以前にも触れましたが
「ブルーム」はキュウリの実に付着する白い粉のことで
肥料が付着しているという苦情が多いため品種改良されて
最近はこの粉のない、いわゆる「ブルームレス」が主流と言います。
ホームセンターで売られているのもほとんどこのタイプなのですが
無農薬・有機栽培の教本として首っ引きで参考にしている
「はじめての家庭菜園」の著者K氏に寄ると
ブルームレスは有機栽培には“適さない”とされているのです。
右も左も分からない初心者でしたので
この記載を見落として「夏すずみ」なるブルームレスタイプを購入
植え付けてから、かなり日が経ってから気が付いたのでした。
“適さない”とは「全く育たない」ということなのか
それとも、「育ちが悪くて売り物にはならない」程度なのか
それさえ分からないまま、一生懸命育てた結果、今朝、2本のキュウリが
62年間の人生で初めて自分で収穫した野菜という栄誉に輝きました
どのくらいの大きさで収穫したらよいのかさえ分かりませんでしたので
「待ち切れずに収穫してしまった」と表現した方が当たっているかもしれませんが
この地位に変わりはないことでしょう。
普段から、まったく料理はしなくて食べる専門ですので
売られている丸ごとのキュウリの大きささえはっきりせず
数日前から毎日、いつ収穫しようか、悩みに悩んだ末の“決断”でした。
ところで、今回のキュウリは収穫しようと思って収穫したという意味で“初”ですが
1週間前に虫に食われて穴のあいたナスを“取り除いた”際
つい摘果のつもりで(この意味もよく分かっていない?)
他のもう一つも採ってしまい、それが炒め物として調理されて
実は知らずに食べてしまっているのです。
後で女房からその事実を聞かされているのですが
知らずに食べてしまったナスが人生初の収穫ではあまりに寂しい話ですし
味も覚えていませんので、このナスは存在しなかったことにしています…。