霜後桃源記  

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災害対策

2013-02-27 19:15:18 | 自然
いつも共感できるコラムを書く毎日新聞の山田孝男専門編集委員が25日の朝刊「風知草」で
防災学者の片田敏孝・群馬大教授のコメントを紹介していた。

大自然の脅威は常に想定を裏切るものだ。大津波は防潮堤をやすやす越える。いくらカサ上げ
しても越える。海底からの高さ70メートル、総工費1200億円超でギネスブックに載った岩手県
釜石市の湾口防波堤も、一昨年の大津波で決裂した。
ハザードマップ(浸水想定区域図)の過信が良くない。マップは過去の被災の目安に過ぎない。
区域外だからと逃げずに落命したケースが多い。
まず、人は災害時にどれほど無力かを知ることだ。その時どう行動すべきか、深く学べ。役所に
指図されなければ動かぬ行政依存、過保護を断て。自分の命は自ら守るものだ。
災害を乗り越えた先人は自立していた。津波てんでんこ(肉親にも構わず、てんでんバラバラに
逃げよ)の実践は、家族相互の深い信頼と、幼子に至るまで、生き延びようとする自覚がなけれ
ば成り立たぬ。この教訓は津波に限らず、すべての大災害に当てはまる・・・。


(久し振りに寒さが緩んだ。午後になると日当たりのいい道路は雪が解けて路面が顔を出した。)

「想定外の自然災害は必ず起きる」のは自明の理。
だとすれば想定外の災害が起きても「絶対事故を起こしてはならない原発」を推進することなど
到底できないはず。
そんなイロハが分っていながら原発を推進しようとする政党を支持する訳には行かない。
コメント (2)
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