転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘は、きょうから夏休み。
小学生といえばこれが定番、朝のラジオ体操が始まった。

さて、近所の公園で、彼らの体操を眺めていて、
私は、今時の子供の、ラジオ体操のヘタさ加減にびっくりした。
彼らのラジオ体操は、言ってはなんだが、不格好きわまる。
自慢じゃないが、うちの娘なんかいちばんヘタだった。
「あんまりヘタで目についたんですよ」(by宗方仁)

じゃあオマエは出来るのか、と問われるだろうから、言っておく。
私は、彼らよりは、ずっと正確なラジオ体操が、できる。
ラジオ体操が出来るなんてこと、なんら自慢にならないどころか、
かなりダサめな空気が漂うのが残念だが。

私がこうなったのには理由がある。
四半世紀前になるが、私の通っていた中学では、
体育の正規の授業で、ラジオ体操のテストなるものがあったのだ。
それは、レッキとした一学期中間考査に匹敵する扱いで、
体育の時間に、全員、体育教師の前でひとりずつテストされるというものだった。
しかもラジオ体操第一・第二、通して、というシツコさだった。
いろいろな意味で、実に、つらかった。お察し下さい。
三つ子の魂百まで。私の同期生は、多分、みんな今でも出来ると思う。

皆様、これが正しいラジオ体操です↓
http://www.kampo.japanpost.jp/kenkou/radio/taisou.html

ラジオ体操は、第一のほうが軽めの運動になっていて、
第二のほうがちょっとしんどい内容になっている。
しんどくない、という人は、多くの場合、正しく動けていないのだ。
すべてのチェックポイントを規範通りに守ってやれば、
ラジオ体操第二など、運動選手でも無い限り、必ず息があがる筈だ。

ということで、私は親のツトメとして、
娘のラジオ体操を特訓せねば、と今朝は心に誓った。
私が娘に残してやれるもの。それは正確なラジオ体操。
ああ、私がピアノを弾いて、娘がラジオ体操。母娘の夏休みの一こま。
……かなりヤだけど。絵日記に書くなよ。

ちなみに、ラジオ体操の楽譜は市販されている。

http://www.print-gakufu.com/products/detail_ds.php?format=search&did=21713
http://www.print-gakufu.com/products/detail_ds.php?format=search&did=24394

ラジオ体操第一の作曲者が、英国バロック音楽の大家ヘンリー・パーセルだ、
と言った人がいたが、それは勿論嘘だ。

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娘の保護者懇談会があり、午後から学校に行った。
学期末の保護者懇談と言ったら、言わずと知れた「通知票」授与!だ。

娘の名前の書かれた通知票を広げて手渡され、
「お母様からご覧になって、いかがですか」
と尋ねられたとき、私の率直な感想は、
『うわ~~、きれ~~!!』
というものだった。

なぜって。
娘の成績は、科目を問わず、
見事に真ん中の欄にずらりと○が並んで、一直線になっていたからだった。
その図柄はまるで、ひとクラスの児童が、
校庭で一列に、等間隔で整列した様子そっくりだった。
おまけに欠席も全くしていないから、出欠欄も見事な「・」で統一されていた。

今時の四年生の成績表は、
「よくできる」「できる」「がんばろう」
の三段階評価になっている。
なんだか美しい言葉で言いつくろってくれているが、要はこれは、
「良い」「普通」「悪い」ってことだな(^_^;?違います?
で、娘の成績は、びしぃっっっと、一糸乱れぬ、
「できる(=ふつー)」に○がつけられていたのだった。

先生は、学校での様子について、
「ひととおりの理解はしているし、言われたことは全部やれていますが、
自分からもう一歩踏み込んで何かする、という積極性に欠けているのが残念です」
と、実に見事な、配慮の行き届いた表現で仰った。

はい、先生。母は、よく知っています。
きゃつは、いつもだらだらしていて、たいしたことは何ひとつできません。
ただ機嫌だけが良いのです。これは取り柄だと思います。
この通知票にある通り、毎日楽しく休まず学校に行けたことは、
彼女のために、とても幸せなことだったと喜んでいます!

それにしても圧巻の、まったいらな成績だ。
『なにひとつ傑出したものがないというのでは意味がない』
というポゴレリチの名言が脳裏を過ぎりましたね(爆)。

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主人と舅が話し合い、今月末に、我々夫婦と娘とで、
中区の官舎に引越すことに、なった。
舅と姑は、これまで通り、佐伯区の家に残る。
今後は、私が通いで、昼間だけふたりの手助けをしに来ることになる。

主人はもうずっと以前から、通勤に疲れ果てていたところに、
先般のバス事故があり、ついに決心した、と言っていて、
舅もまた、一昨年の手術直後よりは体力的に安定したし、
介護保険の使い方も体得できたので、
姑とふたりで静かに暮らすのがいいと思うようになった、
ということで、なんとなく双方の利害が一致?してしまった。

……(^_^;。
いい。わかった。深くは、追求するまい。
父子がそれでいいなら、私は、異存はない。
至らぬヨメで申し訳なかったと思うのみだ。
宝塚宙組の秋の全国ツアーを前に、別世帯を構えるなんて、
これは断じて、私の策略ではないからね!?

