まもなく小松川駅です。時刻表では通過扱いです。
小松川駅通過。小松川といえば、首都高速道路で千葉方面へ帰るのによく利用する7号線の小松川線があります。
たった1駅だけ通過するのに、列車は「快速」と名乗っています。ある程度通過して主要駅しか停まらないというイメージはありましたが・・・。
山口県の山陰本線、宇賀本郷駅も国鉄時代からJRにかけてのDD51牽引する客車は6両や8両などの長編成でした。宇賀本郷は戦後、地元の方による要請駅なので、ホームの長さはちょっと短いです。長編成の客車だと停まっても、ホームに降りられない一部の車両があるので、通過。快速と名乗らず、普通列車だったのは記憶しています。
宇賀本郷駅は少し離れたところに海があります。ちょうど真向かいは西なので、日没直前の夕焼けがかなり美しくなります。
ずごい残雪です。
次は相野々駅停車。上下線とすれ違いです。次はあっという間に終点の横手駅です。
岩手県最後の「ゆだ高原」駅を出ますと、秋田県横手市内に入ります。
3月だというのに残雪がすごいです。
北上線開業は1921(大正10)年なので、この駅舎も開業当時から現役で使われています。
今年は2025年なので、104年目の駅舎です。開業当時の様子がわかりますので、取り壊さず、ずっと現役でありますように。次は小松川駅ですが、今乗っているディーゼルカーは「快速」なので、通過します。たった1駅だけ通過するのに、「快速」と名乗るのはちょっと違和感がしますが・・・。
3月とはいえ、まだ雪景色。
今だったら、もう雪は溶けているのだろうと思います。
ほっとゆだ駅停車。北上線内で唯一の対面販売の「みどりの窓口」があります。
駅の中に温泉があります。エキナカ温泉は、ほっとゆだ駅の他に、わたらせ渓谷鉄道の水沼駅、あとは飯田線の平岡駅。平岡駅の真上は長野県天龍村の温泉ホテルになっています。他にも沢山あるかも知れませんが・・・。平岡駅のホテルは飯田線秘境駅めぐりの拠点として1泊すると行動範囲が拡がります。
1本早い列車に乗って、ほっとゆだ駅の温泉でまったりしたあとは、今乗っている列車に乗るつもりで計画はしましたが、早朝出発はちょっときつい。
ほっとゆだ駅の名所案内。国鉄時代なら各駅に駅名票の他に最寄りの観光名所もありました。今のその名残なのか、掲示している駅もあります。
ほっとゆだ駅の名所は、赤文字で目立つように表示されているとおりです。
次は、ゆだ高原駅に向かいます。
積雪量がすごいです。
すぱっときれいに除雪されていました。次は県境を越えまして、秋田県の黒沢駅に入ります。
和賀仙人駅停車。仙人という駅名のとおり、このあたりからは人間界から離れた秘境エリアを走行します。
例えば、この風景。
この地域だと、あまり民家が見られません。
仙人が暮らしているような秘境・・・JR北海道の小幌駅も日本一秘境駅ですが、かなり昔になりますが、今は無き旧小幌駅の待合小屋に仙人が棲みついてしまったとかでネットで賑わっていたような記憶が・・・。青ヶ島も然り。テレビ局が面白半分で青ヶ島仙人の住宅に押しかけ、無理強いな取材にマジ切れ。カット編集せずそのまま放送するなど、コンプライアンス違反だと思われる場面も・・・。
光風明媚な風景をエンジョイ中。
次は、ゆだ錦秋湖駅に停車。
駅舎はこちらです。駅の近くなので、民家がちらほら見られます。
3月ですが、このあたりまで来るとほとんど残雪風景です。
岩沢駅停車。
駅舎はこちらです。
無人駅に釣り合わないほどの巨大駅。中身はいったい何だろう?
