ローマ人への手紙 14章13−23節
長い間使ってきたマウス(コンピュータの操作で用いる)が壊れたので、同じ名前の新しい世代のマウスを購入。これまでの物は電池を取り換えていましたが、こちらは充電式。ただ、充電中は使用することはできません。そんなにバッテリーは消耗しないので、使わない間に線をつなげばよいことなのですが…。
教会でよく耳にすることばの一つに、「つまずき」「つまずく」があります。パウロが取り上げているのはこの問題です。13節に「兄弟に対して妨げになるもの、つまずきになるものを置くことはしないと決心しなさい」とあります。
この手紙には「信仰による義」という教えが整然と説かれていて、ローマ教会の姿が詳しく述べられているわけではないという印象があります。けれども、この部分からは、どのような課題が教会にあったのかを知ることができます。飲食のことです。ある人は何を食べるか何を飲むかによって人が汚れることはないと考えていましたが、別の人は食べる物や飲む物によって自分が汚れるのではないかと思っていました。
パウロは、人は食べ物や飲み物によって汚れることがないという考えを支持しています。それとともに彼は、もしも食べ物や飲み物で兄弟がつまずくのであれば、肉を食べずぶどう酒を飲まないのは良いことだと書きます。その動機は同じ信仰をもつ主にある兄弟への愛。信仰によっていただいた自由。それを肉の働く機会としないで、愛を動機として用いるようにという促しをおぼえました。