転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 

百足  


ついに、出た、官舎にムカデが!!

昨日、主人が当番で官舎に泊まったのだが、
電気を消してうとうとしていたら、右腕がもそもそとこそばゆくなり、
んっ、眠いのに、なんだよ~、
と我慢していたが、いっこうにそれがやまないので、
虫かぁ?と起きあがって明るくしてみたら、

うわあっっっっっ!!!

という騒ぎだったそうだ。

思い返せば、去年の4月、旧棟に入居した日に、お向かいのS藤さんが、
「言っときますけどね、ここ、ムカデいますよ」
と笑っていて、やれやれ一発目からコレかよと思ったものだったが、
我々は運良く、旧棟でもそういうものには出会わなかったし、
その後、新棟にうつってからは、内装の新しさに幻惑され、
なんとなく、ムシさんたちは一掃できたような気分になっていた。
が、それは錯覚に過ぎなかったことが、はっきりしたのだ。

「ムカデって、人間のいるところに平気で出てくるものなのかっ!?」
と都会育ちの主人は血相を変えていたが、
私の記憶では、その通り、よく平気で出現した。
彼らは、原則として天井付近を這っているのだとは思うが、
何十何番目かの足がスベることもあるのだろう、
私が子供の頃から、彼らはしばしば、ぽろりと目の前に落ちてきたものだ。

昔、私の父が風邪で熱があったとき、
トイレに行こうと布団から起きあがって、ふすまをあけて、
なにしろだるいので「ふぅ」と一息ついたら、
ぽと、と鴨居のあたりからムカデが降ってきて、父の足下に落ちた、
という出来事があった。
元気なときなら、ふすまをあけてすぐ一歩踏み出していただろうから、
ムカデは父の浴衣の襟足部分にスポ、とハマっていたかも。

という話を夕食のときにしていたら、

舅「昔は、おったおった。わしらが子供の頃は、よう見たで」
私「そうですか~」
舅「わしら、しっぽ持って振り回しよったもんじゃ」
私「えっっ、ムカデは噛むから、それは危なくなかったですか!?」
舅「大丈夫大丈夫。大きいヤツには、毒は無い」
私「サイズがそんなにいろいろありましたっけ」
舅「大きいぶんは、何十センチもあるで。小さいのが毒があって危険じゃ」

畏れながら、お舅様。
もしかして、蛇の話をなさっているのでは。

1メートル以上あるアオダイショウのしっぽを持って振り回す、
というのも、別の意味で怖いですが(^_^;。

Trackback ( 0 )



« 教科書に載っ... ロマンス小説... »