私たちが1年に、1回しか行けない店としているKOKUBUに招待していただけるということで、武部社長のリスシオ1企画への私たちの貢献が求められていることを行く前から強く感じましたが、あのKOKUBUの肉をまた食べることができるということで、楽しみにしていました。今度こそ秘めた想いである、白ご飯を注文して、あの肉でご飯を食べたいと強い決意で望んだのでした。。
あまり久しぶりの気がしない三宮の街はインフルエンザ騒ぎの反動か、たくさんの人で溢れていました。
KOKUBUも賑わっていて、いつも座るカウンター席が空くのを少し待たなくてはいけませんでしたが、その間に武部社長と谷本さんの初顔合わせになりました。
私はとっくに二人は会っているものと思っていました。
社長は谷本さんの渋い声と迫力のある面構え(ごめんなさい)を大変気に入ったようでした。
武部社長は谷本さんと私よりひとつ年上なだけですが、迫力も貫禄もあります。
今までの生き方と背負っているものの重さが違うのかと思いますが、考えてみると私たちはもう40歳になるので世間からはそれなりの大人として見られるし、大きな責任を背負って仕事をしている人もたくさんいるのだと思います。
いつもの神戸の夜(一応仕事です)と違い、武部社長のリスシオ紙への想いを聞いて、それを製品作りに反映させるという会合の目的があり、何か話さなければいけないと思っていましたが、鉄板の上に野菜や肉が出だしたらやはり駄目でした。
松本さんと谷本さんはブログのネタにとカメラを取り出して、写真を撮り、皆黙々と味わいながら食べていました。
おいしい肉を食べると気持ちが落ち着いてきて、仕事の話がポツポツと始まりました。
けっして大手とは言えない大和出版印刷(それでもかなりの規模と設備だと思いますが)が既にあるもので満足せず、少なくないリスクを負ってでも理想の紙を作りたかったことを武部社長は話してくれましたし、その紙への愛情も話してくれました。
社員の方々には、この紙を使って自由に仕事をしてもらいと思っているようでした。
私たちに対してはやはり、リスシオ紙を使った製品開発への貢献は期待されていて、それも言ってくださいましたが、この場にいる皆が、理想の紙を作った社長の気持ちを改めて意気に感じ、ぜひやりたいという思いに弾みがついたと思いました。
リスシオ紙開発の社長の想いなどまた後日まとめたいと思っています。
結局白ご飯が食べたいと言えないまま、KOKUBUを出て、バランザックへ行きました。
そこで社長の開いたコンプロット10を見ながら万年筆の話の花が咲きましたが、多田さん、谷本さん、私の実行部隊3人は具体的なリスシオ企画の話を始め、親分二人はお酒の世界に入っていきました。