元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

ロマン

2021-01-02 | 仕事の考え

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

年末年始は、どこにも出掛けず、家でじっとしています。

家にいて、掃除などした後は、今年の手帳にスタンプを押したり、ネットで好みの画像を拾ってノートに貼ったり、静かに好きなことをして過ごしています。

息子が横浜で結婚して、帰ってこないので、夫婦二人だけの本当に静かな年始を迎えました。

 

今年がどんな年になるか分からないけれど、自分のやりたいこと、楽しいと思うことを変わらずにやるだけだと思っています。

 

私が楽しいと思うことはとてもささやかです。

朝、その日着たい服をあまり多くない服の中から選んで、それに合った靴をその日の天気予報を参考にしながら選ぶことが楽しいと思う。

それと同じようにその日の仕事をイメージして、その日使いたいと思うペンを合うと思うペンケースに入れて持って出ることは、一日を楽しいと思わせてくれることで、当店はそんな楽しみをいつも提案したい。

 

趣味などを持たない私の楽しみというのはそんなものですが、そんな小さな楽しみのある日常を愛おしく思っています。

 

お客様にもそんな静かな楽しみを提案できる店でありたいと思っています。

そして、ロマンを感じてもらえる店でありたいと思っています。

私たちの活動を面白いとか、意気に感じてもらえるということは、お客様に喜んでもらえるものをご用意することと同じくらい大切なことだと思っています。

 

工房楔さんとの取引が中止になった件では、ご心配をお掛けしてしまい申し訳ありません。

10数年扱い続けてきて、木軸筆記具ブームがやっと訪れたのに、何て馬鹿なことをしていると自分でも思いますが、自分らしくもあります。

空いた穴は大きいですが、ロマンを感じていただけるもので埋められるようにしたいと思っています。

 

 

 

 

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今年1年

2020-12-28 | 仕事の考え

今年最後の営業を終えて、約1週間の休業をします。よく長く休むねとからかわれるけれど、こんなものだろうと思っています。

昨年まで、近年は外にばかり目が向いていました。
どこに行って出張販売をするかということをいつも考えていたけれど、どこにも出て行けない1年を過ごしてみると、店にいてできることがいくらでもありました。
外に出ていかないとどうにもならないと思っていたのは、何だったのだろうと思います。

毎日同じように店に行って、同じくらいの時間に帰ってくる生活を1年間続けたけれど、貧乏暇なしで、結構忙しく仕事に追われていたというのが今年の印象でした。

本当は私はもっと余裕を持って、自分が手を動かすよりも、スタッフに手を動かしてもらうようにしないといけないけれど、皆忙しかったので仕方ない。
自分がやるしかないと思った1年でもありましたが、あまり良いことではないことは分かっています。

私がそう名乗っていいのか分からないけれど、私たち経営者は自分が楽しく充実して仕事するよりも、働いてくれている人が楽しく充実した仕事ができるようにしないといけない。

二人とも頑張って働いてくれているけれど、私からの働きかけでそういうことが全くできていなくて、会社にいた時の一担当者の時と大して変わっていないことは、本当に情けないことだと思っている。

1年が終わって、年が変わると何となくリセットされて、気持ちも新たになります。
そう言いながら、ダラダラと13年来たけれど、今年できなかったとが来年は出来るようなっていたいと思っています。

皆様、今年1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

 

 

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関西人の反骨~神戸ペンショーに参加して~

2020-11-29 | 実生活

関西人は少なからず、中央への反骨心のようなものを持っているのではないかと思います。

その表現の仕方は県民性などにより様々だけど、神戸人は無関心によってそれを表現する。

自分たちの街に愛着を持っていて、規模は小さいながらも仕事も生活もこの街の中で楽しくやっていられる。
神戸で暮らしていこうと思えば、暮らし続けることができる、適度に都会だけどスローな雰囲気が漂う街。

