JR四国の国鉄型キハ185系はできるだけ国鉄のオリジナルを残している。(撮影は2017(平成29)年9月)
方向幕も国鉄そのもの。
車内の雰囲気も、国鉄そのものだけど、JR九州は・・・後述。
九州横断特急2号の発車時刻は8時7分、5番線。ホテルから駅まで徒歩1分だけど、15分前に到着。かなり余裕を持っています。
9月26日の旅程は、経由:日豊・豊肥・熊本・新幹線・久留米・鹿児島線・筑豊・鹿児島線のうち、「豊肥・熊本・新幹線・久留米・鹿児島線・筑豊・鹿児島線」。
細長い切符と一緒に自動改札機には通れないので、有人改札で2枚提示し、入鋏済。青いインクは午前中、赤いインクは午後といったように使い分け。他に、JR西日本やJR東海では入鋏済M(Morning)、D(Day Time)、E(Evening)を使い分け。国鉄時代も、新宿、渋谷、池袋などの改札鋏の形を時間帯によっては使い分けていた。理由は、昔の入場券は2時間制限はなく、発売日当日限り有効。つまり、朝早く改札に入って、終電近く改札から出るまでまるまる1日有効なので、それを悪用するキセラーを排除するため、改札鋏の形で入場時刻を見極めていた。現在は入場券に2時間制限を設けているので、そのような使い分けをする意味はなさそうですが、昔からの習慣化になったのか、午前中は青、午後は赤。(鹿児島中央は厳密に言うと11時40分頃入場なので、青のはず)
休日の朝なので、ガラガラ・・・・。
5・6番ホームにあがります。
きっと発車待ちで止まっていると思ったら、まだ来ていない。時刻表を確認したら、大分発ではなく、別府から。
6番線の表示。
犬飼駅。白い北海道犬を飼ってみたいな・・・。
「回送」と表示されているとおり・・・
回送のキハ200が入線。こう見えても、1991(平成3)年デビューなので、もう30年近くになる。JR九州は斬新なデザインばかりなので、30年近く経っても「まだ新しい」という錯覚を起こしてしまいます。筑豊本線や篠栗線でデビューした直後乗りに行ったあの頃が懐かしい。
今度は横断特急が入線。実は・・・豊肥本線は熊本地震により、長い間不通区間があった。令和2年7月6日の集中豪雨により、久大本線の鉄橋が流されたりして長期不通区間が発生。その1ヶ月後の8月8日に豊肥本線が全線開通。
7月の終わり頃に久大本線経由を組み込んだ旅行を計画していたが、キャンセルし、2ヶ月後豊肥本線経由に切り替え。
九州らしく、ド派手に真っ赤なボディー。
よっしゃ!!うちの指定席はここ。窓の半分じゃイヤだな・・・と「人間マルス端末(※)」の権威にかけ、勘に頼りながら座席の位置をセレクト。見事に的中。((※)マルス=JR全線の座席指定予約装置)みどりの窓口だけではなく、JR各社のネット予約会員になっていれば、自宅のパソコンやスマホがマルス端末代わり。
このような広い窓で熊本まで3時間の旅を楽しんできまーす。
GOTOキャンペーンにより宿泊料金が35%割引。残り15%の地域共通クーポン券は10月1日から発行なので、その時点では発行無し。駅から徒歩1分のホテルは別府温泉から運び湯が使われている大浴場付き。部屋も湯船はありますが、大浴場の温泉でのーんびりと浸かったほうが疲れも取れます。
いつ頃できたんだろう。ピカピカの真新しいホテル。
お部屋も最低限のものは備え付け。
ホテル仕様のリモコンは「字幕」が付かなかったので、フロントに出向き、純正リモコンを貸し出し。ホテル仕様の簡易リモコンはONやOFF、チャンネルのボタンや音量調節などどうしても必要な機能しかついていないんですけど、「字幕」もどうしても必要な機能だってメーカーさんも忘れないで欲しい。ろう者や、中途失聴者、耳が遠くなった高齢者などのニーズもあります。
無事に字幕出せました。よし、OK!!チェックアウトの前に「字幕無し」に戻して純正リモコンを返却。そうしないと、次の利用者が字幕を消したくても簡易リモコンに「字幕」のボタンがなくフロントへクレームになってしまう。
せっかく大分に来ているので、地元の郷土料理がいい。
