今、締め切りの迫った仕事が、ふたつ、ある。
ひとつは、前もやらせて貰った、原稿書き。
某会社から、有り難いことに稿料の出るちゃんとした仕事として、
書くように言われているものがあって、
その締め切りがアナタ、事実上、今週いっぱい。
埋め草みたいに字数があっていればいい、というものではないから、
きっとまた駄目出しが何度もあるだろう。
と考えると、早めに送らなければ大変なことになってしまう。
で、今回書こうとしているもののテーマが、ラスベガスのショー。
おやおや、なんとお誂え向きな。クるものが、あるじゃありませんか。
ということで、「資料映像」の宙組公演『カステル・ミラージュ』と、
「参考文献」のプログラム『カステル・ミラージュ』を出してきたのが運のつき、
わかっていながら延々と観てしまい、……オイ、もう夕方だぞ。
もうひとつ、ケツに火がついた状態なのが、あの、同窓会会計のまとめ。
今度の日曜日に、幹事による反省会が行われることになっており、
そこに次回幹事さんたちも招んであるので、
完成した会計資料を持参し、手渡して引き継ぎをする予定になっている。
出納簿が出来て無いからということで、反省会には手ぶらで行って、
ご飯だけ食べて帰る、なんてのは、やっぱり皆に怒られるだろうな。
テキトーに書いてぱっぱと渡して終わりにしたいところなのだが、
ここの同窓会は何しろ、段ボール一箱、なにやら貯め込んでいる体質だから、
私の書いたものも、未来永劫、署名入りで残ることになるだろう。
史上最低の会計として、私の名は記録されることになるかもしれない。
ここまで考えて、「最低の」「会計」「金銭出納簿」等の単語から、
また何かクるものがあり、何を連想してるんだとしばし考えた挙げ句、
それは昔、月組公演で観た『グランド・ホテル』だったと気づいた。
主人公オットー(涼風真世)は、
余命幾ばくもない、みすぼらしい、元・会社勤めの簿記係だった男で、
人生最後の贅沢をしようと、グランドホテルにやって来たという物語だ。
あの最後の、
『オットー・クリンゲライン閣下にお車を!』
というのは、泣けたなぁ。
あの作品は、ビデオが出ていないから、今では幻の公演だ。
観られただけで幸運だった。
あ、でもプログラムは持っていたよな。どこに入れたっけ。
いや、だから、もう夕方なんだってば。
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