保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

ユーザー車検取得…(その1)定期点検整備

2014年03月20日 | クルマに関するアレコレ

登録車での経験は1、2度ありますが軽自動車では初めて
女房の日常の足、軽バンの継続検査(車検)をユーザー車検にて取得しました。

 

9時から始まるAタイムの予約でしたので8時半には列に並び
それでも前から7、8台目でしたが、新しい車検証が発行されたのは9時15分頃
待ち時間を含めても僅か45分ほどで全てが終了してしまいました。

H12年、軽の4ナンバーにかかった費用は
継続検査申請書用紙代50円・自賠責(24カ月)26370円
重量税印紙代7600円・検査法定手数料1400円 〆て合計35420円。

年式や車両重量によって重量税に若干の違いはあるにしろ
基本、軽の継続車検はこんなもんで済むのです。

では、このクルマをディーラーや整備工場(以下、業者)に
普通に車検取得を依頼するとなぜ6万円以上の請求が上がるのでしょう?

理由の1つ目は、「整備付き」車検だからです。

つまり、以前から行なわれている“前整備”として定期点検(24カ月点検)と
必要な整備(予防整備も含め)をしてから車検を受けるやり方ですので
基本料金だけでも最低2万円程度になり
部品代や基本料金に含まれない整備代は別途加算されます。

この定期点検は道路運送車両法で乗用車の場合は12カ月・24カ月があり
安全かつ経済的に車を使用するために使用者が行うように定められています。

しかし、行わないからといって何も罰則はありませんし
業者へ依頼しなくても自分の車なら自身で点検を行っても良いのです。

一方、車検とはそのクルマが定められた基準に“その時”に適合しているかどうかを
外観的な検査とテスター上の検査で国がしますので
普通に動いているクルマなら極端な話なにもしなくてもほとんど合格してしまいます。

結局、業者が車検の受注に必死な理由は、同時に車検前に実施する
定期点検整備の売上が欲しいからということになります。

そしてその際、必ず安心・安全を謳い文句にします。

一般人が期待する安心・安全とは
簡単に言うと“故障しないこと”でしょうがこれは間違っています。

「消耗品の耐久年数が来て交換する」は故障ではないからです。

業者も故障の予見など出来るはずもなく、定期点検の限られた項目に従って
消耗品を予め交換する整備を奨めてくるに過ぎません。

実際のところ、中古車販売の長い経験からすると
12カ月や24カ月点検整備&車検をしっかり実施して販売したクルマでも
納車後3カ月もせずに不具合が発生し、クレームになって修理することは
数え上げたらイトマがないほどあるのです。

エンジンが不調になる、スターターが壊れて回らなくなる
夏にエアコンが効かなくなる等などを
予め予想してくれるアリガタイ予見など、期待する方が無理というものです。

(そもそもエアコンは定期点検項目にはありませんし)

例えばブレーキパッドの残り溝が僅か、マフラーに穴が開きそうだ
エンジンオイルが漏れている、ドライブシャフトのブーツにひび割れが出始めた等などは
私はいわゆる整備は出来ませんが、この程度でしたら覗いたりもぐったりすれば
見た目で分かるので何も業者に頼む必要は全くありません。

こうしたことから、もちろん走行距離など使用状況にもよりますが
女房のこのクルマのように年間5千キロも乗らないのであれば
車検2回に1回、つまり4年に1度は業者の(分解)整備付き車検を受ければ
あとの1回はユーザー車検で充分だと個人的には思っていて
「登録車の貨物の車検は1年毎」と逆な解釈をしたら基本的な考え方は一緒です。

ちなみに業者側の内情を見ても、車検を含めた定期点検整備などの定型的な仕事は
入ったばかりの新人に任せておいて、その道十数年のベテランは
エンジンのかかりが悪い原因を突きとめたり異音の元を探し出したり
時にはエンジンやミッションのオーバーホールをこなしたり
経験が物をいう難しい作業に掛かりっきりなのです…。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Ski-Lesson(14) in 志賀高... | トップ | ユーザー車検取得…(その2)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

クルマに関するアレコレ」カテゴリの最新記事