自分がそうだけど、神戸人は神戸が地方都市だとは思っていなくて、この街こそが世界の中心だと思っている。

神戸ペンショーに参加して、その場所に居合わせて、その和やかな雰囲気を感じながら、中央への反骨という言葉がずっと頭の中から離れなかった。

神戸ペンショーは、万年筆愛好家の集まり y.y ペンクラブが万年筆を生業とする全国のお店を集めて開催した、いわばノンプロの集団がこの道のプロを従えて開催したペンショーで、神戸らしい気骨を私は感じていました。

人を集めるための大々的な告知や商売上手と言われるような戦略をとらず、真っ向からのストレート勝負のような正攻法での開催で、それが始まって6回目の神戸ペンショーの伝統なのだと思いました。

私の偏見かもしれないけれど、神戸の人間は、商売上手だと言われることを嫌います。戦略を立ててそれを遂行したとして、それを商売上手だと言われた時点で、自分の浅知恵に後悔してしまう。
小賢しい戦略のようなものを嫌い、正面から力でぶつかる勝負を好みますがそんな神戸らしさのあるペンショーだったと思います。

もちろん例年以上に、人が密集しすぎないよう努力されていて、開催の主眼を安全に一人一人のお客様が楽しめるようにということに向けられていたように思い、私たちは仕事がしやすかった。

当店もいつもストレート真っ向勝負の神戸人の気骨のある店でありたいと思う。
今回の神戸ペンショーでも、運営の方々と同じ思想で仕事をさせてもらったと思っています。


ご来店いただいたお客様方、運営、サポートして下さった皆様に感謝しています。

 

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若い頃の経験

2020-11-26 | 仕事の考え

会社にいた時、入社2年目から5年間、店頭という場所の担当を任されていました。

店頭というのは、店の外側にワゴンを並べて、季節に合った商品、万年筆、手帳、クリスマスカード、年賀状から新製品のPRイベント、ポケットベル、携帯電話などあらゆるものを扱う場所でした。

他の人はエアコンの効いた店内で快適を仕事しているのに、自分は夏は汗だくで、冬は寒さに凍えながら仕事をしていた。特に冬は毎朝仕事に行くのが憂鬱で、毎日家に帰るのが楽しみでした。

そんな経験が自分の仕事のはじまりの時にあったので、今の快適な店の中で仕事をしていられることがとても幸せに感じます。

店頭には、店内とは別に独立したレジがあって、売上など成果がはっきりと出ます。

自分で企画して、商品を選ぶ自由もかなりあったし、アルバイトさんのシフトも組めた。
今思えば協調性のない自分には最適な場所だった思い、当時の上司の人を見る目の確かさに驚く。

そこで自分は手帳が好きなのだと気付くことができたし、携帯電話の接客は今の万年筆の接客に生きているし、年2回ほどしていた万年筆クリニックでは、自分もいずれこの仕事がしたいという目標ができた。

ペンショーなどの長机に商品を並べて販売する時、いかに高さを出して、売場に変化をつけて見栄えよくするというようなことを店頭で覚えました。

若い時に苦労して身に付けたことは生涯忘れないと思えるのは、この店頭での経験が自分の根底にあり続けているからで、そういうものは何かの拍子に思い出せて役に立ったりします。

前の会社には販売が天職のような、店の仕事の才能のある人たちもいましたが、私はそういうタイプではなかった。
店頭での5年間でやっと、販売の仕事を覚えることができたと振り返って思います。

今は様々なことを店の人間の立場で考えることができるけれど、それには店頭での経験が私には必要だったのかもしれない。

当時は、辛さも感じていたけれど、自分にはなくてはならない期間だったと思えます。

 

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今年初めて兵庫県から出る

2020-11-02 | 実生活

いつもゴールデンウィーク明けに休暇を取っていましたが、休んでも行くところがない状況でしたので、今年の夏休みはなしにするかもしれないと思っています。

今年になってから、自粛というつもりはなかったけれど、気が付いたら兵庫県から1歩も外に出ていないかった。
多くの人がきっと同じように思っていると感じるけれど、もういい加減いいやろうという思いに突き動かされるように、旅行の予約をしました。