大分駅アミュプラザのスターバックス。スタバのある市町村は都会の象徴。うちのところは長い間空白地帯でしたが、数年前にやっと開店。
大分駅の中は眩しいほど明るすぎる。
ベスト電器、マツモトキヨシ。ベスト電器は九州や山口を基盤にしているので、関東ではあまり見かけませんが、大型家電量販店。マツモトキヨシは全国で展開しているドラッグストア。最近、ネットでポチッと注文して、もっぱら3社の宅配業者さんにお世話になりっぱなしです。だから、ここでは見るだけ。
大分の郷土料理といえば、ここ!?週末の金曜日だということもあり、店内では混み合っている様子。チャイニーズウイルスの不安もあるので、ソーシャルディスタンスが守られている店舗へ。
テーブルや座席は間隔を空けてみっちりと座っている様子はなさそうなので、ここ!!「竹田」はまるで人の姓名のようだけど、大分県竹田市というところの唐揚げ専門店。
同じく大分県の中津市も唐揚げの聖地だけど、竹田丸福さんも地元では有名だそうです。
ほとんど市外局番の0974(竹田市内)に店舗を構えていて、097の大分駅は出店という感じですかね。
日田の名水で作られたサッポロビールをオーダー。
大根おろしもセット、ちょい大盛。香ばしくてカリッとした食感が美味しいです。ごちそうさまでした~!
11月18日は東京都内で493名、全国で1日だけでも2189人のチャニーズウィルス感染者が出ました。例年なら12月に今年の締めくくりとして、ふらりと見知らぬ土地へ鉄道旅するのが恒例なんですけど、感染状況を見ると予約しづらい。
JR九州の放浪旅に出かけた9月27日は8月に第2波のピークが収束し、下降している頃。そして、今はもう第3波といえる状況。
大分駅が新しくなり、びーっくり!!床は木目調になっていて、暖かい雰囲気。
大分県のキャラクターはワンちゃんのKUROちゃんですかね・・?
チャニーズウィルスのこともあり、「車内での不要な会話は控えましょう」とのこと。「その代り、声を出さない手話にしましょう」も追記できたら嬉しいんですけど・・・。
120ミリの細長い乗車券は自動改札機では通れないので、有人通路で提示。
「大分」の途中下車小印を押印。
出場。自動改札機の前に横断歩道のようになっている理由は何だろう??
ピンク色の網掛けはスゴカが使えるエリア。
大分駅でスゴカなどのIC交通系カードをタッチし、小倉まで2530円なーり。エリアごとのまたがっての利用はできないはずだけど、ここは福岡県、大分県、佐賀県、熊本県の4県を1つのエリアとなっているので、大分でピッとタッチして博多で出場するときもカードに残高があれば出られます。
佐伯から宗太郎間は日本人の姓名と、下のお名前だらけの駅名。
今の新しい大分駅。古い駅舎は「みどり牛乳」の看板があったような記憶が・・・。2015(平成27)年にホームを高架線にするのに合わせ、全面的にリニューアル。
駅前の様子。今夜の宿は1番左側の建物。駅から徒歩1分の便利な立地でした。
臼杵を出ると、次は鶴崎に停車して、次は終点大分。ソニック50号博多行きに接続。宮崎発の特急にちりんの行き先表示が「大分の下に(博多行きに接続)」と書かれているとおり。乗り換えタイムは3分なので、同じホームで向かいの特急に乗り換えればいいですが・・・JR九州発足時の時刻表を確認すると、西鹿児島発博多行きの「にちりん」はありました。現在は合理化のため、鹿児島中央から宮崎、宮崎から大分、大分から博多まで3分割に・・・。
再び、線路は高いところを走行し、
うっそうとした森林を通り抜け・・・
幸崎駅で下り特急すれちがいのため、運転停車。
幸崎ではなく、「幸福」に改名すれば、切符とか人気が出そう。でも、この付近の住所は「大分市神崎(こうざき)」となっていて、駅名が「幸崎」の理由は、長崎本線にも「神崎(かんざき)駅があるため、混同を防ぐため「幸」を当てたそうです。読みが違っても、漢字が全く同じ駅は駅名の前に線名の頭文字を冠して区別するようにしていますが、やはり違う漢字にしたほうがスマート。
次の駅に接近します。
むっ!これは「そてつ」ではないんですか。ソテツは沖縄とか温暖な地域で生育しているはずなのに、大分もですか!?
