元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

& in 横浜

2023-04-21 | 仕事について

590&Co.さんとの共同出張販売 &in横浜を終えて帰ってきました。

たくさんのお客様に来ていただけて、満ち足りた気分でいられることに本当に感謝しています。

今回の出張販売にあたって、素晴らしいモノを間に合わせて提供して下さった職人さんたちにも感謝しています。

職人さんたちは人間的にも素晴らしい人たちで、その仕事も心底良いと思えるモノを作ってくれる尊敬できる人たちで、それを扱えて、今回のように神戸から遠く離れた横浜でもご紹介できることを誇りに思いました。

自営業の店主のささやかな贅沢は仕事相手を選べることで、お客様方には申し訳ないけれど嫌ならやめればいいと思っています。

でも作り出すモノが良いと思えて、その人間性が尊敬できると思ったら、お互い良くなれるように頑張ればいい。

自分が心から応援したいと思う人のモノを販売できて、それに共感して下さるお客様に買っていただけること以上の幸せが商店主にあるだろうかと思います。

バゲラさんの革製品は量産品ではない、全て手縫いでひとつずつ作られていて、とても高価ですが、高田さんご夫妻のモノ作りへの姿勢、考え方にも共感できるし、良いと思うことが自分と近く、話していて楽しい人たちなので、たくさんの人に見てもらいたかった。

綴り屋さんのペンはそのセンスの良さに感動しました。

フォルム、ラインに緊張感があり、凛とした姿をしています。

まだ長く語り合ったことはないけれど、綴り屋の鈴木さんは天才的にセンスが良いのか、万年筆を何万本と見てきて目が鍛えられているのかどちらかなのだと思っています。

自分の手で綴り屋さんの万年筆を多くの人に知ってもらって、世に送り出したいと思っています。

鈴木さんは横浜の会場にも来て下さって、今回の目玉になっていたアーチザンコレクションブライヤーが完売していたことを喜んでくれました。

凄いものを作り出すのにとても謙虚な人で、そういうところも尊敬できます。

590&Co.の谷本さんとは長い付き合いの気心知れた、お互い自然体でいられる友人ですが、その感性や仕事振りを尊敬しています。

心から良くなってほしいと応援できる谷本さんと仕事の旅に出られることは、楽しく、勉強になっていて、今回もかけがえのない時間を過ごすことができたと思っています。

体力的にはかなりハードですがもう次に気持ちが向いています。