自家生産の小麦粉

夏に収穫して脱穀した小麦がそのままハウスの中に放置されていた。
自家生産の小麦粉でスイトンを作るのを楽しみにしていたバアチャンが、見かねて製粉できる段階まで調整してくれた。
製粉業者に依頼していた小麦粉が今日届き、早速バアチャンがスイトンを作った。

痩せた土地に作付けしたためか粒の小さい貧弱な実だったし、収穫後長いこと放置し過乾燥気味となっていたので味はあまり期待できないと思っていたが、なかなかの美味に驚いた。
半世紀振りの自家生産の小麦粉で作ったスイトンを家族皆が「美味しい」を連発しながら食べた。

今年の麦蒔きは先日終えたばかりだが、こんなに美味しい物が食べられるなら「もっと大事に育てなければ」と思った次第。
農閑期になったら「手打ちうどん」作りに挑戦してみたいと思っている。


[スイトン同様に子供の頃によく食べたソゾミ(ガマズミ)の実]

自家生産の小麦粉の色は市販されている物よりやや黒味がかっていた。
長いこと干していたので「日に焼けたのかも」とオバサンが冗談を言ったが、子供の頃の小麦粉も真っ白ではなかった気がする。