みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

誠実に歩む

2018年06月19日 | 詩篇

詩篇 26篇

 日曜日の礼拝からの帰り道は、サッカーワールドカップ予選、ドイツの試合の時間でした。案の定道路はガラガラ。カフェでたくさんの人が観戦応援していましたが、静かでした。帰宅して終わりかけていた試合を観戦しましたが、敗れました。静かなわけがわかりました。きょうは日本の試合。結果はどうなのでしょうか。

 本篇を声を出して読むと、ダビデの強い思いが伝わってきます。大変な局面の中だからこそ自分の決意を主に申し上げているのでしょう。

 心に留めたのは、1節と11節に繰り返されている「私は誠実に歩み」ということば。ダビデの決意は、傲慢とも受け取られるようなことばが続きます。そんなにも大層なことを言ってしまってだいじょうぶなのか、自分のことを振り返ったら、「誠実に歩みます」とか「自らの潔白を示します」、「私は愛します」などとは言えないようにも思ってしまい、私たちのこのような決意を神はハラハラしながら聞いておられるのではないか、などとも勝手に想像してしまうのです。

 けれども、神はご自分の恵みによって、私たちの不完全な決意を受け止めてくださり、祈りに応えてくださるのだというのも、この詩篇から教えられますことです。

 自分には守り抜く自身がないから、主の前に決意は述べないというのではなくて、たとえその決意がぼろぼろになってしまうことが起こったとしても、「あなたの恵みは、私の前にあり」という神の真実、忠実が自分を支えていることに励ましを得ます。ですから、ダビデのようにその都度決意する者でありたいと願います。


2011-2024 © Hiroshi Yabuki