保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

伯父の四十九日法要

2015年10月11日 | 葬祭と相続の記録&自らの終活

女房方の伯父さんの四十九日の法要に女房共々
昨日お呼ばれしました。

92歳、多臓器不全での他界ですので言わば老衰に因る大往生と言ってよく
伯母さんはすでに先立っていることもあり、不謹慎かもしれませんが
法要後のお斎(とき)が湿っぽくならないことは
招かれる立ち場とすれば大いに救いになるというものです。

以前に比べて最近ではこうしたお斎(とき)の料理が
ずいぶん美味しくなった感じがして
普段あまり外食をしない私には結構楽しみです。

ところで、この家の菩提寺の宗派は「南無阿弥陀仏」を唱える浄土宗で
南無=私は帰依します、つまり全てお任せしますという意味ですから
極楽浄土への往生を願い「南無阿弥陀仏」と称えることで
阿弥陀仏が救って下さると解釈され
住職の読経の際には念仏を10回唱和することになります。

 

一方、我家の宗派は禅宗である曹洞宗ですので
お経が中心ではなく座禅による悟りを基本にしているとされ
このようにお題目として繰り返し唱えることはないものの
ほとんど宗教心がない私は気付いていませんでしたが
住職は「南無釈迦牟尼仏」と唱えてから読経に入っているそうです。

*牟尼(むに)…聖者の意味

普段は釈迦牟尼仏=釈迦族の聖者=お釈迦様に帰依していながら
この時だけ阿弥陀仏に帰依しますと唱えさせられるわけで
普通に考えるとおかしな話ではあります。

このように仏教にも様々な宗派がある上
神と仏つまり神道と仏教さえそこかしこに混在していながら、それをお互い
特に拒絶することなく適当に生活の中に織り交ぜているのですから
素晴らしいと言えば素晴らしい“いい加減さ”ではないでしょうか。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする