東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

【存続決定】秘境駅・利用者ゼロ名・糠南駅(その1)

2020-07-04 00:00:12 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 まわりが廃屋だらけの雄信内駅はこれで満足したので、次の駅、糠南(ぬかなん)へ。

 雄信内から糠南まで線路で1本だけど、道路だと繋がっていないので、いったん国道に出て問寒別(といかんべつ)駅周辺の集落を通ってから、再び路地で雄信内方面へ。
 郵便局があったので、友人が「旅行貯金」。窓口で貯金すると、リクエストがあれば局名の入っているゴム印を捺印してくれます。山口県の何もない田舎に住んでいた家の近くは55225。下関は55081,北九州中央は74003。青ヶ島は01790、小笠原01794。覚えているのは、この5つくらいかな。北海道は90~99から始まる番号。東京は日本の首都なので、00~01。
 (郵便局=オレンジ色はもう廃止になっているので、今は赤色に塗り替えているかも知れません)


 利用者ゼロ名らしく、糠南駅のまわりはなーにもありません。

 それなのに、駅があるのはそこに観光資産があるからでしょう。駅の管理は幌延町が負担。

 糠南駅はこんな風景だというのに、書くネタはたーくさんあるので、当分の間は連載するかも知れません。変な秘境駅なら得意分野かも。
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【存続決定】秘境駅・利用者ゼロ名・雄信内駅(その3)

2020-06-28 00:03:27 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 今度は雄信内駅前を探検してみます。駅前といっても、廃屋だらけなんです。「雄信内」集落を成しているのはここから3キロ先。

 すべてが廃れてしまったような街にゴミ収集!?と思ったら、廃止後もそのまま放置。

 住宅っぽい家屋があったので、そこへ向かってみます。

 近づいてみたら、やはり廃屋。

 壁が崩落しており、中の浴槽が見えます・・・・。

 雄信内駅が栄えていた頃の商店。出入り口を封鎖するため、板で打ち付けていますが、取り壊さずそのままにする理由ってあるんですかね・・・。固定資産税はどうするんですかね。

 ここでも廃屋ですね・・・。

 最後に住んでいた人が責任を持って、建物を取り壊し更地にすればいいのに、似たような風景があちこち。

 屋根もなくなり、凄まじい状態になっている。

 拡大してみたら、犬予防注射昭和49(1974)年。昭和51(1976)年で途切れているので、計算してみたら42年(2018年当時)もそのまま放置していたら・・・

 一部はこんなふうに風化。廃屋だらけなのに、雄信内駅舎だけ、きれいに手入れしており、現役。かなりギャップを感じる空間。JR北海道さんにとっては、こんな駅いらねー!と思っても、地元の幌延町が歴史的遺産として存続させたいとして、来年(令和3年)から幌延町が管理することになりました。駅舎を永久的に管理するのはいいけれど、その前に廃屋の所有者を割り出し、きれいに片付けてもらいたいんですけどね。
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【存続決定】秘境駅・利用者ゼロ名・雄信内駅(その2)

2020-06-22 00:22:28 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 JR北海道にとって、秘境駅や利用者ゼロ名の駅は厄介になり、毎年ダイヤ改正のたびにどこかで廃駅になってしまうところが増えていますが、大正14年の歴史的建築物を地元の幌延町役場に駅の維持代を負担させるものとし、協議が行われている。似たようなケースは室蘭本線の小幌駅。険しい海岸の断崖を貫くトンネルとトンネルの間に挟まれた、小さな駅がぽつんと。もちろん、周囲に道路がなく、列車でしかたどり着けない秘境駅。現在も小幌駅熱狂マニアの訪問が途絶えることはないとのことです。

 雄信内駅の喫煙所案内表示だけど・・・・

 案内図ではこのあたりに灰皿があるはずだけど、どこも見当たりません。

 ここでもないですね。

 歴史的建築物に灰皿はリスクが高まるものなので、首都圏みたいに駅構内全地域禁煙が妥当。あの喫煙所案内は比較的新しく貼られたものだけど、いらないんじゃない?
 わざわざ雄信内駅でタバコを吸いたいって思う来訪者はいないでしょう、きっと。タバコは個人の嗜好であって、どうぞお好きなようにと思うんですけど、ただ、他人の迷惑を顧みず煙を吐く人や、クルマの窓から火のついたままポイ捨ては叩き潰したくなるからな。

