ローマ人への手紙1章8ー17節
きょうの箇所を読むと、Hラジオ牧師による「福音を恥としない」というメッセージを思い起こします。何度か聞いたそのメッセージを聞くたびに、心を探られ大いに揺さぶられました。
それとともに思い出すのが私の恥ずかしい体験。
伝道者になろうという志(こころざし)を抱いた頃、日曜日の夕方に街頭で教会の案内をすることになりました。1枚の案内を配るのにもドキドキし、気がついたら人があまり通らない所で案内を配るという矛盾した行動をしていました。伝道師の笑「そんなところじゃ人がいないから、駅前に行ったらいいよ」との一言に促されたことを、忘れられません。
パウロは宣教への熱い思いを、「返さなければならない負債を負っている」と書いています。「彼が神の愛ゆえに恵みを受けた結果である」と、「みことばの光」にはあります。キリスト者である私たちが忘れてはならない思いなのです。
「なんとか誰かに福音を」と願い、神に祈っているならば、不思議にそのような機会を神が与えてくださるというのは、私だけでなくて多くの方が体験していることです。キリスト者の、教会の喜びとは、誰かにイエス・キリストの福音を伝えることであるということを、忘れないようにしたいと思います。
我が家の住宅ローンは、負債ゼロを目指して返済中。しかし、福音を伝えるということに、負債ゼロはありませんね。
2011-2024 © Hiroshi Yabuki