元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

店主のまかないメモ

2011-10-04 | 仕事について

買えないものを紹介しても、読んでくれている人はあまり楽しくないのではないかと思っていましたが、久し振りにご来店されたEさんが私のメモ帳を見てシビれて下さって、シェフのまかない料理みたいなものなのでこういうものはもっと紹介するべきだと言われました。

そう言えば駒村氏も森脇さんも、IさんもOさんもほめてくれたっけ。

もともとは使っていない紙製品をどうやって消費するかというところから始まった、葉書サイズのメモ帳で、ノートをばらしたものや、その辺にある裏紙の時もある。今は原稿用紙を裁断したものを使っています。

前表紙は柔らかいミネルバボックス革、後表紙は厚くコシのある革にそれぞれ穴を空けて、革のひもを通しています。

メモ書きの場合、ダイアリーに清書したらちぎり、ブログやホームページの下書きの時はパソコンにアップしたらちぎる。

あまりきれいにちぎれないし、気をつけないと小さな紙くずがたまに出るし、いちいち紙を同じ大きさに切って、穴を空けないといけませんが、慣れると意外と面倒でなくなる。

実は非常に使い勝手が良いのと、何よりもこのモノとしての佇まいがいい。

きっと皆さんもそこに惹かれたのだ。

メモ帳というのは私にとって最も大切な道具で、メモ帳と万年筆さえあれば私に日常の仕事の半分はできてしまいます。