箴言 23章19−35節
先週から、日本でいえば小学生上級生のお友だちとバプテスマ(洗礼)に向けての準備をしています。聖書が語る教えをどのようにしてわかりやすく伝え、理解してもらえるかということをいろいろと考えつつ進めています。素晴しい機会をいただいたと感謝しつつ、備えます。
23章後半には、「わが子」を思う父と母の思いが込められています。誰とつき合ってはならないか、何をしてはならないかと細やかな配慮をしています。性的な誘惑、酔酒の誘惑に負けてはならないと伝えているのです。「友を選べ」とはよく言われますが、確かに誰とつき合うのかで人生の方向が変わるというのは大げさではありません。
特に24節から35節の戒めはユーモアさえ感じられますが、笑う過ごしてしまうことではありません。29節で描かれているのは、大酒飲みが周りからどのように見えるかということで、33-35節にあるのは大酒を飲んだ者が何を見るのかということでしょう。ここにあるのは、今に至るまで変わりません。酒に酔ってのことなのでと大目に見られていたのは昔のこと。そんな言い訳は通じません。
「あなたの心をわたしにゆだねよ。あなたの目が、わたしの道を喜ぶようにせよ」という26節のことばを心に留めました。すぐあとに遊女の深い穴、井戸に落ち込んでいのちを落すことのないようにとありますので、衝動に任せてとんでもない道を選んでしまうことがないようにということなのでしょう。
自分は何を見たいと思っているのか、何によって喜びを手に入れようとしているのだろうかと迫ります。