一方、娘のほうは、現状になんの問題もないから転校はイヤだと言っていて、
お友達関係もお稽古ごとも全部、佐伯区の自宅中心になっているので、
当面、中区の官舎から今までの小学校に通う、ということになった。
車で片道20分強くらいだろうか。
私もその送迎の時間と合わせて、この家に顔を出せば良いだろうと考えている。
娘はバス通学と、私が運転する自家用車との半々くらいになると思われる。
小学四年生にして、お送り・お迎え車か。一体どこのお嬢様かね(^_^;。

ということで、今月末には、ムカデさんの待つ官舎に、
我々はいよいよ、本格的に乗り込んで行かねばならない。

我が人生、12回目の引っ越しだ~。

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私の、ものごとの価値判断の基準は、往々にして「笑えるかどうか」なのだが、
娘のテストの答案を見ていたら、さすがにこれではいけない、と思った。

[理科]夏の星座と冬の星座の様子が違うのは、何が違うからでしょうか。
娘の答え:様子がちがうから

[国語]次の新出漢字(「味」「脈」)を使ってそれぞれ例文をつくりなさい。
娘の答え:「街灯が気味悪い」「もう脈がない」


娘は更に、今夜のこと、
「さぁ、算数の宿題し~ようっと」と教科書を取り出し、
かどの勉強するんだ~♪」と言った。

かど?

娘の広げたページを見たら、「次の角度を求めなさい」と書いてあった。
おい、そりゃ「かど」じゃなくて、「角(かく)」だろうがっ!

あんた、学校で一体、何を聞いて来たんだ!???

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夜店  


子供会行事で「夜店」をさきほど(夜八時半)までやっていた。
私の担当は「ボール入れ」というゲームで、
1回チケット1枚(50円分)でひとり三球、
ボードにいくつか空いている穴に向かって球を投げ、
入った数に応じて賞品が出る、というものだった。

夕方四時半から準備を始めて、ずっと立ち通しで、
いざ開店したら、これが怒濤の大忙し。
チケットを受け取り、順番に並ばせ、ボールをひとりみっつずつ渡し、
逸れたボールを拾いに走り、得点に応じて間違いなく賞品を渡し、
しまいに夜店総指揮係(?)のツルの一声により現金売りも可となり、
チケットお金が交錯し、おつりが要るヒトも出現し、
………声枯れました。死にました。

号令かけて、びしばし整列させていたら、知らない子供から
あの、先生・・・
と呼ばれてしまった。

そんなに態度、でかかったか。ごめんな~~~。

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主人が、昨日から本気で官舎への引越を検討している。

と、とーとつ過ぎる(ボー然)。
ムカデと同居することになるのか。
ほんとか。

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昨日、主人は結局、夜中には、ならなかった。
取り調べのほか、自分の仕事も入ったから思ったより遅くなっただけだ、
と言っていたが、本当だろうか。

ちなみに、カツ丼は出なかったそうだ。
というか、取り調べでカツ丼が出るということは、現実には、ないらしい。
拘留中なら、食事時間は房に帰ることになっているし、
任意だったら、調べを中断して、外食等の時間を取るのが普通だ。
『気分を出したい』などの理由で(?)本人が強く希望するなら、
取調室にいてカツ丼等の店屋物を取ることも出来なくはないが、
その場合だって支払いは自分持ちであって、
ケーサツのオゴリになったりはしない、とのことだ。

ということで、昨夜は、期待したほどの展開もなく終わったのだが、
今朝起きたら、また別に、一波乱あった。
朝食の支度をしていたら、主人と舅が喧嘩を始めたのだ。
今朝「資源ゴミ」に出すと言って主人がまとめた古着の中に、
舅の服が混じっていた、というのが発端だった。

舅「お前、よう見てみぃ!わしの新品のシャツがまじっとるじゃないか!!」
夫「え。そうかぁ」
舅「勝手なことするな、わしはまだ生きとるんじゃぞ!」
夫「俺のと間違えてさ~、もう太って着れんし、処分しようかと思うただけなんだが」
舅「ええ加減にせえ、お前らにはつきあいきれんよ!!官舎へ行け!!」

また例によって『出て行け』『出て行く』の話になった(^_^;。
前に爆発したのが3月だったから、そろそろ次が来るかな、とは思っていたが……。

私「朝から、気まずいじゃんか~~~(^_^;」
夫「ごめん~~~(^^ゞ」

と主人は出勤してしまった。おいっっっっ

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先日のバス事故の件で、きょう、主人は警察で調書を取られることになった。
常日頃、仕事で警察にはいろいろとお世話になっているのだが、
まさか自分が調べられる日が来ようとは、思ってもいなかっただろう(^^ゞ。