鶴崎駅停車。次は大分でーす。特急は2~3分数分程度若干遅れていましたが・・・
やはり、向かいの特急ソニック50号は待ってくれました。「あおがしま丸」がドック中の代走船は「ゆり丸」。たちばな丸が八丈島に入港する数分前に「ゆり丸」が出港するので、どうしても乗継ぎができません。宮崎からの特急が到着する前に定刻通り発車すると、乗継ぎができなくてブーイングの嵐になる。
乗継ぎ客がいなくなったことを確認し、出発進行。ブルーメタリックの883系はまだ新しく見えそうですが、実は1995(平成7)年デビューしているので、もう25年目になるんです。JR九州は洗練的なデザインなので、いつまでも「新しい特急」に見えてしまいます。
「まき」は日豊本線、「たきお」は豊肥本線、「ふるごう」は久大本線の駅。
大分駅に来たのは何年前でしたっけ・・・かなり古い記憶では国鉄らしさ雰囲気だったのに、もうすっかり新しい駅に生まれ変わっています。
中国ウィルスの第3波と言っていいほど、全国で感染者が急増中。本日だけでも大阪256名、東京317名。
職場のアマビエさまがぱっさりと髪を切ったからこんな状況に?と思い、様子を見たらもうすでにアマビエの髪型を形成している。私は月に2回ほど髪を切ってもらうんですけど、アマビエさまは半年経ってもきれいに伸ばしているし、見た目もおかしくはないし、床屋代も節約できそう。
日代駅通過~!!
房総半島の内房線いや外房線の車窓に似ているなあと感じたら・・・
やはり、海が見えました!!中国ウィルスのせいでJR東日本の鉄道路線に乗車する機会がなくなりましたが・・・今の新しい山手線E253系と同じ形式の新型電車が来年のダイヤ改正時に本格的な導入に向け、内房線・外房線で試運転中。今まで古くてボロ国鉄王国の「ボロ房線」と呼ばわりにしていたんだけど、これで名誉挽回か!?
E235系だけではなく、ローカル運用の新型E131系もまもなくデビュー。車掌を乗務させないワンマン仕様だそうです。ついにボロ国鉄千葉が陥落??
まもなく、津久見。津久見といえば、「みかん」が有名です。津久見の地名を表す手話はみかんの皮を剥ぐときと同じ表現になります。佐伯はセーラ服、大分って個性的な表現ばかりです。
津久見駅ホーム。
「つくみ」の駅名票がない!!