岩沢駅を出ますと、次は和賀仙人(わかせんにん)駅に停まります。
2025(令和7)年3月15日。北上駅周辺では雪が残っていなかったのに、このあたりに来ると雪が残っている風景が見られます。
横川目駅。
駅舎はこちらです。無人駅のようです。
1つ前の駅は、「立川目」。次の駅も「横川目」。「目」の付く駅名が連続します。
残雪風景。
次は岩沢駅に停まります。
藤根駅停車。
令和に改元する直前の2019(平成31)年3月上旬、新駅舎に生まれ変わったとのこと。築100年もする古い木造駅舎のほうが古き良き時代を感じさせるので、建て替えせずそのまま存続させたほうがよかったのでは・・・。
JR北海道が2025(令和7)年に廃駅となった、木造駅舎は稚内付近の抜海(ばっかい)駅、雄信内(おのっぷない)駅、富良野線の東滝川駅。抜海駅、雄信内駅は地元の自治体が駅としての存続費用を負担していましたが、2025年度からは打ち切ることになり、ついに廃駅となりました。どちらも築100年の建築物なんですが、もったいないことしてしまいました。100年前にタイプスリップすれば、それなりの鉄道利用者がいたと考えられます。
次は、立川目駅停車。
東京都多摩地域のターミナル駅の立川駅はルミネ、伊勢丹、ビックカメラなどの多摩地域最大の繁華街となっていますが、岩手県の立川目駅はこのような風景です。
立 川 → 立 川 目
経由:中央東・東京・新幹線・北上・北上線
4月15日から4月19日まで ¥8,580
次は、横川目に向かいます。横川の駅名は、山陽本線の広島市内にある駅と、群馬県の信越本線の終点にあります。
特定の都区市内の【広】広島市内を出て、再び広島市内に戻って、201キロ以上であれば、【広】広島市内ではなく、単に(陽)横川という単駅になりますが、そのようなルートは見つからないので、群馬県の(信)横川から横川目までのきっぷを作ると、
(信)横 川 → 横 川 目
経由:信越・高崎線・大宮・新幹線・北上・北上線
4月15日から4月19日まで ¥9,130 となります。
北上駅を出発して最初に停車する駅は柳原駅です。
こちらは出入口。青空改札口です。
北上市内の長閑な田舎を走行中。
江釣子駅停車。今は北上市内ですが、もともとは岩手県和賀(わが)郡江釣子村。1991(平成3)年に北上市と合併したため、「村」から「市」に昇格しました。
江釣子駅の待合室。東北の3月はまだまだ冬なので、扉が閉まったままです。次は藤根駅です。
こちらは交流専用の東北本線の盛岡行き701系。国鉄時代の東北本線は、交流専用の電気機関車が50系のレッドトレインを牽引。JR民営化しばらくは国鉄の体制を引き継いでいて、50系客車は非冷房というのが問題があったようです。客車だと電気機関車を前後に付け替えるなど効率が悪い。50系客車を廃止する代わりに、1993(平成5)年よりこの電車をデビューしました。車両の年齢は32年になり、ちょっとくたびれている感じです。
こちらは国鉄のキハ40や47の後継となる北上線のキハ100系。JRになってからデビュー。
横手行きで間違いなし、ヨシ!
2両編成、がらーんとしています。
北上駅の駅名票。隣の駅は東北本線 むらさきの、北上線 やなぎはら とわかりやすく表示されています。
3月14日。体調不調になり、1日飲まず食わず・・・。当初計画では仙台駅に着いたら、名物の牛タン!と思ったのに食欲なし。他のメニューでも食べたいとは思えず。消化器系不調のため、ホテルに着いてから、ずっと朝まで爆睡。翌朝は朝食バイキングが食べられるようになり、体調回復。
ゆっくりチェックアウトして、目の前の北上駅へ。
対面販売の「みどりの窓口」はあります。指定席券売機も設置。新幹線の停車駅だからでしょう。JR西日本の山陽新幹線停車駅だというのに、「みどりの窓口」がない駅があります。新下関駅、厚狭駅、新岩国駅など。
極端に少なすぎる北上線の時刻表。9時55分の次は13時42分です。
快速ワンマン2両 9:55 横手 0番線。小松川駅は通過いたしますので・・・と表示。
快速だから、主要駅だけ停まって通過駅も多いのかと思い、時刻表で確認してみたら、通過駅は小松川駅の1つだけ。1駅通過するだけでも「快速」と格付け!?
