魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

もめごと

2013年04月10日 | 兄弟関係

北朝鮮に世界中が困っている。本来ならまったく気に掛ける必要の無い、だだっ子のおねだりなのだが、オヤジの金正日のようにそれなりの策略を持った寸止め詐欺と違い、金正恩は形だけの物まねだから、寸止めの技を持っていない。叔母夫妻も金正日のお陰の人物だ。

見よう見まねでは、想定外の事態に策がないから、自分で収集できない。状況によっては、何を始めるか解らない。
日本の原子力管理と同じで、机上論だけで事に当たる者は、マニュアル以外の状況に、全く注意も及ばないから、対応できないのだ。

朝鮮という国は、歴史的に末っ子であり、見よう見まねは素晴らしく早いが、結局は生かせない。
末っ子が状況変化に敏感で、しかも無鉄砲なのは、失敗や禁止は、親や兄姉が止めてくれ、始末してくれる習慣が身についているからだ。
末っ子の国柄の朝鮮を、三男の金正恩が引き継いだ。

韓国は韓国で、過去に自分達が蒔いた種には一切反省無く、周辺国のアメリカが悪い、中国が悪い、日本が悪いと叫びまくっている。その上、なんで、韓国はこんな目に遭うんだと恨み言ばかり言っている。
あまりにも敏感にあれこれ騒ぎ立てるものだから、中間児のロシアに、「韓国は騒ぎ過ぎだ」と言われる始末だ。

実際、韓国としては精一杯平静を保っているつもりだが、一々反応するので、反って北朝鮮と共鳴して世界を刺激し、その余波を受けて、また騒いでいる。

末っ子は、切羽詰まると、ジッとしていられない。困ると、誰かに相談するか文句を言うが、自覚はない。自分で方針を決める習慣がないから、とにかく騒ぎ、人の反応を見て動こうとするのだが、今は、それが全てアダになっている。

ここに来て、兄弟関係の観点からもう一つ面白いのは、アメリはやっぱり弟妹型で、中国は長子型だと言うことだ。
とっさの状況対応ができない長子と、どこかで長子の意向を気にしている弟妹とで、双方動きが取れなくなっている。
虎視眈々、漁夫の利を窺っているのはロシアだ。

一人っ子の日本は、極力、兄弟喧嘩に巻き込まれないことだが、それぞれに、貸したり借れたりしているから、なかなか知らん顔ができない。