9月過ぎてから一気に人が動き始めたことを感じていました。
日本人は国に従順で、国に言われたから家にじっとしていたわけではなく、自分たちで様子を見て、今動き始めたのだと思います。
Go Toはたまたまタイミングが合ったからだ。

たしかに専門家の言う通り、家でじっとしていたら風邪もひかないだろう。
でも全てを止めている間に、誰かに日本の全てを持って行かれるような焦りも感じ、私たちは動き始めたのだ。

箱根に行ってきました。
関西から箱根に行くのは、何か変な感じがするけれど、関西の温泉地とは違う規模の大きさを、近隣の施設が一体となった観光地箱根に感じました。

一番の目的は、何度もスイッチバックする登山電車やロープウェーに乗ってみたかったということだけど。

それほど色々周ったわけでもないのに、2泊3日しましたのでゆっくりすることができて、いい気分転換をすることができた。


どこに行っても、時計を見て、いつもならこの時間は何をしているとか、仕事の時間を考えてしまいます。
でも店から離れて、自分の店や仕事について考えることは必要なことだと思うと、休暇が仕事にとっても有意義なことだと思える。

平日が休みなので、今までの休みも東京以外では人が多いと思うことはありませんでした。
きっと箱根も空いているだろうと思っていましたが、その人の多さにショックを受けました。

ショックを受けたのは、人が多くて何でも並ばないといけないというようなことではなく、関西の観光地とあまりにも人出に違いがあったからです。それともGoToの恩恵で関西の観光地にも今まで以上の人が来ているのだろうか。

私たちの若い頃のバブル期には、どんな田舎の観光地にも人が来ていて、どこもにぎわっていました。
でも長くそんな光景は見ていない。

でもたくさんの人が来ている観光地を見るのは、皆が幸せそうに見えて、嬉しくなります。

そう言うと、妻は面白がって何様の立場?と笑うけれど、別に神様でもなんでもなくて、一市民として心からそう思っていて、その幸せそうな風景と自分たちの仕事が直結していると思うから、嬉しくなるのだと思います。

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SkyWind Exhibition vol.3 10/8(木)~22(木)と神戸の街の風景

2020-10-08 | お店からのお知らせ

朝、店が始まるまでの時間、店の周辺を歩くことがあります。

一度散歩に出たら、1時間は歩いているので、結構な距離を歩いていると思います。
そうやって歩いて、街の景色を見ている。

賑やかなJRの高架より南を歩くこともあるけれど、高架より山側の街の景色が私は好きだなと思う。

高架と山手幹線の間の当店のような個人店が点在する地域では新しくできた店や、なくなってしまった店のチェックもしている。最近は空きテナントのfor Rentの表示を見ることが多くなった。

山手幹線よりも山側は住宅地という趣に変わり、静かな、でも雰囲気のある地域になります。

三宮、元町周辺の街のカラーは、ストライプ模様のように東西方向に同じ雰囲気で伸びる。

散歩しながら街の風景を見ていると、胸が痛くなるような、心が動かされるような、平常心ではいられないような気持になります。
そんな神戸の風景は、アジアの中の街という感じがして、そこで生きる人の暮らしがより感じられるような気がしている。

根が天然で、気楽な性格なので、そんな風景を見てシリアスな気持ちになりたくて、朝歩いているのかもしれません。

神戸ではすごく話題になっている関西テレビが制作している「Diver-特殊潜入班-」というドラマがあります。

組織犯罪に潜入捜査をする特命を受けた主人公たちを描いたドラマで、社会の暗部の舞台として、神戸のアジアっぽさ、昭和っぽさがマッチしています。
ドラマ自体も面白いですが、背景がどの場所か分かることが多いので、余計に面白く観ています。

当店の近くでも知らないうちにロケしていたようでした。
ドラマの中の神戸は、場末な感じで、明るくきれいな街には描かれていないけれど、心が動く風景を持った街ではあると思うし、この街のことが誇りに思える。