小松川駅の時刻表は1日4本だけです。3本通過する列車が止まっていれば7本になりますが・・・。
階段をおりて・・・
0番線ホームはもっと奥のほうです。
そういえば、山形新幹線のE8系。2024年にデビューしてから乗ったことがないのに気づき、ジローさん、ふてニャンを見守る人が自宅に在宅している間に急遽、旅行を計画。
当初計画していた内容は・・・
【区】東京都区内 → 【区】東京都区内
経由:三河島・逢隈・東北・北上線・奥羽・福島・新幹線・東京
経由欄に「三河島・逢隈」が入ることにより、品川発仙台行きの常磐線特急「ひたち」号に乗車するつもりで、旅行数日前にネットから予約。えきねっとのチケットレス得だ値35%割引により、品川から仙台までの指定席特急券は1880円なーり。
ところが・・・出発前日の3月13日。えきねっとさんから急なメールがありました。「3月14日は強風が見込まれるため、ご予約いただいた特急は、部分運休となります」と。調べてみたら、仙台行きを取りやめて、いわき止まりになるとのこと。
いわき駅から普通電車で仙台に行けばいいかな~って、日頃の忙しさも相まってろくに調べようもせず放置。その日の夜、いわきから、仙台までどのくらいの距離?といちおう調べてみましたが、特急はかなり速く仙台に着けるものの、普通電車はその日のうちに辿り着けなくなる可能性あり。
慌てて、予約した「ひたち」号は手数料無料で取消し。
結局・・・翌日は東北新幹線で仙台、となりました。乗車券は行きと帰りが重複してしまうので、2026(令和8)年で廃止になる連続乗車券をリクエスト。
JR東日本を利用するのに、JR東海の窓口で購入。こういうひねくれた買い方はずっと昔の子どもの頃から。1番、2番窓口は最新型のMR52N型、3番からは旧機種のMR52型。4番窓口の東京駅MR904発行を狙いましたが、5番窓口になりました。5番はなぜか、昔から東京駅MR931(くさい)発行。
仙台に着いて、名物の牛タン!!と思いましたが、この日は体調不良のため、食欲なし。美味しいはずの牛タンなのに、なぜか食べる気が・・・。日頃のストレスが積もり積もって体調不良を引き起こしたに違いない・・・?
今夜の宿は北上(きたかみ)なので、仙台からずっと普通電車で北上(ほくじょう)すればいい。調べたところ、小牛田行きのはずなのに、電車側面の行き先は「松島」。長編成の電車なので、松島に着いたら、半分は分離するに違いない。先頭車は小牛田行き?と深く考えずに松島行きの電車に乗車。
松島に到着し、先頭車まで歩きましたが、行き先はすべて「仙台」行き。おかしいと思いつつも、松島駅の自動改札機を通して出場。駅員さんに「北上まで普通電車で向かう予定なんですけど、松島止まりなんですか?」と聞きました。「本日は強風のため、当駅から先は終日運休なんです」慌てて今来たばかりの仙台行きに乗車。
仙台に戻って・・・
このきっぷを購入して、新幹線の自動改札機に挿入すると、「きっぷは使用済みです。係員にお問い合わせください」とぴんぽーん!と扉閉鎖。松島駅の自動改札機を通したため、裏面の磁気情報では松島駅出入場記録あり。仙台では逆戻りになるので、エラーと判断されたに違いない。有人通路の駅員さんに事情を話すと、「なるほど」とスタンバーで入鋏済。
この日は運休などに振り回されつつも、なんとか、北上駅到着。ホテルに着いて、日頃の疲れなのか夕食のことは忘れてずっと爆睡。