幼稚園に入るずっと前、当時住んでいた団地の横で近所の子たちとかくれんぼをしている時に、急に自分に気付いたことを最近のことのように覚えています。
自分に気付いたという表現が正しいかどうか分かりませんが、ふと目が覚めて自分はここにいると自覚したような感じなのかもしれません。
それからずっと自分は何なのか、世界の中のこの場所になぜ自分はいるのか、とことあるごとに考えたけれど、その答えは自分で作り出していくものなのだと最近分かりました。
世界中には本当にたくさんの人がいて、自分と同じように暮している人もたくさんいる。
この地球の活動の中で人の命はあまりにも短く一瞬のことで、一人の人ができることなんて本当にわずかなことだと思います。
自分はたまたま神戸にある万年筆屋の店主という立場、バラク・オバマ氏はたまたまアメリカ合衆国の大統領という立場で、それは本当は特別なことなのではなく、ただそういうことになっているだけ。
世の中には特別な人間などいなくて、人というのは地球上の生物のひとつで、動物たちにそういったことがないように、私たちにも運命などなく、生きて時がくれば死んでいくのだと思います。
こういったことは宗教も絡んだりして難しい問題だけど、その考えは個の存在について一番自分自身でしっくりと納まる考え方でした。
こういうことも考えるのが好きで、ボーツとしながら考えたりします。