 駅の中にあったもの。5月になっても除雪機がそのまま置かれています。雄信内駅利用者ゼロでも、列車は1日3往復停車するので、ドアが開いたら雪で降りられないという事態が出ないため、必ず除雪しているようだけど、どなたがやっていらっしゃるのかな・・・。

 1日3往復の時刻表。今の季節だったら、訪ねても爽やかな気候だと思うんですけど、冬の間はさぞかし大変だろうな、たぶん・・・。

 雄信内駅が栄えていた頃の切符売り場跡。窓口が2つあって、行列をなしていたかもしれない。今みたいなPOS端末が置かれていないので、すべて硬い厚紙のきっぷ。あるいは目的地が遠距離のときは手書きの補充券。指定席券をリクエストされたら、稚内駅に電話して、受話器を片手にマルス端末をたたく。座席番号を伝えると、座席確保済。たとえば、ひかり1号 2号車3番アメリカ席とか。CとEの発音が似ているので、聞き間違え防止のため、A席はアメリカ、B席はボストン、C席はチャイナ、D席はデンマーク、E席はイングランド。

 とても広すぎる駅事務室。今は無人駅の長門二見駅も国鉄時代は8人も駅員さんが駐在し、駅事務室の奥にある当直室で寝泊まり。ここでも当時の駅員さんが寝泊まりしていた当直室はあるかも。

 Googleマップで確認すると、雄信内駅周辺は、な~にもない秘境だけど、ここから3キロ先に雄信内郵便局、集落地があります。雄信内郵便局に寄ればよかったんじゃないかなぁ・・・。雄信内駅の話はまだまだ続きます。
 
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【存続決定】秘境駅・利用者ゼロ名・雄信内駅(その1)

2020-06-16 00:00:17 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 安牛駅は2021(令和3)年のダイヤ改正で廃駅になる予定です。

 廃駅後はもう撤去されるのであろう駅舎。
 次の駅はもっとすごいところです。現役の駅なので、カーナビゲーションに誘導されながら辿り着いたところは集落跡地に廃屋だらけ。もはや「廃村」と言っていいところにぽつんと貫禄のある駅舎が現れてきます。

 調べてみたら、1925(大正14)年開業。
 「宗谷本線の歴史を伝える国鉄型木造駅舎の希少性について考究が必要なこと」を理由に「自治体維持管理を要望する駅」の1つに加え、2021(令和3)年度以降、幌延町による維持管理に移行する予定。

 100年近く経つのに、開業当時の姿を保っている骨董品そのもの。毎年、冬の間は雪が積もったりして駅舎が傷みやすいのに頑丈な造り。
 「雄信内駅」の看板は国鉄時代からあったものらしいだけど、電球は今どきのLED?と画像を拡大してみたら・・・
 TOSHIBA 110V 40W の文字が・・・・。東芝の白熱電球は2010(平成22)年3月で製造中止。撮影日は2018(平成30)年5月。白熱電球の寿命はとても短く1000時間。毎日平均5時間灯ったとしたら、1年以内で切れる計算になる。電球が切れてもすぐ交換に来なさそうな感じ。利用者ゼロの駅なので、日没後の照明は不要ですかね・・・?実際、日没後の様子を見ないとわかりませんが・・・。

 今度はホーム側の駅舎です。

 これも拡大してみたら、表と同じく100V36Wの白熱電球。メーカーは聞いたことのない、T・・・。これもつかないんじゃない?
 広い空間に40Wの電球は明かりがついても全体的に照らせるわけではなく、暗すぎるかも知れない。

 秘境駅、雄信内駅の話はまだまだ続きます。大正、昭和、平成、令和の4世代も存続する非常にマニアックな駅。
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安牛駅(2021年3月で廃駅予定)

2020-06-09 00:00:59 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 コロナ渦のさなか、どこも行けずヤキモチ中。2年前の写真であのときの様子を思い出しながら書くしか・・・。豊冨から旭川まではいくつかの駅がありますが、全駅寄るとしても時間がかかるし、飛行機に間に合わなくなってしまう。友人が厳選した「秘境駅」のみピックアップし、立ち寄り。安牛駅も秘境駅なんです。

