違って面白く欠かさず読む。また、記事も広告も写真の美しさが目を引く。読んだ記事が頭に残ってくれると嬉しいのだが、それは次第に薄くなっている。でも、読むのは面白い。

 (今日の575)  重い記事避けたいけれど面白い
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「器量人」を選んで

2024年08月09日 | 社会 政治

 いつも自家栽培の野菜を家まで届けてくれる人から「器量は悪いのですが」と添えられていた。確かに、スーパー店頭には並ばない形の野菜が時にはある。このところの野菜の高値が続くなか、いつも感謝していただいている。たくさんあるときは、いつでも食べれるように妻は加工して保存している。器量は全く関係ない。

 ここでいわれた器量は形が良くないという意味だろう。「器量好みや器量自慢」などは顔立ちなどの良いことを表したり誇る意味に使われる。その使い方はときと場所によっては大問題になりかねないことになる。「器量人です」これならその人の才能や力量の優れたことを意味するので罰は受けないだろう。

 今、与党の二つと野党第一党も党首や代表の交代時期を迎えている。連日、扱いに大小はあるがその様子が報じられる。どんな人が党の代表、党の顔にふさわしいか、それだけを中心に投票権のある人は考えて欲しい。仮にも自分の次期立候補時の事やこれからの身分のことなどは蚊帳の外に置いて投票して欲しい。

 その地位や役目にふさわしい知識・知能・才能がある人を選んでほしい。そして人柄や統率力のあることは欠かせない条件だ。いわゆる政治家としての「器量人」を選んでほしい。国民の安全、安心、生活安定のために政の出来る人をぜひ選出して欲しい。戦への備えはけっしてしない人も条件にして欲しい。

 (今日の575) 我欲捨て平和のためにつくす人
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縁のない株ですが

2024年08月08日 | 生活・ニュース

 生活に欠かせない商品の価格が、まるで値上げ競争でもしている様に上がる。最近、中身を減らして価格据え置きが出ているが、かなり以前からの商売方法。値上げの理由に各社とも「円安と物流経費の高騰」が必ずついている。原材料値上がりも同じではなかろうか。

 さて、日銀の金利策の変更から株価の乱高下と大幅な円高に変わった。定着すれば値上げ幅は縮小、あるいは下降に移るのだろうか。とりあえず1㌦130円くらいまでになって欲しい。直近では賃上げのために値上げというのも目にした。賃金アップや原材料などのコストアップをいかに吸収し商品価格への転嫁を最小限に抑えるか、小企業の社長は苦悩している。

 株をやっていない者の思い。株価は時の経済の状況を表している、株価に注目し日本経済の動向を知ろう、昔に教わったこんな内容、今の株価の動きからは感じない。資金のある人のさらなる資金増加のための株価のように思える。最大の下げ幅を記録した日のTVでは「〇〇万円の損失」そんな話の報道が多かった。

 米国が風を引いたら日本は肺炎になる、こんな洒落のような話を思い出す。米国の失業者指数の上下などで米国の株価が動く、翌日の日本の株価がその影響を受けた、こんな報道は珍しくない。世界とつながっている経済だが、日本の株価が素人にもわかる経済の指標になってくれると嬉しい。株に素人のひとり言。夕方の宮崎県沖地震が心配。

 (今日の575)  株を持ち余裕持ちなと株屋さん
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夕立の効果

2024年08月07日 | 自然 季節
 
今日は二十四節気のひとつ立秋。暦の上では秋に入ることになる。先日、あるTVで「立秋からは残暑の言葉が使えるが今年はいかがなものか」と笑う顔がアップで映し出されていた。アップの必要があるような話かいな、そう思いながら、この暑さではたしかに残暑は書きづらいと納得した。

 アメダスの市内観測地点は3カ所、そのいづれも今日で12日連続の猛暑日、明日も36度以上の予報で秋はまだまだ先になりそうだ。市内広瀬地区の今日の最高気温は38.1度で国内気温ランキングの3位、先般も3位を記録した。

 昨日の夕方、ゴロゴロ鳴っていたが、雷の効果で17時半ころ夕立が来た。降雨時間は10分か15分くらいだが久しぶりに雨音を聞いた。豪雨は困るがもっと降って欲しかった。ここで夕立は気温を下げる、という事を確認した。16時は35.2度、17時は32.6度。ここで夕立。18時は27.1度で、5度以上も気温が下がった。ただ湿度は60%台が90%に上昇した(記録はアメダスから)。

 予報では夕立が来れば暑さが一時的にやわらぐというが、確かにその効果を確認できた、と思う。今日も15時前ころ、ゴロゴロ音は聞こえないが西方の空に黒い雲が広がり始めた。頭上まで雲が広がって来たので撮った。その直後から雲は消え、再び青空になった。秋はまだままだ先になりそうだ。