やっと撮れました。
9月の終わり頃なので、17時を過ぎると太陽が西に傾いてしまいます。
津久見のとなりは臼杵。どちらも両方の中心駅。国宝の臼杵石仏がとても有名ですが、実際に見たことはありません。
懐かしい、国鉄様式の駅名票。
自動改札ではない風景。人と人との温もりを感じられる。自動改札機は本当に素っ気なさ過ぎるんですけど、以前一緒に仕事していた自動改札君は頭脳の高精度演算機能をフルに生かし、切符裏面の磁気情報に細かなミスや小さなエラーでも容赦なく扉が閉まる。ひぃぃ~!!厳しすぎるわ~と思いつつも、自動改札君の厳しいチェック体制が自ずと私に浸透しつつ、今の業務に生かしている。特に金銭を担当しているのでちょっとした勘違いや少しのミスでも致命傷になってしまう。臼杵を出ると、次は鶴崎です。
佐伯を出ると、車内の案内表示が「この列車は特急にちりん18号大分行きです。次は津久見に停まります。津久見16:58 臼杵17:08 鶴崎17:31 大分17:41です。」(今度は英文)
ワンマンなので、録音されたアナウンス内容が流れてくると思いますが、文字情報まで入力するJR九州のサービスが素晴らしい。
大分方面に向かって左側は山だけど、右側は開けているところで海側。のどかな田舎っぽい雰囲気が漂う地方都市。
海崎駅通過。
次は狩生(かりう)駅。
国鉄の古めかしい電車が特急のすれ違い待ちで停車中なので、思わず左側の座席に移動して撮影。
狩生駅。漢字を見ただけでもなかなか読めない。正解は「かりう」駅。「生」を「う」と読むんですかね・・・。下関駅の1つ手前、山陽本線と山陰本線の分岐駅、「幡生(はたぶ)駅」。国語辞典を引いても、「生」は生きる、生命や先生の「せい」なのに、なんで「ぶ」?鉄道に詳しい人なら「幡生」を「はたぶ」って瞬時に読めるんですけど、関東や北海道の一般の方に「幡生」の漢字を見せてもどう読むのか・・・?
ここまで来れば、海は四国と大分県に挟まれた「豊後水道」になります。
フェリーさえ動いていれば、土佐くろしお鉄道、JR四国を経て東京に帰るつもりが急遽、ルート変更。
今度は・・・
浅海井駅通過~!!ぱっと見た目、「あざむく」に読み間違えそう。何で「海」が入っているのに、「む」??
浅海井駅のことを調べてみたら、ここはなんと「九州最東端」の駅。最東端といえば、北海道の東根室駅が有名なんですけど、ここはあまりピンと来ません。九州最南端や最西端の駅は、西大山駅や佐世保駅が有名。九州最北端はもちろん門司港駅なんですけど、厳密に言えば「関門海峡めかり駅」。
駅舎は1916(大正5)年から現役だそうです。なんと築104年。
直川駅通過。駅名票を撮り逃してしまいました・・・。
九州の田植えや稲刈りは遅い。6月に植えて9月終わりか10月上旬に実施。千葉は4月上旬に田植え、8月頃の終わり頃にはもう収穫。
もうすっかり秋の風景。
まもなく上岡(かみおか)駅接近・・・。
今まで「うえおか」かと思っていたら、「かみおか」でした。
開業当時の姿を保っているのであろう古めかしい駅舎は健在!!
まもなく佐伯なので、さっきまでの秘境っぽい風景が少しずつ変わり・・・。
延岡を出て、1時間近くノンストップだったけれど、ようやく停車。佐伯の地名を表す手話はセーラー服になっている由来は戦時中、海軍さんが多く駐在する海軍の街だったからでしょう。セーラー服は女子生徒が着用するものだと思っていましたが、セーラーはもともと海軍兵士を意味しており、男子でも着用していた時期がありました。