 安牛駅の開業は1925(大正14)年。当時は有人の木造駅舎だったけれど、1980年頃無人駅化に伴い、取り壊し。貫禄のあった駅舎が貨物の車掌車を改造されたものに変わってしまいました。

 5月だというのに、なぜかクリスマスリース。

 何もないところにぽつんと駅を設置するわけではなく、大正14年に遡れば、駅前に住宅が建ち並んでいたに違いない。

 1日3往復停車。往復6本しかなく、衝撃的な時刻表。今は廃線からもう23年経つ山口県の美祢線大嶺支線。本線の南大嶺から行き止まりの線路が2.8キロ、終点、大嶺。朝3本、昼間1本、夕方2本、1日わずか6本の時刻表にすごいな~とあの頃、思っていたんですけど、今や北海道に行けばうじゃうじゃ・・・。

 運賃表。2年前は豊冨から安牛まで540円区間だったんですけど、現在は大幅に値上げし、640円区間(26.2キロ)。山陰本線の下関から小串まで27.1キロ、510円区間(東京の電車特定区間は480円)。
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朝食も美味しいところ

2020-06-03 00:11:28 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 北海道の最北端に近い最果ての地にほど近い豊冨町に先祖代々から引き継がれている「川島旅館」があります。全面的にリニューアルオープンしているので、最近新しくできたばかりの宿と勘違いしてしまいそうですが、老舗の宿なんです。

 私が撮っても、「伝わらない写真」。友人が撮ったものは構図がとても上手なので、「伝わる写真」だから、友人と同行の旅はいつも友人の撮ってきた画像を拝借しております。かなりお洒落な朝食プレート。

 温泉の熱で加熱したのであろう、温泉卵。

 手作りのパン。フルーツの入ったデザートやホットコーヒー。ごちそうさまでした~!!

 今日の天気は雨降らずの曇り。よかった!!ちなみに撮影日は2018(平成30)年5月7日。もう2年前になりますが、まるで昨日のように思い出されます。

 チェックアウト。また行きたくなりますね~。いつかまたお世話になってもらえる日を期待しつつ・・・。
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最北端の温泉郷は灯油の香り

2020-05-26 00:00:52 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 2020(令和2)年5月25日、首都圏(1都3県)および北海道の緊急事態宣言を全面的に解除することになりました。解除されたからと、コロナウィルスは完璧に無くなったわけではないので、緊急事態宣言が出ている間に策定された新しい生活様式を継続しながら日常を取り戻すそうです。
 
(ここから2018(平成30)年5月)

 JR最南端の枕崎から最北庵の稚内までの記事は2年と思いましたが、まだまだずーっと。コロナがなければ、JR最東端の東根室から最西端の佐世保のはずだったのに、実現できず。青森から日本海側に沿うような路線で計画していたので、山口県の特牛(こっとい)や角島とか山陰本線も含まれていた。快速〇〇のはなし号で長門二見を通過、この日は九州に上陸して最初の都市、小倉で泊まって、博多、佐世保。本州最西端の下関よりも小倉を選択したのは6社の中で1番応援しているJR九州だからだと思う。
 これは、豊冨町産エゾシカのソテー。鹿のお肉なんです。うちのジローさんだったら、事前にシカ肉だと知っていたら、絶対に食べない。私だったら美味しくいただけるんですけど・・・。

 最後にデザート。すごくお洒落ですね。

 食後のホットコーヒー。大変美味しかったです。ごちそうさま。

 部屋に戻ってしばらく・・・1日の疲れを癒やしに旅館の温泉へ。突き当たりの階段をおりたところに温泉。

 温泉成分表。石油臭って書いてありますが、香りは灯油そのもの。

 本日は他のお客様何人かお見えになっているのに、私が温泉に行ったときはたまたま貸切状態。

 灯油の香りがします。お湯も灯油が混じっているような、珍しいもの。

 露天風呂もあります!天然温泉なので、熱かったり、ぬるかったりするので、温度調整が必要な方はフロントに電話を下さいとのこと。いや、私が入っているときはちょうどよい湯加減。

