一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

使いたくなるノート ライフデュエットノート

2011-09-30 | 仕事の考え

展示会でライフの新製品を見て、ライフの人たちは自分たちの作りたいモノを作って、自分たちが売りたいと思う方法で販売しているという自由さを感じました。

売れ筋を追いかけたり、価格競争に加わったりすることのない、時代に流されない自由さです。

自分たちのやるべきことを突き詰めている姿勢に共感しますし、ライフの製品を使ってみたいと思うし、お客様方にも使っていただきたいと思います。

 

何かオリジナル商品などについて考える時、シャープペンシルでひたすら絵を描きます。

明確な形が出来上がるまで絵を描きながら試行錯誤する。

形が出来上がったら実用性を考えながら方眼紙にサイズを入れた図面を描く。

これは10数年来のやり方で他の方法は分からない。

そんな私の商品アイデア帳にピッタリのノートがライフから発売されました。

左のページが5mm方眼で、右のページが無地。サイズはB5サイズの幅を少し広げたタテ236mm×ヨコ195mm。

私の場合、無地で形の試行錯誤の絵をたくさん描いて、方眼でサイズについて考える。

裏が無地の方眼紙綴じてノートにしただけだけど、そんな商品は今までなかったと思います。

既成概念に捉われず、自由にモノ作りをする。

使いたくなるクリエイティブ心をくすぐる紙製品だと思います。

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神戸らしい風景

2011-09-29 | 仕事の考え

車が代わって、なるべくいろんなところを走りたいと思うようになりました。

連休がないので、あまり遠くには行けませんが、近場の道をチョコチョコとドライブらしく走っています。

車で走りながら神戸らしい風景とはどのあたりのことだろうと思います。

私が住む垂水は残念ながら神戸らしくない。

潮の香りと陽の光の明るさ。連続する緩やかな起伏の地形。

住所は神戸市だけど、播磨の地形の特長をもった場所だと思っています。

先週神戸空港島まで走って戻ってきましたが、空港島の橋から見える神戸の街の景色はとても神戸らしい、まるで絵葉書のような風景。

私がいつも神戸らしいと思っているのは、三宮から西宮までの山手幹線沿いの風景です。

大きな邸宅も、大きくない家やアパートもあって、でも少しきれいに整えられた町並み。普通のお店もどこかおしゃれに見える。

そしてやたらとケーキ屋さんが多く、小さな川をいくつも渡る。

この道を走りながら、この道の近くに住む仲間達を想う。

私はこの店はとても神戸らしいと思っていて、この店があるお陰で知り合うことができた仲間たちはとても神戸らしい人たちだと思っている。

強く何かを言ったり、奇抜なカッコをしていたりしないけれど、自分のスタイルを持っている洗練された人たち。

私がこの道に一番神戸らしさを感じるのは、この道を車で走ると仲間たちのことを想うからなのかもしれません。

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旅に出る

2011-09-27 | 仕事の考え

日常はとても充実していると思っていますが、いつも旅に出たいと思っています。

でも旅に出るには勇気が必要で、思い切って勇気を出せたのが昨年の旅行でした。

今年も松本さんにイギリスへの旅に誘われていましたが、勇気が出せなかった。

旅行に出るための勇気とは、まず店の経営的なこと、そして旅行にかかる費用という二大お金の問題。

そして人の心のさざ波など。

それらをクリアしたり、気にしないようにしないと旅に出られないけれど、自分に人生にとって旅は必要なものだという気もします。

いずれまた旅に出ないと自分が枯れてしまうという恐怖心は昨年の初めほどではないけれど、持っています。

旅でしか得られないスリルや楽しさをまた感じたいと強く思います。

旅は小さなお店の財務状態に少なからず影響を与えて、心細くなったり、大変な思いをしたりするけれど、そういう無理をせずとも旅に出られるようにしないといけないと思う、今日この頃です。

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訴え続ける姿勢

2011-09-26 | 仕事の考え

工房楔のイベントが昨日終了しましたが、永田さんがお勧めするものは当店に残してもらいましたので、イベントに来ることができなかった方はぜひ、見に来てください。

今年は特に当たり年で、ローズウッド、ハカランダ、花梨、黒柿など良いネタがたくさんありました。

私と全く違う環境で生きてきた永田さんの姿を見ていて勉強になったことはたくさんありますが、「訴え続ける」ということの大切さをそのうちのひとつです。

世の中で、その価値が多くの人に認知されていなくても、自分が良いと思ったものは分かってもらえるまで訴え続ける。

木の杢の美しさを知ってもらおうと全国をまわってイベントに参加したりして活動している永田さんに教えられました。

発売時評価が分かれたコンプロット10でしたが、今では反対の評価を聞くことも少なくなり、多くの人の気持ちを捉えています。

 

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リスシオダイアリー情報

2011-09-25 | 仕事の考え

9月中の発売を予定しておりました、大和出版印刷、分度器ドットコム、当店共同企画によるオリジナルリスシオダイアリーの完成が1016日頃にずれ込んでしまう見込みです。

