まもなく湯瀬温泉。盛岡からずっと乗っているのに、検札はなかった。JR東日本のローカル線はビジバシ検札しない、チケットキャンセラー方式。無人駅の多い青梅線も検札や乗車券回収はなかった。JR西日本の山陰本線は「機動改札」の腕章をつけた車掌さんが抜き打ち検札。つまり、東は緩やかで西は厳しい。西日本の本社は大阪だから、取りこぼしは許さないからでしょうか。
湯瀬温泉駅は営業時間外の無人駅、無賃乗車だと疑われたくないので、降りる前に車掌さんに「湯瀬温泉で降りますけど、この切符記念に持ち帰ってよいですか」と申告。すると、「大館運輸区」の検札チケッターで入鋏。JR西日本なら無人駅に降りる前に事前申告するとボールペンで「無効 ○○○D(列車番号)レチ(列車長すなわち車掌)認印(はんこ)」。ワンマンカーだと、記念に持ち帰りたいと言っても、首を振りながら運賃箱へ徴収。JR北海道のワンマンカーは「はい、いいです~」さらにサインを求めると、「ひひひーっ、いいですよ」と逃げられました。(2013年7月、江差駅で)同じJRでも大阪を境に東と西、対応が少し異なります。
西日本は厳しいけど、関門トンネルを抜けたあとの九州は大らかな気質なのか、西日本みたいにビジバシやらず、乗客からの問い合わせや、切符の変更にすぐ応じられるようにまめに巡回。
(2014年5月 JR九州電車内で)以上、JR各社の人間観察でした。
定刻通り18時11分、湯瀬温泉駅。たまたま見つけた、時刻表巻頭の全線路線図。もし、「湯瀬」だったら、見落として宿泊地にすることはなかったかも。1995(平成7)年から「温泉」を付けるように改名。山梨県の石和(いさわ)温泉も1993(平成5)年から「温泉」付きに。駅名に「温泉」があったほうが、宣伝効果あり。草津温泉の最寄り駅は、吾妻線の「長野原草津口駅」からバス。わざわざ「温泉」を付けなくても、知名度は日本一。
駅からホテルまでそんなに離れていませんでしたが、グーグルマップで距離を調べたら、「通行できないところがあります」と表示。少し不安になり、「湯瀬温泉駅18時11分に到着する列車を利用します。申し訳ございませんが駅まで送迎をお願いいただけますか」と事前に連絡。駅前にホテルのマイクロバス待機。あまり周辺をパチパチ撮影できず・・・。
ホテル内部。かなりゴージャスな内装でした。昨日は「つたや旅館」の昭和レトロっぽいお宿、今日は打って変わり、「湯瀬ホテル」です。(笑)