女房の話では昨年の冬頃から姿を見せるようになったらしいこのニャンコ
勝手に彼女が「シロ」と名付けています。
最近ではほぼ1日1度、時には2度尋ねて来て
近からず遠からずのなんとも絶妙な距離感を保つながら
“餌付”用のキャットフードを平らげた後
ゴロゴロしたり毛づくろいしてどこへともなくと立ち去って行きます。
子供の頃、多くの商家では“招き猫”にあやかるため猫を飼っていて
我家でも代々「タケ」と名付けていました。
現代以上に猫そのものの姿を目にした気がするのは
当時の庶民の家はドアタイプではなく引き戸タイプだったため
前足を使って器用に開けることが可能で、完全に室内に閉じ込めておくことは
困難だったからではないかと勝手に推測しています。
その頃の経験からこのシロが完全な野良でないことは想像できたのですが
かと言って飼い猫にはあり得ない警戒心もあり、一体どこで寝ているのか
常に空腹ではないのは他のどこかの家でも餌をもらっているはず等
女房と二人、なんだかんだと話題にしていました。
そんな折、ちょうど野良仕事が一服したタイミングでまた餌を所望しに来たので
後を付けてその素性を探ることにしたのは昨日のことでした…。