ご愛用いただいておられるお客様、来年から使ってみようと思っておられる皆様、お待たせしてしまい本当に申し訳ありません。

製作を請け負って下さっている大和出版印刷さんでの工程上のトラブルが原因ですが、解決し製作の目途も立っておりますので、もうしばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

オリジナルリスシオダイアリーは、現在大和出版印刷、分度器ドットコム、当店、そしてル・ボナーの4社でしか扱っておらず、製作部数もそれほど多くはありませんが、このダイアリーを作り続けて下さっている大和出版印刷さんには本当に感謝していて、大和出版印刷さんの存在なしでは、オリジナルダイアリーの存在はなかったと思っています。

 

オリジナルリスシオダイアリーは、柔らかくスラスラと書ける紙質が最大の特長で、このダイアリーを万年筆で楽しく使わせてくれるものにしていますが、私たちとして罫線のレイアウトにも注目していただきたいと思っています。

フリーの11ページダイアリーのレイアウトは記録するダイアリーとして、応用の利く使いやすさを持ったものです。

1ページを4分割したフォーマットは後で見返して、情報を探すときにも見つけやすくなっています。

最近ではウィークリーダイアリーも使っていて、このダイアリーフォーマットを作った分度器ドットコムの谷本氏の細やかな気配り、デザインのセンスを再確認しています。

日付欄の3分割も1日を各人の使い方に合った分類で分けるのに役立ちますし、右側の大きな余白も各人の使い方で応用が利きます。

私はその週にしなければいけないことのチェック項目を書き込んでいます。

現在ル・ボナーさんが本革のダイアリーカバーの製作を進めて下さっていますし、リバーメール駒村氏との企画でキャンバス地を使った布製カバーダイアリーカバーの完成する予定になっております。

昨年、一昨年以上にオリジナルリスシオダイアリーを盛り上げて、おもしろい存在にしようと思っています。

よろしくお願いいたします。

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楔の奏でる木の文具 ローズウッド・ハカランダ展

2011-09-24 | 仕事の考え

国民の休日とかではないけれど、当店の創業日9月23日は万年筆の日ということを店がオープンしてから知りました。

すごい偶然でとても嬉しく思いましたが、それを狙って創業日としたわけではないので、あまりかっこいい話しではないですね。

昨日から始めております「楔が奏でる木の文具 ローズウッド・ハカランダ展」は近くでイベントをされている相乗効果か、たくさんのお客様にご来店いただき、とても賑やかで楽しい1日となりました。

若い頃、市場というのは奪うものだと思っていました。(見方を変えるとそういう側面はありますが)

お客様の数は限られているから他所のシェアを奪わないといけないと。

でも私たちがいる業界では違っていて、同業や同地域で競合している競合者同士は市場の拡大のために刺激し合いながらも協力しなければならないということを感覚的に分かりました。

万年筆の業界はまさにそれで、お客様の奪い合いだけをしていたら業界自体が廃れる。

業界全体を大きくすることを最優先に考えて、全体が良くなることを考えないといけないと思っています。

日々の売上で一喜一憂している私には自分をしっかり持っていないと保ち続けられない考え方ですが、いつも心掛けたいと思っています。

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5回目の朝

2011-09-23 | 仕事の考え

本日か9月25日(日)まで、創業記念イベント「楔の奏でる木の文具 ローズウッド、ハカランダ展」を開催しています。ぜひご来店ください。http://blog.setu.jp/

イベントの準備のために家をいつもより早めに出ました。

自宅は丘の上にあって、バス停に行く途中海が見えます。

天気が良ければ対岸の大阪府南部や紀伊水道上の島々など大阪湾を囲む陸地がきれいに見渡せます。

今日もそんな景色を見ながら歩いてきました。

自分が晴れ男だと思っていて、こういうイベントなどの時必ず天気が良くなる。確かオープンの日も晴れていました。

自分のことを晴れ男だといえるのは非常におめでたい性格のためで、雨が降ったという嫌なことはすぐに忘れてしまう。

この4年間そうやって毎日を積重ねてきました。

楽しい毎日だけではなかったと思うけれど、嫌なことを思い出せない。そんなおめでたい性格だからやってこれたのかどうか・・・。

まだ丸4年しか経ってないのか・・・というのが5年目の朝を迎えた正直な感覚です。

今では自分がずっとこの店で仕事をしてきたように感じていて、それ以前の自分がリアリティを持って思い出せない。

4年というのはただの通過点で、きっと将来5年目の時のことが思い出せない。

でもそれが一番理想的な年月の重ね方なのかと、思ったりします。

(写真はイベント準備中の工房楔の永田篤史氏)

