みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主は仰せられた

2013年09月10日 | 士師記
士師記20章17-35節


 自然は一瞬美しい景色を見せてくれる時があります。Img_0196
けさの東の空はハッとするほどでした。朝5時17分ごろです。5分後には消えていました。

 ベニヤミン部族を成敗する戦いが始まりました。しかし、最初の二戦は大敗北。三度目にしてようやく部族連合が勝利したというのがこの箇所です。

 ここでは「主は仰せられた」が三度出てきます。「ユダが最初だ」とのことばに一戦目を交えましたが、敗北。「攻め上れ」とのことばに二戦目を戦いますが、またもや敗北。三度目は「攻め上れ。あす、彼らをあなたがたの手に渡す」とのことばを受けて戦った三戦目で、ようやく部族連合はベニヤミン部族に勝利するのです。

 神の命令を受けて戦うのですが、なぜか勝てません。みこころを行うのだが願いどおりに物事が進まずに、かえって違った局面に進む…などということを思い起こします。

 この間、人々の心が探られるというのにも注目したいと思います。怒りに任せて「戦いだ!」と始めたけれども、自分たちはどうなのかを、敗北の度に探られています。「みことばの光」は彼らは敗北をかな寝て行く中で悔い改めに導かれて行くのだと解いています。

 神の「イエス」は、ときには願いどおりに物事が行くためではないのだということに気づかされます。

   


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