という話は、今朝、出勤前に聞いていたのだが、
さきほど、私の携帯にメールが来た。

『きょうは、どうも、遅くなりそうです。食事は先に済ませて下さい』

ど、どーしたんだ。
叩けばいくらでもホコリの出る体だったのか。
こんな夜になってしまって、本人の夕食はどうするのだ。
警察だから、カツ丼が出るのだろうか。

主人は豚肉が嫌いなのだが。

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二十代の一時期、ロマンス小説をやたらと読んだことがあった。
最初は、ハーレクイン・ロマンスだった。
東京~広島を新幹線で移動する機会が多かったので、
車中の時間つぶしにちょうど良いと、遊び友達のOが言いだして、
やってみたら、なるほど全然疲れず、ぴったり二冊読めた。

どれを読んでも話は一緒(ヒロイン登場→ヒーローとの心に残る出会いを体験→
接近→ライバル登場→あわや破綻→一気に語り合って誤解がとけてゴールイン)、
ということは3冊目くらいで看破したのだが、
セッティングに凝っているところがこのシリーズの味わいなのだな、とやがてわかった。
ちなみに、私的大ヒットのヒロイン設定は「五カ国語を話す猛獣使い」だったものだ。

で、あるとき、そろそろ洋モノ金髪は飽きた・やっぱ国内版でしょ、
と思いついて、河岸を変えることにした。
それで、乗車前に駅の書店で適当に買ったのが、
サンリオ・ニューロマンスの一冊、桐野夏生真昼のレイン』だった。

発車して、軽い気持ちで読み始めたら、ビックリ仰天した。
なんと、私がタカをくくっていた、いつもの展開に、なってない!!
喋ってわかってエブリシングズ・オールライト、で済むような簡単な人間関係じゃ、ない!!
しかも、ヒロイン、二股かけてます!!

私は思わぬ鉱脈を探り当てた気分で、このときからしばらく、
サンリオ・ニューロマンスを買いあさった。
桐野作品はもうひとつ『熱い水のような砂』というのがあったがすぐ読んでしまい、
その次に別の意味でハマったのが、此君那由子だった。
中でもピアニストと指揮者の愛を描いた『一夜のコンチェルト』は、
もう、私的には笑い無しには読めないツボ刺激されまくりの娯楽作で、
私は友人Oと組んで自分らも作家デビューしたい、と考えたほどだった。
ネタは勿論、天才イーヴォ少年の、人妻・略奪愛!!

残念ながらこのシリーズはしばらくして休刊になってしまった。
そして、私のロマンス小説熱も、いつしか冷めた。

ちなみに93年、桐野夏生は、第39回江戸川乱歩賞を受賞し
ミステリー作家として世に出た。
今となっては、彼女のロマンス小説時代を知っているのは私の密かな自慢だ(^^ゞ。

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百足  


ついに、出た、官舎にムカデが!!

昨日、主人が当番で官舎に泊まったのだが、
電気を消してうとうとしていたら、右腕がもそもそとこそばゆくなり、
んっ、眠いのに、なんだよ~、
と我慢していたが、いっこうにそれがやまないので、
虫かぁ?と起きあがって明るくしてみたら、

うわあっっっっっ!!!

という騒ぎだったそうだ。

思い返せば、去年の4月、旧棟に入居した日に、お向かいのS藤さんが、
「言っときますけどね、ここ、ムカデいますよ」
と笑っていて、やれやれ一発目からコレかよと思ったものだったが、
我々は運良く、旧棟でもそういうものには出会わなかったし、
その後、新棟にうつってからは、内装の新しさに幻惑され、
なんとなく、ムシさんたちは一掃できたような気分になっていた。
が、それは錯覚に過ぎなかったことが、はっきりしたのだ。

「ムカデって、人間のいるところに平気で出てくるものなのかっ!?」
と都会育ちの主人は血相を変えていたが、
私の記憶では、その通り、よく平気で出現した。
彼らは、原則として天井付近を這っているのだとは思うが、
何十何番目かの足がスベることもあるのだろう、
私が子供の頃から、彼らはしばしば、ぽろりと目の前に落ちてきたものだ。

昔、私の父が風邪で熱があったとき、
トイレに行こうと布団から起きあがって、ふすまをあけて、
なにしろだるいので「ふぅ」と一息ついたら、
ぽと、と鴨居のあたりからムカデが降ってきて、父の足下に落ちた、
という出来事があった。
元気なときなら、ふすまをあけてすぐ一歩踏み出していただろうから、
ムカデは父の浴衣の襟足部分にスポ、とハマっていたかも。

という話を夕食のときにしていたら、

舅「昔は、おったおった。わしらが子供の頃は、よう見たで」
私「そうですか~」
舅「わしら、しっぽ持って振り回しよったもんじゃ」
私「えっっ、ムカデは噛むから、それは危なくなかったですか!?」
舅「大丈夫大丈夫。大きいヤツには、毒は無い」
私「サイズがそんなにいろいろありましたっけ」
舅「大きいぶんは、何十センチもあるで。小さいのが毒があって危険じゃ」

畏れながら、お舅様。
もしかして、蛇の話をなさっているのでは。

1メートル以上あるアオダイショウのしっぽを持って振り回す、
というのも、別の意味で怖いですが(^_^;。

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