元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

街の賑わい

2020-06-25 | 実生活

たまたま元町商店街でガス漏れがあって、警察による規制線が商店街の入り口に張られているところに居合わせました。
見るとアーケードのずっと奥の方に赤色灯が回転しているのが見えました。
足止めをくらった人たちは大らかなのんびりした感じで、規制線が解かれるのを待っていました。
久しぶりに街に出てきたので、そんなハプニングさえも面白いことのように感じられるし、周りの人たちも同じように思っている気がしました。

3か月ぶりに休日に街に出てきました。
仕事で毎日元町に出てきているけれど、自由に歩き回れる休日とは全然違いますし、何よりも今は店々が開いている。
店の開いていない街には人が来ない。やっと街に賑わいが戻ってきました。

久し振りに靴を買いました。
パラブーツのシャンボードという靴で、靴好きなら1足は持っている、革靴の定番中の定番です。
リスレザーという水に強いという革の質感も、登山靴と同じノルヴェイジャン製法で作られた堅牢な作りであるというところも好きで、いつかほしいと思っていました。

パラブーツはウイリアムという靴を1足持っていて、履き心地の良さ、底の耐久性の高さから大変気に入っていました。

いつも行く靴屋さんで宣言中どうしていたか聞くと、お客様は来なかったけれど、普通に営業していて、ネット販売の出荷に追われていたそうです。
宣言中の閑散とした三宮で、夏用の時計を買った店も関係なく営業していました。

当店は、宣言中店舗のみ閉店にして、ネットショップのみ営業していました。
今となってはあれは何だったのだろうと思います。

街を歩いていて、空き店舗が多くなったことに嫌でも気付きました。営業している多くの店でも、今回のウイルス禍の対応で負債を抱えてしまった。
いつまでも縮こまっているわけにはいかない。店として、お客として失った3か月を取り戻すように、街を盛り上げていきたいと思いました。