著名、無名、二人のデザイナーの作品を当店の1周年記念の商品としてオリジナル化しました。
この2人の作品たちはどちらも自然がモチーフになっているというところに共通点があり、その数々の作品に共感しました。
当店の羽ペンのロゴマークをデザインしたのは、机禅オリジナルインクのラベルで、当店が大切にしたいと思っている日本的な美を表現してくれたシルバー作家のきりさんです。
それ自体は軽いけれど強く真っ直ぐな線を引く羽ペンをシンプルにデザインして、当店のマークとして定着させてくれました。
きりさんは美大卒業後、不動産会社、ショップ勤務などを経て、アートの世界に戻ってきました。
シルバーアクセサリーで日本人の心にある花鳥風月の美を表現しています。
作品のほとんどが1点ものなのでとても高価ですが、当店の1周年を記念して、量産の技法を用いて彼女にしては安価なキーホルダーを作ってくれました。
ロゴマークよりもフサフサした羽ペンは、当店が1年という時を経て、より多くのお客様に支持されることを願ったものですが、非常に繊細に作りこまれていて、その技術の高さを伺い知ることができます。
封筒をモチーフとしたプレートはメッセージを表し、羽ペンとともに当店名、Pen and message.を表現しています。
封筒の裏には、1周年ということで1本のローソクを立てたケーキとシリアルナンバーが彫刻されています。100個 の限定製作です。
https://www.p-n-m.net/contents/products/OK0028.html
ペリカンNo1ボールペンは、自然界にあるものをいつもデザインモチーフにしてきた、大御所ルイジ・コラーニの名作で、横顔がペリカンの顔になっているところがユーモラスです。
サイドノック機構を採用しているのは、比較的安価な価格を守りながら、ペリカンのシルエットを崩さないという狙いがあったと思われますが、このボールペンの実用上の特長になっています。
自然で滑らかな曲線を描きながら、グリップは三角形になっていて、握りやすさも考えられているところが、優れたプロダクトデザイナールイジ・コラーニの本領発揮といった見所であり、このペンが名作といわれる由縁です。
このNo1ボールペンに当店の名前を入れた白色を昨年のオープンの時に発売しました。
商品において、当店らしさが全く確立できていなかったオープン当初、唯一の当店の名前が入ったもので、まだ1年しか経っていませんが、とても懐かしく思います。
今年はこのブラックに当店の名前を入れて限定50本で発売します。
https://www.p-n-m.net/contents/products/OK0029.html
キーホルダーもNo1ボールペンも当店の美意識を体現している、小さな店のささやかな1周年を記念して製作したものです。