みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

私を確認してくださる方

2011年10月26日 | ヨブ記
ヨブ記31章16-40節


 いつの間にかたくさんのお知らせメールが届くようになったので、配信停止の手続きをしました。その際に必ず問われるのがIDとパスワードです。これがなかなか曲者で、IDがメールアドレスといっしょの場合はよいのですが、自分で設定したものでも、「さて、なんだっけ?」ということになります。いつぞやは自分のIDを聞いてしまいました。
 よく考えたらおかしなもの。なぜなら、IDとは本人証明のことなので、IDを聞くということは「私はだれでしょう?」と尋ねているようなものなのですから…。

 ヨブは強く自分の潔白を訴え続けます。「みことばの光」にあるように、「ヨブは神との関係を取り戻したい一心で」身の潔白を主張しているのです。

 心に留まったのが「だれか私に聞いてくれる者はないものか。見よ。私を確認してくださる方、全能者が私に答えてくださる」とのことば。
 周囲がヨブを悪者だと責め続ける中で、「私は潔白だ」と言い続けるのは簡単ではありません。えん罪で長い間苦しめられてきた人は、「おまえがやったんだろう!」と責め続けられると、そのように責め続けられるのが耐え難いので「はい」と言ってしまったのだそうです。

 ヨブをここまで支えてきたのは、神こそが「私を確認してくださる方」であるとの確信です。ヨブは神につながり続けたのです。
 「大きな間違いがいくつあろうと神に向かっていくなら、間違いは神によって正される」という、「みことばの光」の終わりのことばを自分にあてはめて考えてみたいと思います。

 「ヨブのことばは終わった」のです。


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