オリーブグリーンのものに最近惹かれる話を少し前からしています。
手紙や手帳などに日常的に使える好みの緑色のインクを追究したいと思っています。
今回のオリーブグリーンは、オリジナルインクCigarです。
書いたばかりの時はグリーンですが、時間が経って乾くといい感じの茶色味のあるオリーブになります。
お客様へのお手紙などは当然で、手帳でさえも、まだブルーブラックやブルーから抜け出せずにいます。
こういう色を手紙にも自然に使えるようになりたいと思います。
何の組織にも属さず、自分の想いだけで店を始めました。
始めてみて、それを心細く感じることもありましたが、何にも干渉されない自由さもあって、私にはその自由さの方が有難かった。
そんな店なので自分たちは社会の仕組みのようなものから外れたところにある存在だと思っていました。
しかし、今の状況になってから、この社会での役割というものを常に考えるようになりました。
今の日本の状況は、コロナウイルスに感染する人を一人でも減らさないといけません。それは首相や知事、医療従事者の方々のためではなく、私たちが命を落とさないためであり、家族を亡くさないためです。
感染しないためには外に出て人と接触しないようにするしかない。そして人を外に出さないためには、私たち店は開けてはいけない。
それが社会的な責任だと思っています。
ウイルスとの攻防は最終局面に来ていて、経営が厳しいとかを言っている次元の問題ではなくなっているような気がする。
他所に開店している店はあるのかもしれないし、開けたらお客様がたくさん来て売り上げが上がるのかもしれません。
しかし、今は人を集めている場合ではないし、お客様が勝手に来るという言い訳も店には許されない。お客様を誘導するのも店の責任だから。
国や県から要請があったとか、保証が出るという問題ではなくて、この社会で商売している以上社会的な責任があって、それは人に言われなくても自分で感じて行動するものなのだと、今回のことで知ることができた。
営業的なことは後から考えたらいい。後で何とかしたらいい。どこもしんどいにきまっている。
今は人が家に居るためにはどうしたらいいか、どう役に立てるかを店は考えるべきなのだと思う。すごく難しいことだけど。