 部屋の向かいにロビー。まるで図書館のように本が並べてあるので、本好きの方なら喜ばれそうな空間。

 1番興味があったのは、留萌・宗谷の100年。
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どれも道内産のごはん

2020-05-20 00:01:23 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 ごはんは最後に運ばれることが多いんですけど、女将さんが「今からごはんをお持ちしてよろしいでしょうか」。ごはんが欲しいなと思っていたところ、ちょうどよいタイミング。これもやはり、旭川産特級米「ゆめぴりか」。すごーくモチモチして美味しい。どんなおかずでも合います。

 今度は「ばくだん」。中身はびっくり!!中身は何だったかなぁ・・・?(2年前のおぼろげな記憶が・・・美味しくて完食したのは覚えている)

 北海道の5月上旬はまだまだ寒い。温かい海鮮と山菜の寄せ鍋。

 これは何という料理の名前でしたっけ・・・?これも美味しかったですよ。

 豊冨牛乳のミルクジェラート。こう書いていると、また、豊冨町の川島旅館に行きたくなりました。日本最北端に近い地なので、ここから容易く行ける距離ではないのは確かなんですが・・・。行きやすいのは、北海道新幹線の終点、新函館北斗あたりかな。
 コロナのせいでJR各社の収益が減少し、億単位もの損害を被っているとのこと。そもそも、中国のせい。2003年のSARS騒ぎも中国だし。頑張れ!アメリカのトランプ大統領。私はトランプを支持します!!
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枕崎から稚内まで。ゴールのご褒美は・・・

2020-05-15 00:24:38 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 日本最北端の温泉郷、豊富町。最北端の温泉地は稚内市にありますが、温泉郷と名付けられているのは、ここが最北端。温泉郷とは簡単に言えば、古くから一定の範囲に複数集まっている温泉地の総称を意味します。
 周辺にいくつかの温泉宿がありますが、古くからあったものを新しくリフォームされている宿はここ。

 部屋からの眺め。


 豊冨という地名はアイヌ語で「食物の豊富にあるところ」を意味しており、豊冨町で採れる食材をふんだんに使われた料理を提供しますとのこと。

 前菜は、黒千石大豆の甘煮、とよとみ牛乳クリームチーズ、小女子(こうなご)とクルミの佃煮。(こうなごは稚魚)

 気づいて、筆談道具まで用意してくれる心遣いがいいですね。

 川島旅館バターフィルードのアヒージョバケット添え。

 お造り。カンパチ、甘エビ、鯛、たこ。
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やはり北の国はいいな・・・

2020-05-08 00:00:16 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
<<この記事は今ではなく、2年前の、平成30年5月5日>>

 稚内駅から6駅目の、豊冨駅。43.5キロ、運賃は1130円なり。東京から中央線で豊田(東京都日野市)までの43.1キロとほぼ同じ距離なんですが、電車特定区間の運賃ICカード利用で726円。JR北海道は線区ごとの収支は新幹線を含む全27線区が赤字になっており、経営が非常に厳しい。33年前の国鉄改革時に6社に分割すると地域格差が出るは思いもしなかったのだろうか。

 今は無人駅だけど、かつては駅事務室のあったところ。

 そのとなりは空きスペースを利用して喫茶店。たとえば、釧網本線の北浜駅とか無人駅の活性化として、喫茶店を入居させる方法は道内各地で見られます。

 非常に本数が少ないので、寄贈された漫画本も置かれていました。私物化されないように、図書館のラベル付き。山口県のなーにもない田舎に住んでいたときは汽車通学。1本乗り遅れてしまうと、1時間以上待ち。今だったら,スマホさえあれば、ひまを潰せるんですけど、昔はスマホがなかった。つい、駅のキヨスクで1冊200円とかの漫画本を買ってしまう。ひまつぶしにどうぞ!と、こういったミニ図書棚があれば、わざわざ買うことはなかったのに~。


