保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

ユーザー車検取得…(その2)「代行料」って何?

2014年03月21日 | クルマに関するアレコレ

検査ラインの中で何とも恐怖心を感じるのは
タイヤを乗せたローターが下で回転することで走行状態を再現して
スピードメーターの誤差、ブレーキの効きを検査する下図の個所です。

同時にライトテスターが光度や角度を検査し
結構、不合格になるそうですが、別に怖さを感じることはありません。

また、登録車は床が掘ってあり検査官がそこに入って
下回りを打音検査や目視するのに、軽自動車は人が乗ったままリフトで
約2m位リフトで持ち上げられた状態で「ハンドルを左右に切れ」など
あれこれ指示されてこれも慣れていないのでちょっとばかり怖かったです。  

さて、ユーザー車検だと35420円で済んでしまう車検取得を
ディーラーや整備工場(以下、業者)に普通に依頼すると
6万円以上の請求が上がる理由の1つ目は
同時に行なわれる定期点検整備の料金が加算されるためでした。

これは車検の前に予め行なうので「前整備」と呼ばれ
業者が必ずこの方法を取るのは、合格率が集計されていて
これが低い場合には立入監査の対象になったりするからです。

一方、車検の後にすることを「後整備」と言い
ユーザー車検がOKになった規制緩和と同時期に認められるようになっていて
1万円程度で請け負う車検代行業はこれを利用して「後で行なう」として
“整備記録簿なし”で車検を通しそのまま何もせずに納めてしまう形態のようです。

ちなみに、車検に落ちた場合はその日のうちにその個所を直して再度
検査を受けなければなりないはずですが、「後で整備するから」とその場しのぎのことを言えば
通ってしまうなどという話も聞いていて、この真偽のほどは定かではありません。

いずれにしろ、繰り返しになりますが
車検と定期点検整備をごちゃ混ぜにしてはイケマセン。

車検:受けるその日に国の基準に適合している状態かどうかの検査
定期点検整備:少なくても次回車検まで安心・安全に乗るために実施
(否、個人的な認識では“消耗品がもつかどうか”のため)

さて、6万円以上の請求が上がる2つ目の理由は
大体1万円前後の金額になる「車検代行料」にあります。

何を“代行”するのか具体的に質問したことはありませんが
検査ラインを独自に持つ指定工場の場合は、車検証の車検満了日を更新した
新しい車検証を発行してもらうために書類を作成した上で軽自動車協会に行くこと
また検査ラインを持たない認証工場の場合は、クルマを持ちこみ
検査ラインを通した上で新しい車検証を受け取ること、かと思います。

ですから、ユーザー車検の場合は当然
認証工場と同じことを自分でするのですからこの代行料が不要になるのです。

かくして、最低でもおよそ3万円程度の金額が浮くことになったわけですが
どこにも文句を言えない100%自己責任である前提は
忘れないようにしなければなりません。

もっとも、業者に依頼して「保証付き」などと謳われた車検を実施しても
“整備した個所に限り”と保証書の裏面にさりげなく書かれていて
「そこには一切、手を付けていない」ので「たまたまこの時期に発生した不具合・故障」
などとされ、ほとんど保証の対象にならずバッチリ別途請求されることも
ディーラーを含めた過去の経験からよ~く知っているのです。

 

 

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