SkyWind Exhibition vol.3 10/8(木)~22(木)
心が動くシーンを切り取る写真家SkyWindさんの作品展を本日から開催いたします。
写真作品のポストカード、ミツロウ引きブックカバーの定番作品、来年のカレンダー、Tシャツの受注販売もいたします。
期間中の木曜日に、SkyWindさんは在店してくれています。
どうぞ、ご来店下さい。

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SkyWind Exhibition vol.3のご案内

2020-10-03 | お店からのお知らせ

引っ込み思案と天邪鬼なのとで、積極的に人脈を広げるということを一切してこなかった。
会合や名刺交換会とか、大学のOB会の類も、仕事の役に立つと言われて誘われたこともありましたが行く気になれなかった。
行っても私には何もできなかったと思うけれど。

それでも日々の仕事の中で、知り合って、長くお付き合いして下さっている方も何人もおられて、そういう人たちとの関係の中で仕事が成り立っているのは、本当に恵まれていると思います。

前職からの知り合いで、この店ができた時から関わってくれているSkyWindさんとはもう20年以上のお付き合いになり、お互いの年月の経過が恐ろしいと言い合っています。
出会った時、私は30代前半でまだ何も分かっていないザコだったと思う。
自分では覚えていなけれど、SkyWindさんにも失礼なことを言ってしまっていたようで申し訳なかった。
でも、こうして今も見捨てずに当店の役に立とうとしてくれている。

SkyWindさんの展示、販売会を10/8(木)~22(木)に開催いたします。
定番のポストカード、ブックカバー、来年のポストカードサイズとA4サイズのカレンダーなどの販売とTシャツのオーダー会もいたします。
Tシャツ?と思ったけれど、SkyWindさんが上品に着ているのを見て、SkyWindさんの作品と合っていることが分かりました。

展示期間中 10/8(木)、15(木)、22(木)は、SkyWindさんが在店しています。
どうぞ、ご来店下さい。

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考えの変更

2020-09-24 | 仕事の考え

たまたま水曜日で定休日でしたが、9/23で当店は13周年を迎えました。

この店が始まった時、店のキャリアを積み重ねるほど、新しい景色が見えているのだろうと思っていたけれど、見える景色は13年前とそれほど変わっていない。年数を重ねただけでは、見える景色は変わらないのだと気付きました。

無理に新しい景色が見えるようにしようとは思わないけれど、何も変わらずに同じところに居ることが、良いことなのか、恥ずべきことなのか分からないけれど、自分のこだわりどころではない。

状況は変わらないけれど、13年前の自分と今とでは、その考え方は変わりました。
しっかりとした考えがあって、その考えに則って店の営業を続けられたら立派だけど、私は違いました。

その時の局面に応じて、考え方は変わりました。同じ場所で同じように営業しているけれど、店の内容も変わってきました。
その時々で、自分の興味に応じて、店は変わり続けてきたと思います。

たった13年ですが、店を取り巻く環境は変わりました。
気が付いたら、社会の情勢も変わっていて、その変化に自分が嫌でない範囲で適応してきた。

その時の流れの変化に必死についてきたら、13年経っていたというのが本当のところで、情けないのかもしれませんが、それが続いてくるということなのかもしれません。

店を始めた時、何とか正解を見つけようとしていました。
結局正解などなくて、自分が出した答えを正解にするための、人は努力するのだと開く直っていましたが、すこし考えは変わっています。

見える景色は変わっていないかもしれないけれど、ひとつ見えたものがあったとしたら、正解は自分のやりたいこと、自分が好きだと思うことだということでした。

また年数を重ねて、自分ももっと齢をとったら違う答えを見出しているのかもしれないけれど、その時はまた古い考えは簡単に捨てて、新しい考えで店をしているのだと思います。

でもその考えは、最低限お客様のためになって、それが支持されて、店が続いていくためのものだと思います。
私はまだ若い。会社で働いている同年代の人たちはきっと課長などの職責について、バリバリと仕事をしないといけない立場だと思います。

私もまだまだ仕事を続けないといけないし、若者がいるので、自分のゴールよりも遥に先まで、この店が止まらないように、続いていけるようにしないといけないと思っています。

