元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

優勝パレード

2023-11-24 | 実生活

阪神とオリックスの優勝パレードが神戸と大阪であってニュースで観た人も多いと思います。

新しいビルが建ち並び整った御堂筋の景色に対して、神戸の建物はどれも古く不揃いな感じで、震災から、あるいは80年代からその景色は変わっていないように見えます。

だから良いとか悪いというわけではなく、懐かしい想いにさせる風景が神戸にはあってホッとすることもあります。
でもたまに大阪に出て行くと、街はきれいになっていて、焦りのようなものを感じないわけでもない。
それが神戸の人の今の感覚だと思います。

話をパレードに戻すと阪神が前に日本一になったのは38年前で、選手で日本一を経験していた岡田監督は悲願だっただろう。

Fさんは新卒で会社に入った年で、結局定年まで日本一にならなかったと言っていました。
私は高校2年生で、その夏長野の母の実家のレタス畑のアルバイトをしていました。
信濃毎日新聞のスポーツ欄で阪神の神がかり的な強さを確認するのが楽しみでした。
今自分がこうしていることは想像できなかった。

38年というのはあまりにも長くて、それぞれの人生が詰まった時間でもあります。