ゼカリヤ書 2章
ある方としばらくぶりに聖書の学びをしました。赤ちゃんが生まれたのでお休みをしていたのです。もちろん、聖書をいっしょに読むのが目的でしたが、赤ちゃんに会う楽しみも…。抱っこすることができました! かわいいですね。
2章からは、神がゼカリヤに、そしてイスラエルの民にお与えになった三つのことばを心に留めました。
1つは、「エルサレムは、…城壁のない町とされよう」ということばに続く、「わたしが、それを取り巻く火の城壁となる」という5節のことばです。ゼカリヤ書は中断していたエルサレム神殿再建工事の再開への励ましというテーマが1つありますが、この後、城壁の再建工事も行われます。そして、現在のエルサレム旧市街もぐるりと城壁で囲まれています。ですから、この約束はこれから成就するのです。城壁というのは敵や不審者から町を守るためのものです。けれどもやがてエルサレムは城壁のない町となるのです。なぜなら、神がその町を完全に守るからだというのです。よく知られたルターの「神はわがやぐら」という讃美歌を覚えますね。
次は、「あなたがたに触れる者は、わたしのひとみに触れる者だ」という8節のことばです。このことばは、バビロンになお残るイスラエルの民に宛てられたものです。彼らはもしかしたら、自分たちは遠くバビロンに残され神の守りはもはやないと消沈していたのかもしれません。そんな彼らに、主は「あなたがたを決して忘れはしない」との慰めに満ちたことばを届けてくださったのです。
そして、「わたしは来て、あなたがたのただ中に住む」という10、11節のことばです。1章にも、「わたしは、あわれみをもってエルサレムに帰る」ということばがありました。イエスをキリストと信じる人は、キリストが私のうちに住んでおられると信じて日々を歩みます。ここでの預言どおりになったのです。
意気消沈している者への、なんと愛に満ちた約束なのでしょうか。