みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

確かな答え

2017年03月30日 | 詩篇

詩篇 115篇

 近所の桜が満開。散り始めの花びらが歩道を桜色に染めていました。

 「春が来た」という文部省唱歌があります。「春が来た、春が来た、どこに来た」という問いかけに、「山に来た、里に来た、野にも来た」と答える歌詞ですね。単純なことばのやりとりの中から、花が咲き、鳥が鳴く、だから春が来たのがわかるでしょ…という雰囲気が伝わって来ます。もうコートを着なくてもいいとか、昼が長くなったなどという目に見える「しるし」があるので、「ほら、春が来たでしょ!」と答えることができるのです。

 作者は、国々の問いかけに「私たちの神は、天におられ、その望むところをことごとく行なわれる」と答えています。「みことばの光」は、「その問いかけに対する毅然とした二つの答えがある」と書いています。確信をもって、神はおられると答えているのです。

 この問いは、今に至るまで特に神を信じる者に向けて投げかけられてきたのではないでしょうか。そして、往々にしてこのような問いかけは、事件や事故などが起こったときになされる場合が多いように思います。また、「見たら信じる」というようなことばにも触れます。

 主イエスのもとに「…あなたを信じるために、しるしとして何をしてくださいますか」と問うた人々のことばを覚えました。⇒ヨハネの福音書6章30節

 もう一つ、復活なさった主イエスが弟子のトマスに「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです」とおっしゃったことばも思いました。⇒ヨハネの福音書20章29節 

 「私たちの神は、天におられ、その望むところをことごとく行われる。だからまず信じなさい」と、確信をもって答える者でありたいです。


2011-2024 © Hiroshi Yabuki