私は成績も良くなかったし、就職でも実績を残すことができなかったので、あまり良い生徒ではなく、母校である神戸学院大学に顔向けできないといつも思っています。
でも地元ということもあるのか母校との繋がりがなかなかあって、お客様で母校の在校生の方が来てくださることもよくあります。
本日聞香会を開催してくださる森脇直樹さんも母校の在校生で、大学入学前に万年筆を買いたいと思って当店を訪ねて下さったのが出会いでした。
神戸元町の有名書店 トンカ書店店主のTさんも母校の出身だということを先日ご来店いただいた時に確かめ合った。
私が在籍していた時はなかったけれど、人文学部で中国文学の教授をされている大原良通先生がお仲間と書かれた紅茶の本「茶味」はそういう繋がりもあって、当店でも扱っていて、好評です。
何事にも冷めていて、無気力だった大学時代の自分を思い出して嫌な気分になるので、大学生活のことはあまり思い出したくないけれど、そういうふうに母校と繋がりを持てることは何かまた縁ができたようで、とても嬉しい。
でも森脇さんのようなしっかりした大学生ではなく、冷めた感じの大学生に出会うと、当時の自分を見るようでとても嫌な気分になって腹が立つ。
そういう学生には、悪いことは言わないから万年筆を今すぐ使うようにと、指導したくなるのです。