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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

こだわりの農業

2007-01-20 18:44:30 | 生活
ジイチャン、バアチャンの物事の判断基準は皆の意見や多数意見に従うことを大前提としている。
「競争」よりも「共生」という農業の持つ特性と、隣近所や集落との付き合いを大事にしないと、農業が成り立たなかった背景もあるように思える。

しかし、オバサンとオジサンの判断基準は根本的に異なる。
「こだわりの農業」をしたいと考え就農しているので、何でも周りに合わせるやり方では初心が貫徹できない。
当然のことながら、この考えが集落内の物事の進め方と一致しないことがまま出て来る。
個人の考え方を尊重してくれれば何も問題ないのだが、「皆で決めたことは従わなければならない」式の没個性的な考えが支配的となっているのに驚かされる。

新年度からスタートする集落営農は、組織が主体となって大規模農業を営み経営の効率化を図る場合に、米価下落分を国が支援するという新しい政策。
趣旨は理解できるが、規模拡大による効率化の難しい中山間地には馴染まない政策に見える。
幸いなことに、個人でも認定農業者で4ha以上の耕作面積を有していれば従来どおり支援を受けられるというので、我が家はそれで申請することにしていた。
市やJAでも推奨しているので、このままスンナリ移行できるものと安心していた。

ところが、昨夜の集落内の集まりでは、別のやり方で進める案が有力となった。
その案に賛同する人達だけで進めて貰えれば問題ないのだが、例によって「皆で決めた事なので…」と巻き込まれるのが一番困る。
その際は、孤軍奮闘を覚悟の上で抵抗するつもりでいる。



窓から見える朝焼け。
「集落の夜明けはまだまだ先」などとコメントしたら「態度がデカイ」と言われるかもしれない。
コメント (4)
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