 (今日の575) 黒雲に降れせてくれと願う日々
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あの日から79年

2024年08月06日 | 生活・ニュース
                (写真は中国新聞記事より)
 自家用に植えたカボチャの出来具合を祖母が見ている姿を窓から眺めていた。突然、ものすごい閃光を感じ何も見えなかった。気づくと「なんじゃろうか」と祖母が部屋へ駆け込んできた。少ししてドドドという鈍い音が聞こえガラス窓が振動した。これが後で知った原爆投下の瞬間で、「ピカドン」だった。我が家から40㌔離れた所で起きた。

 父はその日の午後から命令で同僚と二人で、自転車で夏場でもありわずかな食料を荷台に積み広島へ向かった。宮島口付近からは避難の人らで自転車を押しながら進むこともあったという。のちに入市被爆者として被爆者手帳が届いた。聞いても父は目にした惨状を話さなかった。ただ一つ、人も犬も防火用水桶に頭から浸かって亡くなっていたと教えてくれた。

 今日は79年目の広島原爆の日。平和祈念式の様子を中継で見た。広島市長と総理の挨拶は、日ごろから報道などで目にし耳にしている内容の羅列で、核廃絶という願いへ内容には程遠い感じがした。ただ一つ、市長の例示された、「東西冷戦を終結に導いたのは、為政者が断固とした決意をもって危機状況を打破した」という一節は日米露をはじめ各国のトップに届いて欲しい。

 広島県知事の「男も女も子供も老人も銃弾で撃ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みている」、名指しされないがウクライナやガザ地区での戦争を意識して話されているかのように聞こえた挨拶は良かった。長崎ではどんな挨拶が聞かれるだろう。

 (今日の575) 子ども代表平和への誓い世界に飛べ
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砂時計の活躍

2024年08月05日 | 生活・ニュース

 定期的にお世話になるある医院で、マイナー保険証で手続きをして待合席に座った。隣の年配女性から、「あゝせんといけんようになるんですかのう」と話しかけてこられた。12月2日以降について心配されている。マイナンバーカード取得は任意のはずだが、何かおかしな方向で強制化に似たことになりそう、そんな気がする。

 今はこうしたデジタル化の世界に進んでいる。手元にあるIT化お勧めの時代の物は遠くない将来、新しい機器に置き換えないと機能しなくなる、と知人はその対応について真剣に考えている。いい結論が出たら素人の私にも教えてくれるように頼んでいるが、めまぐるしい新機能搭載の新製品のCMの理解すら難しい。

 ある医院で、ある治療機器の使用時間測定に砂時計を使っている。タイマーで計測が普通のように思うが、年期を感じるそれは子どもの患者に人気があるようで、砂の落ち具合をじっと見つめていて「看護婦さん終わった」と教える子もいるらしい。ゲーム機では味わえない、デジタル機器に劣らない細工に関心があるのだろうか。

 複数の医院でお世話になっているが、医院に置かれているカードリーダーの形式が医院によって異なる。カードを挿入するときの向き、暗証番号入力用テンキーの文字配置、質問事項の表示などいろいろある。メーカーによって異なるのだろうが、利用者が入力する操作面の仕様は統一すれば利用者の誤操作減少になると思うのだが。

 (今日の575) 1枚のカードに託すこの怖さ
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一滴も降らず

2024年08月04日 | 地域

 連日気温が35度から38度の間の暑さ。予報では暑さが堆積していて暑さが休むまなく押し寄せるという。暑さがうずたかく積み重なっているとは面白い表現だがこれをやわらげる方法は予報には出てこない。夕立が来れば少しは和らぐ、気象予報士の説明ではそんな感じになる。

 このところ、毎日のように雷注意報がでているものの、その音を聞かなかったが、12時50分頃、雷が静かな音で接近中を知らせる。Y!天気を開くと強い雨雲域が近づいている。「25分後に雨が降り始めます」と強い雨雲域を示す。そのまま東進すれば間違いなく強い雨に見舞われる。追っかけるように大雨と洪水注意報、すぐに警報に変わる。

 到達予想の時間になっても降らない、チェックすると到達時間は遅れると出る。雨域は確実に接近しているものの、雷の音は当初より弱くなった感じ。JR岩徳線は強い雨で運転見合わせ、我が家から車で20分の玖珂町では1時間50㍉の雨量と県防災情報、しかし期待の雨はやってこない。

 黒い雲が消えていく、どうしたのかと雨雲域を確認すると、雨雲域が写真のあたりから急に南下している。大雨は困るが待っていたひと降りが消えたことになる。結局、1滴の雨の恵みも無かった。大雨警報はほどなくして解除、代わりに明日の熱中症警報アラートがでた。「しばらく雨は降りません」とY!の天気表示は変わる。明日も一日忙しい、耐暑して頑張ろう。

 (今日の575) 雨雲に悲喜こもごもの思いあり
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