霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

キノコの殖菌

2006-02-20 18:13:33 | 山菜
このところの陽気で外は雪解けモード。50有余年に亘る名コンビのジィチャンとバァチャンはシイタケとナメコの殖菌を始めた。ドリルで空けた原木の穴に菌の入った「種ごま」を打ち込んでいくのだ。
栽培したシイタケを乾燥して販売していた時期もあったが、最近は、自家消費分のみの栽培に留めていた。しかし今年は「道の駅」と「新鮮館おおまち」にも出荷できるようにと少し多めに栽培することとした。シイタケは春と秋、ナメコは晩秋に採取するが、どちらも出始めの頃が一番美味しい。
このキノコの殖菌は、今は山から原木を運んで来て作業をしているが、まだ子供達が小さかった頃は木を伐採した山で行っていたこともあった。当時は電動ドリルを使用していなかった。
鳥の鳴き声だけが聴こえる静かな山あいで、原木に穴を穿つ金槌の「コーン、コーン」という音が山々にこだまし郷愁を帯びた何とも言えない雰囲気を醸し出していた。こんな暮らしを人生とする道もあるのだと感じたことを昨日のことのように記憶している。
 「♪よさく~~、よぉ~さぁ~くぅ~~」  
この名曲はきっとこんな雰囲気の中で生まれたに違いない。


コメント
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