転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



(この記録は後ほどポゴレリチblogのほうに移動させます)

3日に、ポルトガルのリスボンGulbenkian Auditoriumにて
ポゴレリチのリサイタルが行われ、
アメリカ人の友人が聞きに行ってレポートしてくれました。

この公演は何週間も前にソールド・アウトになっていて、
現地での関心の高さを物語っていたのですが、
当日は期待に違わぬ素晴らしい公演内容だったとのことです
(友人もファンなので多少、ひいき目はあるかもしれませんが
ファンとして大変満足していましたので、
ポゴレリチのコンディション等、良い公演だったと思われます)。

プログラムは、ベートーヴェンの作品111、作品78、
ブラームスの間奏曲、ラフマニノフのソナタ作品36、
そしてアンコールはバラキレフのイスラメイ。
ラフマニノフのときに特に、彼独特の引き延ばすようなテンポで、
演奏時間も大変長かったようなのですが、
その瞑想的なアプローチが聴衆には非常に好意的に受け入れられ、
かたやベートーヴェンの作品111は、
どちらかというと伝統的手法にのっとった演奏で、
以前より10分近く演奏時間が短くなっていたとのことでした。

ポゴレリチは演奏会の前半と後半とでは、
違う楽器を使用したそうです。
後半のほうが明るい(brilliantな)響きのピアノだったようです。
聴衆はエレガントで静か、
最後はスタンディング・オベーションで演奏者を讃え、
申し分のない雰囲気のリサイタルであった、ということでした。

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湖西線から、びわ湖を見ていると、広いのがよくわかった。
特急がどんどん走るのに、湖は途切れることなく続いて
彼方には水平線が見え続けるのだ。
金沢に行ったのが三十年ぶりで
湖西線に乗ったのも三十年ぶり、
びわ湖を見たのも三十年ぶりだった。

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ラ・フォル・ジュルネ金沢、最終日。
12時30分より、きょうのエル=バシャはベートーベンの7番8番。
(写真は開演前の調律)

詳細は後ほど。

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午前中、金沢市内の某寺院にて、母方の実家のお墓参り。
私自身は三十年ぶりにこのお寺に来たというのに
ご住職様に大変温かく迎えて頂き、
祖父母が元気だった頃の思い出など
いろいろ聞かせて頂くことができた。
孫夫婦と曾孫の突然の来訪に、
祖父母は墓の下でさぞかし驚いていたことと思う。
三人で墓掃除をし、花を供え、お線香をあげて、お参りした。
ご住職様がわざわざお経をあげて下さった。

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「熱狂の日」の演奏会で、ベートーベンのソナタ2曲、
月光とワルトシュタイン。
超一流の演奏家は何を弾いても超一流、
と改めて実感したリサイタルだった。

300席程度の小さいホールだったので
昨年と違い、エル=バシャの熱さを感じることができたし
多分エル=バシャにも、聴衆の興奮が
ダイレクトに伝わっていただろうと思われた。

サイン会があり、イチかバチかとフランス語で感想を言ったら
それまで下を向いて淡々とサインしていたエル=バシャが
途端に顔をあげてにっこりしてくれた。
「良かったと感想を言うとるらしい」
という程度には、かろうじて通じたようだった(苦笑)。

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特急サンダーバードで金沢に向かっている。
娘は車内でDVDを見ている。

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昨日は大阪に来る前に神戸で途中下車した。
神戸転勤のとき住んでいた官舎を見るためだった。
今更、見たって別に何もないし、
当時の住人は皆それぞれ転勤して今は全部入れ替わっているのだが
せっかく近くまで来たのだし
懐かしいから行ってみようと主人が言い、私も賛成した。
娘は神戸の官舎はほとんど覚えていないと言った。
二歳から五歳までの期間だから、
微かな記憶しかないのは無理もなかった。

最寄り駅で降りてみると、街並みは変わっていないように見えたが、
よく利用したパン屋さんが閉店していて
何度か行った筈のケーキ屋さんはヘアサロンになり
たびたびお世話になった内科医院は代替わりしていた。
私たちが神戸を出てから、既に8年か9年経っているので、
そうした変化があるのも当然のことと思われた。
ただ、主人がかつて「下手で許せん」と怒った理容室は
今も変わりなく営業していて
「信じられん」と主人は呆れていた。

官舎は、あった。
震災を生き延びた、雨漏りのする、ピサの斜塔状態のヤツだ。
まったく、あんなボロなものがどうして震災でも無事だったのか、
・・・あそこで多少とも壊れていれば、改築くらいして貰えたのに
『単に壁にヒビが入り雨漏りがひどくなっただけだった』
と、我々が震災の二年後に入居したとき先住民から聞いた。
その後も、全く手入れされた様子は無かった。
昭和の建物は変なところで堅牢で困ると思った。

この、門扉が廃屋のそれのようになっている官舎を見た途端に、
「あ~、思い出した!」
と娘が言った。
建物の前が小さな林のようになっていて
そこで同じ官舎の子供たちと何時間も遊んでいたことを
覚えているということだった。
「でも、こんなに狭いとこだったんだね~」
小さな子供だった娘には、深い森のように見えていたのだろう。

