みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

追い払った

2023年06月12日 | ヨシュア記

ヨシュア記 15章1−19節

 教会の礼拝配信で使用しているタブレット端末を、昨日更新しました。画像も音声も格段に良くなったそうです。

 15章からのテーマは、ヨルダン川西岸をイスラエルの9部族半に割り当てるということです。最初に割り当てられるのはユダ族。境界線を地図で示しました。ユダ部族の割り当て地は広範囲に及びます。反時計回りに、南はエジプト川が境、東は塩の海。北はヨルダン川が塩の海に注ぐ地点からほぼ西に進んで海(地中海)に至ります。そして西側は地中海の海岸線に沿っています。

 ユダの南は荒野ですから、カレブに割り当てられたヘブロンはユダの中央部と言ってもよいかもしれません。カレブは、ヨシュアを通して神から割り当てられたヘブロンから、アナク人の三人の子どもたちを追い払ったのです。

 このヘブロンはアナク人の地とも呼ばれていました。かつてヨシュアとカレブを含めて12人のカナンの偵察隊が持ち帰った報告からは、彼らがアナク人の地ヘブロンに行ったことが分かります。

 その時、怖じ気づいた10人は「私たちは、そこでネフィリムを、ネフィリムの末裔アナク人を見た。私たちの目には自分たちがバッタのように見えたし、彼らの目にもそう見えただろう」とまで言うのです(民数記13章33節)。そのことばにイスラエルの全会衆はパニックに陥ります。

 それから45年後、85歳のカレブはアナク人を追い払いました。追い払うということばからは、「いとも簡単に」という形容詞がふさわしいかもしれないと思いました。そんな力が老人のカレブのどこにあるのだろうかと思いながら、神がカレブとともにおられたのだから……と納得しました。

 神が信仰者とともにおられるという事実が、どんなに大切なのかをここから思うことができます。


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