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ふみぶみVOL.4

2020-08-25 | 実生活

9月23日で当店は13周年になります。
ペンのことしかできない不器用な私がこの店を今までやってくることができたのは、当店を続させてあげたいと思うお客様やサポートしてくれる人たちが助けてくれたからで、心から感謝しています。

オープンの時と同じ場所で、同じように営業していて、店を大きくすることができていないのは申し訳なく思うけれど、そういう欲はあまり持たなかった。だから続いてくることができたとも思っています。

貪欲は空回り、志は伝わる。ということを店を始めて思うようになりました。

志と言っても自分には大した志があったわけではなく、ただ自分が良いと思った万年筆を生涯の仕事にしたい、万年筆を使う人を増やしたいという想いを持って店を始めました。
39歳11か月で、そんな想いで店を始めた時、きっと皆心配してくれていたのだと、今なら思い及ぶことができる。
私は今もあまり変わっていなくて、青臭く、やりたいと思うことだけをやっています。

私と一緒にしては申し訳ないけれど、手紙を書く楽しさを多くの人に知ってもらおうと、うちだまきさんもその志だけを持って,手紙の楽しさを広める行動を起こされて、ふみぶみもその活動の一つです。

その志を多くの人が意気に感じて、応援したいと思い、手を貸している。
私も手を貸すというほどではないけれど、うちださんの活動の役に立ちたいと思い、ふみぶみに拙い文章を載せていただいています。

ふみぶみの記事の執筆から配送の手配まで、何から何までうちださん一人で、しかも年4回というハイペースで発行されています。

温かみがあって、何となくしっかりと地に足の着いた感じのするとても良い本だと思います。
私は自分の書くものや店のあり方は、そうであってほしいといつも思っているけれど、この本にはうちださんという人の生き様が表れているような気がします。

うちださんは、楽しくて仕方ないので何も大変なことはないと言うけれど、無理な時は無理でいいから、細く長く続けていただきたいと思います。

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三宮ハンズの閉店

2020-08-22 | 実生活

三宮東急ハンズが今年いっぱいで閉店するという記事が神戸新聞の一面に載っていました。

子供の頃から行っていたので、結構衝撃を受けましたが、どうしようもない時代の流れも感じていましたので、予想していなくもなかった。
今も休みの日は好んで行っているけれど、私たちが若い頃、バブルの頃のハンズの勢いを知っている者としては今の状況は寂しいと思っていました。

コロナウイルス禍の外出自粛によって、街にある店は打撃を受けていたと思いますので、それも理由かと思いますが、時代の流れによる神戸の人の流れの変化が、ハンズの業績を悪くしていったような気がします。
神戸に人が多く訪れていた時は良かったけれど、ここ20年来神戸自体を訪れる人が減っていると感覚的に思っていました。
他の商業施設から離れているハンズは人の流れから外れてしまっていました。

全盛期のパワーがあれば、人の流れから外れていても吸い寄せていたのかもしれないけれど、そこまでの力はなかったのかもしれません。それはハンズに限らず、店という小売りの形態にそこまでの力はなくなったしまったということだと思います。

今のコロナ禍下で、調子の良い分野と悪い分野の差がよりはっきりと表れていることを感じます。
よく言われるのは飲食と衣料品はかなり悪くなっていて、それらの専門店の淘汰が進んでいる。

百貨店などの複数の分野から成る店は、良い分野が悪い分野補えているのかもしれないけれど、飲食も衣料品も回復の見通しが立たないような気がしますので、今や様々な分野を扱っているというのはアドバンテージではなく、リスクなのかもしれません。

買い物をする場所が街から郊外になり、人の流れの変化がコロナウイルスによって一気に変化していると感じます。
街にある店は、郊外よりも高い家賃を払っているにも関わらず人が来ないという状況になっていて、すでの空き店舗が目立ちますが、今後も街を出る店が増えていくと思います。

当店のような専門店は、都市部でしか成り立たないと思っていますが、これからの時代は違ってくるのかもしれない、いろいろな可能性について考えないといけないと思っています。

 

 

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