 豊富駅の駅名票。北海道の主要駅なら、新しいLED駅名標に交換されていますが、ここは昔の蛍光灯タイプ。

 切符入れ。つい、正しく使われたのかどうか中身を確認したくなりますが・・・。ワンマンカーのときは運転士さんへ、この箱はたぶん、特急券および乗車券入れなのかも。

 無人駅でもとなりの観光案内所に申し出ればスタンプを貸してもらえそうです。

 なぜか昔の旧型客車が展示されていました。どう見ても一般旅客用の雰囲気ではない。あとで調べてみたら、救援車の「エ」を意味する、オエ61 67。(平成2年に廃車してから30年経過しているので、保存状態は芳しくない)

 豊冨町のマンホール蓋。駅スタンプのデザインにも同じような花が描かれていて、北海道に生育するユリ科の多年草「エゾカンゾウ」。

 これから宿に向かいまーす。

 古くから貫禄のある温泉宿だというのに、今どきの新しい旅館にリニューアルオープン!!


 温泉宿なので、アメニティはばっちり!!テレビも字幕あり。部屋からの眺めも北海道らしくのどかな風景でよろしい。
 平成30年だというのに、未来を暗示しているかような「和」の文字付き。この写真は平成30年5月撮影。ちょうど1年後は「令和元年」。枕崎から稚内までの話は2年続くかもと当初予想していたとおり、現在も連載中でーす。
 今年のゴールデンウィークは最後の未乗区間、富良野から滝川間の根室本線に乗車し、北海道から九州まで旅客鉄道株式会社全線達成!のはずだったのに、ずーっとホームスティ。
 
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宿泊地の最寄り駅、豊富駅

2020-04-30 00:00:38 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 今夜の宿は豊富駅の近く。最南端から最北端まで鉄路でやってきたんだから、どうせ最後の日は最北端の宿、宗谷岬を検討してみたものの、翌日は旭川までレンタカーで運転して、旭川空港から帰京。最北端の地からどこにも寄らず旭川空港だったら、間に合うかも知れないが・・・今回は宗谷本線の「気になる駅巡り」を組み込んでいるので、最北端の地から出発しても、間に合うかどうか。その不安もあるので、「宗谷本線 温泉宿」を検索してヒットしたところは豊富駅近くの温泉宿でした。
 (ちなみに最北端の民宿は こちら。旅人の記した紹介内容がわかりやすいです)

 記事を書いているのは2018(平成30)年5月上旬のゴールデンウィーク。その1年後の平成から令和に改元するゴールデンウィークは10連休、もう日本じゅう鉄道の指定席も96%に達し、希望する列車の予約が取れず。ホテルも多客期の特需により、1泊あたりの料金が高騰。2019年はナシにして、2020年のゴールデンウィーク!と今年の1月から友人とオンライン打ち合わせしながら、プラン策定。最東端から最西端まで航空券、指定席券の予約確保、今度は発券する段階でコロナ禍。えきねっとで予約したままなので、電話でキャンセル申し込み。えきねっとでキャンセルすると、手数料がかかるので、電話で連絡が欲しいとのことですが、あのな・・・何度も電話をしてもなかなかつながらなかった。3日後、やっとつないだのはよかったけれど、電話リレーサービスの音声および文字を通訳するオペレーターを経由するため、健常者自ら電話するよりも、2~3倍の時間がかかる。たとえば、先方の話した内容をオペレーターさんがリアルタイムで文字入力。私が伝えたい内容を入力するとオペレーターさんが音声で先方に伝えるという仕組み。出前の注文とか、簡単な用件なら、数分で済ませるけど、えきねっとの予約は列車名や区間、人数を確認しながら1つ1つ。「全部まとめてキャンセルしたい」と伝えたとしても、万が一、乗る予定のある列車まで勝手にキャンセルすると困るので、1つ1つ確実にお互い確認が取れてからということらしい。えきねっとも、そんなやりとりに時間をかけるより、コロナを理由にしたキャンセルもネットで手数料無しに設定するとかそのようにして欲しい。1番早いのは、みどりの窓口でキャンセルの手続きだけど、ここはかなり田舎なので、みどりの窓口まで遠い。

