魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

大関越え(4)

2013年04月27日 | 探訪・紀行

京都-大津の往来は、昔は徒歩だった。今でも、歩いて越えることはさほど困難ではない。12km3時間ぐらいで、全線歩道がある。
ところが、自転車には意外な難関だ。

先ず、自転車は車道を走るのか歩道を走るのか。
もし、自転車は絶対に車道というのなら、何も迷うことはない。
しかし、前回の写真を見てもらえば分かるように、ロードレースのトレーニングをしている人でもない限り、普通の人が走れるような道ではない。第一、車の迷惑だ。

そこで、基本的に歩道を走るつもりで行くと、大合流点、四宮ジャンクションで道を失う。
自動車道を走らないで、横切る道が、さっぱり分からない。現場に行くと、何の道標も無いのだ。

実際、現地を見に行った時にも、何台もの自転車が途方に暮れたり、意を決して自動車道に飛び込んで行った。
軽量の自転車なら、歩道橋を担いで渡ることもできるだろうが。

たまたま写真が撮れたケース

Photo_12
長い間見渡し、意を決して飛び込んで行った


Photo_2
向こう側から自転車を抱えて渡って来た女の子
ちょうど渡って来たので、思わず、「いつも渡っているの?」と聞いたら、20歳前後の女の子が興奮で顔を真っ赤にして
「いえ、渡ってません! 道を間違えて・・・」
と、恥ずかしそうにしてガソリンスタンドに尋ねに行った。
おそらく新三条通りからそのまま上がって、車線のど真ん中にいることに驚き、慌てて渡って出て来たのだろう、独りで冒険ツーリングを試みているらしい。怖い物知らずというか、可愛らしいというか、勇気には感心した。

自転車用のトンネルは、ここだよって知らせて
自動車道をツーリングしている人達は、ほとんど通い慣れている感じで、道に迷いは無いようだが、歩道中心で走る人が初めてここに来れば、必ず迷うだろう。
トンネルの存在を、大きな標識で案内してもらいたいものだ。それも何カ所にも揚げてもらいたい。

こういうことは、役所まかせだとラチがあかない。金もあって手続きに慣れている、OOクラブのような所にやってもらうと良さそうだ。
是非、お願いします。

このトンネルが分かった後で気づいたのだが、旧東海道に出るには、もっと別の方法もあった。
国道1号線と旧東海道が交わる「藤尾交番」の歩道橋は自転車を押して上がるためのスロープが付いている。ここで北側に渡り、京阪の踏切を渡って、「摂取院」門前から京阪沿いに「追分駅」の前を通っていけば、やはり、ENEOSの前を通って三条通りに出る。(もちろん逆も)

この方法にしても、よほど通い慣れているか、下調べをして行かなければ分からない。やっぱり、標識は必要だ。
お願いしますだ。
滋賀県警さん、滋賀自転車協会さん、OOクラブさん

付録