当初計画では、佐伯で下車して宿泊。翌日、佐伯から宿毛ゆきのフェリーで四国入り。JR四国は2017(平成29)年に全線達成しているけど、土佐くろしお鉄道宿毛線がまだ未乗区間なので、それを片付けるつもりが・・・なんとそのフェリーは2018(平成30)年に燃料高騰を理由に航路廃止。
臼杵や別府から宇和島行きのフェリーがあるんですけど、宇和島に上陸して宿毛とはちょっと時間的に厳しい。それを断念し、そのまま大分へ「長らく乗っていないJR九州の路線を再び」というこじつけ的なテーマに変更。
佐伯駅はスゴカのエリア外なので、タッチする機器はありません。ラッチ(改札口)は3つもあるということは、国鉄時代に遡ると利用者が多かったに違いない。
宗太郎の鬱蒼とした森林。
あの場所に民家が!!駅から遠くて不便な場所。しかも斜面がすごいところに建っている!!奥多摩なら当たり前の風景だけど、ここは大分県。
線路が見えたら、まもなく「しげおか」駅に接近。
秘境駅のはずだけど、駅前に民家があります。
重岡駅通過中。
これが駅舎なんですかっ!!昔の有人駅だった頃は貫禄のある木造の駅舎だったのに、今は新しく簡素な駅舎に建て替えられています。
重岡駅時刻表 (R2年11月5日現在)
【上り 佐伯方面】
6:47 佐伯
18:19 大分(重岡始発)
20:15 佐伯
【下り 延岡方面】
6:35 延岡
17:47 重岡(当駅止まり)
19:20 重岡(当駅止まり)
大分県佐伯市の日の出日の入
夏至( 6月22日) 5:05日の出~19:25日の入
冬至(12月22日) 7:12日の出~17:11日の入
11月6日 6:36日の出~17:17日の入
普通電車で2本目の17時から18時台の明るい時間帯に訪ねられるのは5月から8月上旬あたりまで。
重岡駅でも周辺に民家がちらほらあります。重岡始発が2本もあるので、きっと人が暮らしてる住宅に違いない。
宮崎県最北端の駅、市棚を出ると次は大分県最南端の宗太郎駅。その間に険しい県境の宗太郎越えがあります。
鎧川とともに国道10号線、JR日豊本線が並行。
くねくね険しく曲がる道路は国道10号線。
国道10号線の起点は、北九州市門司区の国道3号線(国道2号の関門トンネルを出た直後に連結)と重複区間。三萩野あたりで3号と10号に分岐しほぼ日豊本線と並行する形で終点は鹿児島。国道3号も鹿児島本線(肥薩オレンジ鉄道も含む)と並行しながら鹿児島まで。小倉北区の三萩野で分岐し、再び鹿児島で連結。
線路が見えたら、「まもなく宗太郎」。すぐカメラを構え・・・
跨線橋。
ホーム。
宗太郎駅名激写!
待合小屋はシャッターチャンスを多少逃してしまいました。
宗太郎駅はあっという間に通過してしまいました。秘境駅マニアへのサービスとして、通常のスピードで通過するのではなく、自転車と同じくらい(速度10~20キロ)に落として、ゆっくり通過できれば・・・。
秘境駅ばかり続くはずなのに、民家がちらほら・・・。
線路が増えましたっ!もうすぐ駅かも!?とカメラを構え・・・
市棚駅通過っ!!秘境駅の定義は、駅のまわりに民家がないこととなっていて、ここは駅前に民家があります。秘境駅ではなさそう。
別の場所に駅名票があったので、これも撮影。昔のSL時代だと長編成の客車を牽引していたのか、ホームがやや長いです。
市棚駅を通過してしばらく・・・
宮崎県と大分県の県境越え。これぞホンモノの秘境。
佐伯まで1時間。どのようなドラマを見せてくれるか、車窓を観察。
ここの駅は・・・!?