 豊富駅。

 とよとみと書いて、漢字は「豊富(ほうふ)」。縁起のいい駅名かも。

 駅舎の規模からにすると、もともと有人駅なのに、1986(昭和61)年から無人駅化。乗車券販売はキヨスクに委ねる「簡易委託駅」に。キヨスク閉店後はとなりの豊富町観光センターが乗車券を発売。
 最北端のキヨスクは稚内駅だったのに、2011(平成23)年にキヨスクの代わりになる新築駅舎のコンビニ開店。最北端は名寄駅に移したが、駅周辺にコンビニもあるので、駅の中で購入する需要も見込めなくなり、2018(平成30)年閉店。
 山口県の山陰本線も、かつてはほとんどキヨスクあり。幡生(はたぶ)、綾羅木、安岡、吉見、黒井村、川棚温泉、小串、滝部、人丸、長門市。今は、長門市を残して全部撤去。

 改札口。5月の北海道はとても寒い。ドアや窓は閉め切った状態です。

 今だったら、人が集まれば「3密」に該当してしまいそうですが、撮影したのは2年前。今のようなコロナの「コ」すらなかった時代。最初にコロナウィルスを発生し、世界を蔓延させた中国が恨めしい。今年のゴールデンウィークはステイホーム週間。故郷への帰省や、都道府県をまたいでのご旅行は控えて欲しい。沖縄や伊豆諸島全域、小笠原までも「今、ご来島いただいても、心ゆくまでおもてなしができません」と呼びかけ、収束するまでお待ちいただいて欲しいとか。暇すぎて生活のリズムも激変し、戸惑う方も多いかも知れません。1人1人の行動が収束につながるはずなので、しばらくの間は我慢、我慢です。
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徳満駅

2020-04-22 00:17:07 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き
 2年前のゴールデンウィークは枕崎から稚内ゆきの乗車券で日本列島縦貫旅。10日ぶっ通しだと疲れるので、乗車券の有効期限は22日もあるので、前半と後半に分かれて実施。今年も2年ぶりに最東端から最西端をテーマに2回分けてのプランニング案を出しながら、確定と思ったら、3月の半ばあたりから雲行きが怪しくなる。慎重に検討した結果、収束するまで延期にすることに決定。全国に緊急事態宣言が出ており、旅するような状況ではない。敢行するとしても、「緊急事態宣言が出ているのに、何しに来た?」と旅先の方々たちに迷惑をおかけすることになります。生命維持のための買い物や通院などの外出は許されるが、遠いところから不要不急の用事で来たとなると、やはり気を遣ってしまいます。
 3月の半ば頃の都内における感染者は138名、1ヶ月過ぎた今はもう約23倍の3197名。外出は最小限の用事のみにして、できるだけご自宅で暮らされるようにとのことです。かなりストレスがたまってしまいますが、1人1人の協力により、収束に向かうのも早くなります。何も対策を施せず、通常のとおりだと国内の死者数は約40万人という衝撃な試算も出ています。
 「米軍が武漢に未知のウィルスを持ち込んだ」とか、「海鮮市場は野生動物を取り扱うので、ここで発生した」とか・・・。中国は世界に損害賠償すべきでしょう。裁判大国のアメリカでは中国を相手に集団訴訟を起こす動きがあるそうです。


 ここは徳満駅。アナウンサーの徳光さんを連想してしまいそうですが、漢字が1つ違うだけで読みは同じですね。

 あそこはたぶん、昔、駅舎が建っていた基礎の跡地ではないか・・・?

 今の簡素な駅舎。

 中に入ってみたら、在りし日の木造駅舎の写真が・・・。大正15(1926)年9月建立。この年の年末の12月25日に大正天皇が崩御されたので、1週間のみ、昭和元年。最後の昭和64年も1週間でした。

 特急の通過駅なので、本数が少なすぎます・・・・。

 もしかしたら、旧駅舎に架けられた看板をそのまま再利用!?

 平成12(2000)年建立。新しそうに見えるんですけど、18年経った(当時)んですかっ!?今だったら、もう20年。

 次は、豊富駅。
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(廃)芦川駅

2020-04-12 00:17:34 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 今夜の宿は豊富駅周辺なので、豊冨駅まで駅探検。ここは兜沼駅。

 近くに駅名の由来となる「兜沼」があります。

 稚内、南稚内駅は特急が1日3本、普通列車は1日4本。1日7本あれば、時刻表はすかすかに見えませんが、こちらは普通列車しか停まらないので、寂しすぎる時刻表・・・。

 駅の向こうは「兜沼」。

 駅前広場。昭和61(1986)年に無人駅化され、貫禄のある木造の駅舎は取り壊され、貨物列車の車掌車を改造した簡素な駅舎に。駅前広場跡地はとても広かったので、大正時代に遡れば人が多く行き交っていたに違いない。

 次は2001(平成13)年廃止となった、芦川駅。カーナビに旧芦川駅と載っているわけではないのに、友人のカンにより、「このあたりではないか」と。見事に的中!!

