みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

その日は必ず…

2021年11月20日 | ローマ人への手紙

ローマ人への手紙 11章25−36節

 日本への荷物を送るために郵便局に行き、値段を確認しますと、中身よりも高額の郵送料にびっくりしました。速達便ですとさらに3割増とのことでしたので、通常のものにしました。届くといいな!

 「みことばの光」は11章を三回に分けて読んできましたが、その三回目。やがて異邦人の時が満ちるとイスラエルがみな救われるという驚くべき要約で、パウロは「イスラエル問題」をまとめています。イエスの時代から今に至るまで、イスラエルはキリストの福音に対して頑なな態度で居続けていますが、いつの日か、それは来るか来ないかが分からない日ではなく、必ず来るいつの日か、ここでパウロが書いていることばは実現します。どのようにそれが実現するのでしょうか、とても興味のあることです。

 この箇所には、前後関係を抜きにして取り出すことの多い、いくつかのことばがあります。29節の「神の賜物と召命は、取り消されることがないからです」、33節の「ああ、神の知恵と知識の富は、なんと深いことでしょう。神のさばきはなんと知り尽くしがたく、神の道はなんと極めがたいことでしょう」、そして36節の「すべてのものが神から発し、神によって成り、神に至るのです」がそれです。

 改めてここを読むと、よく知られていることばがどのような意味で用いられているのかを改めて考えさせてくれます。これらは、これほどまでも頑なに福音を拒み続けてきた者たちであったとしても、また、誰かが「あの人は無理だ」「救われない」と嘆くようなことがあったとしても、神はそんな人々を時が来たら救われるということを語っています。

 それは、私たちの近くにいる人々の救いについても適用できるのではないでしょうか。


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