北延岡駅でした。佐伯駅まで秘境駅が続く、最初の駅です。時刻表は佐伯方面2本、延岡方面1本。つまり、1日1.5往復しか停まらない駅が佐伯の1つ手前の上岡駅まで続きます。ほとんど「特急」ばかり通過・・・。
ここでも川の風景。
秘境駅ばかり続くとはいえ、民家がちらほら。このあたりの普通列車が1日1.5往復だと誰も乗りたがらないんでしょう・・。
特急はドア扱い無しの運転停車中なので、通過扱い。
佐伯方面の特急も信号が変わるまで一時停車。必ず両方とも停まって、交換というルールがあるかどうかは不明ですが、すれ違うときは必ず停まっていた。どちらか一方走行しながらの通過だと信号が誤動作する恐れがあるため?さすがにニッポンの鉄道。丁寧すぎる。
これが駅舎なんですかっ!!?と思ったら、トイレ。
北川駅でした。隣の駅は「いちたな」。宮崎県最北端の駅になります。市棚の次は大分県最南端の「宗太郎」駅。
ぱっと見たところ、「南福岡」の文字に見えますが、ここは宮崎県なので、まもなく「南延岡」。
南延岡を出ると、すぐ本家の延岡に停車する。南宮崎、宮崎や西都城、都城のパターンに似ている。
宮崎県は川が多いですな・・・。
延岡の本家に停車。
今日も前の車が火のついたまま吸い殻をポイ捨て。火がついたまま転がっていると万が一、枯れ草に引火してボヤになるケースもある。非常に迷惑な行為。他人の迷惑を顧みない喫煙者をたたきつぶしたくなる・・・嫌煙家にとっては嬉しいポスター。喫煙所や喫煙ルームも撤去でーす!あとは、タバコ1箱1000円以上に値上げし、医療費などに還元して欲しい。さすがに1箱1000円以上もすれば、やめる人は続出するに違いない。今の500円前後はまだまだ諸外国に比べると安いほう。
延岡市なので、駅前に全国チェーンのビジネスホテルがあるので、いちおう都会です。秘境駅の宗太郎駅巡りに延岡駅で宿泊されたほうが便利かも知れません。
JR貨物の電気機関車。ずっと昔、日豊本線でも東京からブルートレインが走っていた頃は九州管内はこの機関車が担当。ED76かな。たぶん。東京から下関まで直流なので、途中で付け替えもせず、ずーっと同じ機関車のEF66が1000キロも走行。機関士さんは、JR東日本、JR東海、JR西日本のそれぞれ担当しているが、車掌さんは全区間JR九州が越境乗務。
本州最西端の下関駅に到着すると、EF66は切り離され、関門トンネル専用の交直流EF30に付け替え。錆びないようにステンレス製。
門司に到着すると、また機関車を付け替え。今度は交流専用のED76。2005(平成17)年頃まで見かけた光景でした。
また、川を渡ります。
稲刈りも終わり、初秋の風景。
文字が小さく見えづらいですが、大分までの停車駅および時間も案内されていました。「佐伯16:39 津久見16:58 臼杵17:08 鶴崎17:31 大分17:41」
今の時間は15時40分。次に停まる駅まで1時間も!!その間に、どうしても見ておきたい宗太郎駅もあるので、JR九州のアプリで現在位置を確認。
かろうじて「みなみ」が見えるので、南日向駅通過。
財光寺駅通過。この漢字は「お金」にまつわる縁起が良さそうな駅名。「宝積寺(栃木県)→ 財光寺(宮崎県) 経由:東北・東海道・山陽・鹿児島線・南小倉」の乗車券でもいいし。
まもなく、日向市駅。線路も高架になり、都会的な風景に変わりました。
東京都青梅市の青梅線にある「日向和田」駅も、同じ「日向」の文字が使われていますが、東京のは「ひなた」。こちらは旧国名の「ひゅうが」。
〇〇「市」の「市」が付く駅は真っ先に思いつくのは長門市駅。あとは、どこでしたっけ・・・?出雲大社で有名な出雲市駅。サンライズ出雲の終点。関東なら、東武線の川越市駅、西武線の東大和市駅、地下鉄有楽町線と東武線の乗り換え駅、和光市駅もあった。常磐線の佐貫駅が龍ケ崎市駅に改名したばかり。
鹿児島中央駅や宮崎駅構内ではポスターに気づかなかったんですけど、日向市駅でやっと気づく。
【祝】JR九州管内の
全駅構内すべて終日禁煙です!!