 ここに芦川駅があったお印。

 最北端の5月は本州で言うと3月くらいかな。

 芦川駅ホーム跡地。

 次は徳満駅です。
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2年前の抜海駅

2020-04-05 00:58:16 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 2018(平成30)年5月の抜海駅。あれから2年経過した今年のGWも、前回の逆バージョン、東から西へ。予定とおり実施するとしても、列車の運休、飲食店の閉店、観光の休業などが予想されるため、安全な状態になるまで延期に・・・。
 抜海駅の開業は1924(大正13)年。駅舎の建物もその頃から使われているようなので、築100年近く。南稚内駅は鉄筋コンクリート駅舎、稚内駅は最近、新しい駅舎に建て替えられているので、ここが最北端の木賊駅舎。
 表面だけきれいにリフォームしていますが・・・

 お手洗いは・・・・

 昭和のままでした。水洗式ではなく、くみ取り式。

 有人駅時代の写真。

 最北端なので、昔は豪雪地帯!?

 映画?の撮影が行われたときの写真。

 JRのロゴマークはJR北海道のカレンダーについていたものを貼り付け。

 改札口では前室がありました。もともと豪雪地帯なので、天井に長年も耐えているのか、水分の染みが・・・。

 扉にJR北海道のロゴマーク2つも貼付。玄関はリフォームされているけど、ホーム側は大正時代そのまま。

 新しく交換したのか、ピカピカでした。

 宗谷本線の起点、旭川から245キロ。
 
 昭和に逆戻りしたかような雰囲気が漂います。

 抜海駅を十分観光したあとは、次の駅へ。

 抜海駅前の風景。大正時代に遡れば住宅があって、駅の利用者が多かったに違いない。この100年の間に、住民たちが離れていって、ぽつんと駅だけが残っている状態なんですが、2~3キロ先に抜海集落があります。駅として存続できるように稚内市に要望があったにも係わらず、2021(令和3)年春、残念ながら廃駅となります。
(ここから)
 抜海(稚内市)、上幌延、安牛(宗谷管内幌延町)、豊清水、恩根内、紋穂内(もんぽない)、南美深(上川管内美深町)、北星(名寄市)、下士別(士別市)、北比布、南比布(同比布町)の11駅。北剣淵駅、東六線駅については、上川管内剣淵町が「廃止の方向で検討しており、町民説明会で決定する」としている。
(ここまで)
 待合室が物置小屋の糠南駅は幌延町役場が町おこしに活用すべく検討を進めてきた結果、存続。小幌駅も豊浦町役場が駅としての維持代を負担していると同じように。
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もう間もなく2年・・・抜海駅

2020-03-26 00:27:16 | 2018GW枕崎→稚内一筆書き

 最北端の稚内駅、その手前の南稚内駅は有人駅で両方とも「みどりの窓口」がある。南稚内を出ると、いきなり荒涼とした風景が続き、ぽつんと秘境駅の抜海駅。

 1924(大正13)の鉄道省によって建てられた駅舎を何度もリフォームを繰り返し、今の形に。

 運賃を大幅に値上げするなど厳しい経営を強いられているJR北海道。
 宗谷線沿線の市町村にJR北海道から突き付けられた内容は、利用者が著しく少ない駅は廃止にする方針。稚内市内でも抜海駅がその対象となり、地元自治体がその維持管理費用を負担しない限り、2021(令和3)年春のダイヤ改正の際に廃止するという内容。

 大正の建築物、廃止にせず、そのまま存続させましょう!!

 昔の出札窓口跡。窓口が2つもあるなんて、昔はかなり栄えていた証拠。

 1日に停まる本数がこんなふうになると、クルマで行く!に切り替えられた方が多いのでは・・・。まだまだ続きはあります。
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