私にとってカメラは趣味まで行かない、おもちゃのようなもので自分の解釈でとても楽しんでいます。
カメラでは無邪気に、バカになれると思っています。
正月休み最終日に南京町にある、とてもマニアックなカメラ店を訪れニコンのレンズを手に入れました。
使っているカメラ、マウントアダプターを持って行って、これが使えて、付けると姿が可愛くなるものという、とてもいい加減な要望を伝えました。
私もいつもそうありたいと思うけれど、すぐに私の気持ちを汲み取ってくれて、楽しみたいということでしたら、こういうものはどうですか?といろいろ見せてくれました。
専門的な、真面目な講釈はいらないというふうにすぐに理解してくれたのが、助かりました。
ニコンのスクリューマウントのとても古いレンズで、全く分からないけれど、50年代か60年代のものではないかと思います。5㎝f2.0で書いてあるけれど、開放以外ではとてもくらくなってしまいますので、いつも開放で使っています。
私のカメラでは100㎜のちょっとした望遠のようになってしまうけれど、使っているうちに、S等さんにちょっと教えていただいて、何となくボヤッと分かってきました。
でも、お客様の中にはすごい人がいて、Iさんの写真を見ていると、レンズのサイズ、カメラの性能など関係なく、どこにでもある日常の中に面白い風景を見つけて、絶妙なフレーミングをすることが大事だと教えられました。
どんな写真を撮りたいかとか、何を撮るかということはこれから見つけたいと思っていて、まず何か欲しいと手に入れたレンズでした。
Iさんのとても古い戦前のツアイスイコン。フィルムが大きく、1回装填して7枚しか撮れないとのことよく考えてから、ゆっくり撮るカメラ。