神戸の思い出は私にとっては
主人が忙しすぎて脂肪肝になったこと、
娘が幼稚園に入ったこと、ヤマハやスイミングに通っていたこと、
こべっこランドに行くたびに、ロタウィルスやコクサッキーウィルスを貰い、
それが私にまで感染して、つまりは母娘ふたりして風邪を繰り返したこと、
娘と王子動物園や籠池児童館や布引ハーブ園に行ったこと、
それに、阪急電車を駆使して宝塚に通いまくったこと(爆)、
…そんなところだろうか。
あとは、南北方向の急な坂道に閉口したことが、
何かにつけて思い出されるのだけれど…。

と、唐突に主人が、
「掃除しとらんやないか」
と指摘した。
「溝に、落ち葉がいっぱい溜まっとる!」
今はどうか知らないが、私たちがいた頃は、確か、
毎月第二土曜日が全戸一斉清掃の日に当たっていて、
よほどの雨天でない限り、住人総出で外掃除をしたものだった。
男性方は毎回、溝のフタを全部外して、中を綺麗にしていたから、
主人はそのことを思い出したのだろう。

それにしても、別に掃除の鬼でもなかったハズの主人が
じーちゃんみたいな目の付けどころで
さすが父子、と私ひとり感心してしまった。

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大阪  


明日は金沢に行くのだが、今夜は都合で大阪泊。
主人が福井に行っていて、明日の昼に北陸で合流する予定だ。
娘は可哀相にホテルに来てまで宿題をやっている。
連休中の課題ということで、毎日やらないと、
たまって大変なことになるのだそうだ。

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・某大学の某准教授のブログの内容があんまりだというので
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000002-jct-soci
問題のブログは炎上→閲覧不能(閉鎖?)になり、
当該の准教授を援護した別の複数のブログにも批判や非難のコメントが殺到、
閉鎖を余儀なくされたところもあれば、
ぴたっと更新が止まってしまったところや、
管理人氏が超長文レスを、未だに連日書き続けているところもあり、
ここ何日か、私なりに、それらの成り行きに注目している。
一連の出来事を知った主人が呆れて言うには、
「みんな、なんでそんなにブログなんか書きたがるかね。
ワシには全然わからん」。
アナタの目の前にいる人間が、かれこれ5年近くも書いている、
と知ったら、どういうリアクションになるんでしょうかね。

・連休に金沢に行くにあたり、学校で学割を発行して貰うようにと
娘には先月末から再三、言って聞かせ、
必要な書類も私が書いて捺印もして持たせてやったのだが、
「忘れとった」
「行くのが遅くて、事務室が閉まっとった」
「担任の先生のハンコをまだ貰っとらん」
等々と言い続けているので、とうとう昨夜、私は娘に言った。
「明日がラストチャンスだ。これで忘れたら、キミは列車に乗れない。
おとーちゃんおかーちゃんは新幹線に乗るから、
キミは後ろから勝手に走って金沢に来なさい」。
で、さきほど、娘が帰ってきた。帰ってくるなり、ニヤっと笑い、
「ちょっと、もう一回、今から学校に行って来る」。
申し込み書は朝出したが、出来上がった学割を引き取って来るのを
私の顔を見るまで忘れていたそうだ(--#)。

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フー・ツォンの新しいCDがこの4月に出た。
ショパンのマズルカ集だが、以前出ていた全曲ではなく、
2005年の新録音で、18曲を選んで演奏されたものだ。
使用楽器が1849年製のフォルテピアノ『エラール』だというのも
新しい試みであるようだ。

マズルカ集 フー・ツォン(フォルテピアノ)(HMV)

届いたのは今日で、昼前に一度通して聴いただけなのだが、
実に面白い響きのCDだと思った。
が、この演奏を実際に生で聴くとどうなるのかは、
不慣れな私にはうまく想像できない部分も多々あった。
あとでもう一度、丁寧に聴いてみたいと思っている。

・・・と、それは良いのだが、実は私は、
うっかりとこのCDを二枚、買ってしまった。
きょう、HMVからの荷物を、宅配業者さんが二個持って来られたので
不審に思いながら開けてみたら、両方フー・ツォンだったという(爆)。

HMVのサイトで買い物履歴を辿ってみたら、
私は、このCDの発売予告が出たときにすぐ注文したのに、
発売が遅れている間にそのことを忘れ、
先日、ほかのCDを買おうとしてHMVのサイトにアクセスしたときに、
「そうそう、フー・ツォンも買わなくては」
と思って、また注文してしまったのだった。
ファンを自称していながらこのテイタラク、
頭、どんだけザルなんでしょうか。

まあ、あまりにも微々たるものだが、
こんなことでもフー・ツォン氏への支援の一滴になれば
・・・と思って、大切にしよう(苦笑)。


ときに、先日ご案内しましたが、ラジオ日本のClassic 1stに
フリーライターの森岡葉様がご出演になった回が、
ネットにもUPされましたので、皆様是非、お聞きになってみて下さい。

Classic 1st #30 森岡葉さん これまでの放送

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