市街地なら他人様の敷地をすり抜けたり塀をこえたりする猫を追跡することなど
とても出来ないと思うのですが、この辺りはリンゴ畑と住居が混在しているので
適当な距離を保ちながら後を付いて行くことが出来ました。
悠然と玄関に通じる階段を逆にお帰り遊ばします。
玄関から50mほどの距離にある我家の駐車場から
Gさんのリンゴ&野菜畑に入りこのルートを…
左から右に道路を横切り…
またリンゴ畑の中を登って行きます。
そしてついに奥のYさん宅の敷地に姿を消しました。
そこでお訪ねして聞いたところ
我家から300m程度の距離にあるこのYさん宅は80歳代のご夫婦と
50歳代の娘さんの3人暮らしで1年くらい前から
「シロ」はほぼ日常的にここで餌をもらって寝泊まりしているのだそうです。
さらにその素性は
女房と二人で「かもしれないね」と話したことはあったのですが
昨年の夏に亡くなった一人住まいのお婆さんR子さんの所で餌をもらっていた
数匹の野良の1匹であることも分かりました。
このR子さんは亡くなった義母の親しい友人で
私が現在乗っているホンダライフも生前の愛車を昨年の11月に
遺産を相続したお嬢さんから譲っていただいたというご縁もあるのです。
確かに以前、R子さんが亡くなった後も
お嬢さんが毎日このニャンコ達に餌をやりに通っている話は聞いていました。
その中の1匹のそんなご縁を知るはずもないシロが
我家に顔を出すようになったのですから不思議と言えば不思議なものです。
ただし、野良猫であることに変わりはなく
もちろん避妊または去勢など多分、してはいないはずで
主に女性達のこうした“餌やり”は心情的には理解は出来ても
社会的には疑問があるという声があることも事実です。