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先日仕事を抜けて、”神戸市中央区外科”で検索した病院に行きました。
鞄のポケットに筒形のペンケースを入れていて、出先で何か書きたい時すぐ取り出せるように万年筆とシャープペンシルを入れています。反対側の同じ形のポケットにはスマホが入っている。
前の夜、スマホを充電しようとして、鞄のポケットに勢いよく手を突っ込んだら、ペンケースのポケットと間違えた。そして、筒形のペンケースの蓋は開いたままになっていた。
シャープペンシルはオートマチックシャープで、先はデリケートな機構のために先を上に向けてペンケースに入れていて、親指をシャープペンシルで刺してしまった。
オートマチックシャープはチャックが押されると芯が出る仕組みになっているので、芯が親指に食い込んで、痛みに手を引いたら、シャープペンシルがぶらんとぶら下がっている状態だった。
そうやって右手の親指に3㎜ほどの0.5㎜4Bの芯が残った。
右手の親指の腹なので、何か作業をする時に気になって仕方ない。自分で取り除こうと思っても取れない。
そのうち取れるかと思って放っておいたけれど、状況は全く変わらないので思いたって病院に行った。
こんな案件で病院に行くのは子供みたいで恥ずかしいし、きっと痛いのではないかと思うと少し怖くなってきた。
待合室には大勢の人がいた。
電話で確認して「では来て下さい」と言われたので、受付で電話した者であることを告げると元気な声で「シャーペンの芯が手に刺さっている方ですね」と言われた。
問診表を書いた。
どのような治療を望むかには、"指に刺さっているシャープペンシルの芯を抜いてほしい”
裏面の具合の悪い箇所を示してくださいという人体図の右手親指に丸印をつけた。
処置室に入ると女医さんがおられた。
なぜか「すみません。子供のような理由で来てしまって。でも手先を使う仕事なので、どうしても取ってほしくて」と伝えた。
ベッドに寝かされ処置が始まると、結構痛かった。とても長く感じられたけれど、5分もかかっていなかったかもしれない。
芯は取れて、親指の腹に本当に小さな傷があった。
「すみません切って取りました」と言われた。
とても小さな異物だったけれど、それがなくなってとても晴れやかな気持ちになりました。