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世界地図

2011-09-21 | 仕事の考え

地図を見るのが好きで、どんな小さな町の地図でも時間を忘れて見てしまいます。

実家のトイレに世界地図が貼ってあって、それを見ているとついつい滞在時間が長くなる、それだけ地図は私にとって想像力を刺激するものだと思います。

まっちゃん(リバーメ-ルの松本さんをル・ボナーの松本さんを区別するためにこう呼びます)と駒村氏のお店リバーメールの看板は世界地図がモチーフになっていて、その絵が少しレトロな海賊が大切に持っている宝の地図風でとても良い。

非常に上手い手書きで描かれています。

そのリバーメールの地図Pen and message.バージョンを開店4周年の記念に駒村氏から贈られました。

きっとこれは宝の地図に違いない。今はこれに合う額を探しています。

そういえば我が家のトイレに地図が復活しました。

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ポロ

2011-09-20 | 仕事の考え

フォルクスワーゲンポロに乗り換えてまだ1ヶ月も経ってなく、まだ数回しか乗る機会がありませんが、車に乗るのが楽しくて仕方ありません。

いつもこの車に乗るのが当たり前になって、この楽しい感じがなくなって、淡々と運転するようになるのだろうか。

フォルクスワーゲンポロは、フォルクスワーゲンの最も標準的な車であるゴルフよりも小さく、日本で言うとフィット、ビッツ、デミオなどのコンパクトカーのカテゴリーに属します。

それらはファミリーカーというよりも、奥様の買物車で短距離の走行を繰り返す車。乗りやすく故障せずに燃費が良ければ不満が出ない。そして女性が好みそうなデザインと仕様があれば良いというクラスの車です。

たくさんの良い車を乗ってきたわけではないですし、知識も豊富ではありませんが、ポロはそういったカテゴリーに属しながらも妥協なく作られた車だと感じさせてくれます。

デザインは特に気に入っていて、車の判断基準のほとんどはこれになってしまいますが、他のどの車にも似ていなく、でも奇をてらったとろこのないオーソドックスなもの。

このクラスに有りがちなファニーなデザインでなく、落ち着いた雰囲気を持っていて、それは車の良いデザインの基準、長く乗れる条件として私はとても重要なことだと思っています。

スピードメーターは240kmまで刻んであって、そのスピードまで出るかどうか試すことなどありませんが、7速に入っていて110km/hくらいのスピードで2000回転強くらいなのでエンジン的には相当余裕がありそう。

そこから踏み込んでもかなり力強く加速してくれる感じがします。

ポロでこの力強さを感じるのなら、ポルシェならどんなにすごいことになるのだろうと思います。

車内の静かさはさすが、ドイツの車で街乗りと同じボリュームで音楽を聞くことができる。

でもこれはほとんどの車では当たり前なのかもしれません。

ポロの走行性能に大きく影響を及ぼしているのは、小排気量ながら力強い加速を見せるエンジンよりも、少し贅沢に感じられる7速DSGという変速メカニズム。

従来のオートマ違い(正確に言うとDSGはオートマではないけれど)、ギアが変わるのがとても早く、変速ショックもない。

それはマニュアルモードにして、自分でシフトチェンジしながら走るとすごくよく分かります。

ボディや排気量は小さいけれど、妥協のない作りこみがされていて、凝縮されている感のあるフォルクスワーゲンポロに、ペリカンM450や1930ホワイトゴールドのような良さを感じて、一人悦に入っています。

渋い存在ではなく、エンスーが好む車ではいないけれど、今の自分にはとても合っている車だと思えるポロ。

まだまだ馴染んだ感じはないけれど、ボロくなって欲しくないなあ。

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夫の言い分

2011-09-19 | 仕事の考え

テレビを見ていてフリーになったアナウンサーが、夜外食が多くなって奥さんから非難されているという話がありました。

夫側から言わせるとフリーになって収入が多くなった分、仕事の打ち合わせや付き合いなどで時間に関係なく仕事をすることになるのは当然だということになります。

でも妻側の言い分だと、自営業だから時間のコントロールも自分でできるはずで、同じ時間に帰れなかったり、打ち合わせが夜遅くまであるのは無能だからということになる。

私の場合、付き合いが増えたとか、しがらみが多くなったということはないけれど、一緒に食事をしたりしてもっと話をしたいと思う人がいっぱいできて、夜遅くなる日が増えた。

もちろん毎日同じ時間に家に帰って、家で夕食を家族と食べて話すことも楽しいと思いますし、自分にとって必要な時間ですが、それだけに固執して、自分の人生を狭くしたくない。

もちろん妻にはいつも笑っていてもらいたいけれど、そうでないこともよくあって、急に夕食が要らなくなった時には特に申し訳ないと思う。

でも男は仕事と家と常に微妙なバランスをとって生きていて、笑っていてもらえないと分かっていることでもしないといけないことも結構あるのだと思います。

多分どのご家庭でも議論されることで、夫婦の立場の違いがある限り相容れないものだと思っています。

(写真は駒村氏のオールデン)

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