吸われる方、吸わない方と気持ちよく共存するスペースは禁煙が望ましいです。今の時代、当たり前になっています。国鉄時代は喫煙者が優位に立ち、嫌煙者は他人の有害な煙を吸わされても我慢しろという風潮があったんですけど・・・。驚いたことに昭和39(1964)年、東京から新大阪まで新規開業した東海道新幹線0系は全車両全座席喫煙車。真新しい「のぞみ」N700Sは今の時代にふさわしく、「喫煙ルーム」は撤去されていると思ったら、付いていますね。喫煙ルームでたばこを吸われ、禁煙の座席に戻っても、たばこのにおいをぷんぷんと漂わせるんでしょ。この列車も最初から全車両禁煙として設計すべきだったのでは。ニコチン中毒患者のためにわざわざ喫煙ルームを設ける必要はないってば。
(JR東日本&JR北海道の新幹線 ◎ 全車両禁煙(喫煙ルーム無し)
JR東海&JR西日本 東海道山陽新幹線 △ 喫煙ルームあり。
JR西日本&JR九州 九州新幹線から山陽新幹線に直通するN700系 △ 喫煙ルームあり。
JR九州 自社で完結する新幹線「つばめ」◎ 全車両禁煙(喫煙ルーム無し))
しばらくしたら、高架から平地に戻り・・・
門川駅ですれ違いのため、ドアが開かない運転停車。
そっか、ここは門川町。郡は何だろう?と思ったら、「東臼杵郡」。ちょっと、待てよ!?大分県でも「臼杵(うすき)市」という市名があるのに、宮崎県になぜ「臼杵」が付くのか・・・??
宮崎県東臼杵郡門川町。「臼杵」が付く地名なので、大分と間違われそうです。
大分方面に向かって右側の車窓で忽然と現れてきたもの。鉄道の高架線っぽい雰囲気がしますが・・・走行している日豊本線は高架ではなく平地。
これって何だろう??と脳のどこかの片隅でしまい込んだまま・・・。
あっ!思い出した!国鉄時代に開発していた、リニアモーターカーの宮崎実験線!!
東都農駅通過っ!!
まだまだ実験線は続きます。あとでわかりましたが、1996(平成8)年にその役目は終了し、山梨県に新たな実験線開業。
その跡地はソーラーパネルを設置し、太陽のエネルギーで電気を生産しているとのこと。
詳細の情報は こちら 。
私が小学生だった頃、小学館の月刊雑誌「小学〇年生」を愛読していた。宮崎県におけるリニアモーターカー実験線の記事が出たときは、すみすみまでしっかりと読んでいた。あれはリニアモーターカーの実験線!!と思い出し。
速度500キロも出せるので、単純に計算すると小倉から東京まで2時間かな?こんな何もない田舎に住んでいながら東京まで日帰り旅行もできるかも・・・と想像していたのは確か。
美々津駅通過っ!
晩夏?初秋の風景。
9月25日の前日までは毎日のように大雨だったので、川も濁っていました。
宮崎から貸切の状態なんだけど・・・指定席より自由席のほうが乗車率はまあまあ。わざわざ指定席にしなくても自由席でも十分座席はあります。私はJR九州列車予約サービスと連携するJQカードの会員の恩恵を受け、指定席、自由席どちらも同額なので、当然ながら指定席をセレクト。
JR東日本&JR北海道は「えきねっと」(開発元:東日本)
JR東海は新幹線予約サイトの「EX予約」、東海管内に含まれる列車予約は「e5489」(開発元:西日本)
JR西日本は新幹線予約サイトの「EX予約」、九州、西日本、東海、東日本の一部の在来線特急は「e5489」
JR四国はJR西日本のシステムを借用し「e5489」(開発元:西日本)
JR九州は「列車予約サービス」
鉄オタは北から南まで全国のどこでも自由自在に予約ができるようにすべて会員になっている。
車窓は南国情緒が続き・・・
まもなく海岸沿いを走行。そのため、指定席は大分方面に向かって右側の席。鹿児島方面なら左側の席がお勧めです。
高鍋駅停車。
JR九州の駅名票はは小さく(宮崎県〇〇市)といった市町村名が入るはずだけど、こちらはなかった。調べてみたら、「宮崎県児湯郡高鍋町」。児湯って読んでごとく「こゆぐん」。最初は「こゆ」って読むのかなって思ったら、その通りでした。
日本における、「郡」の役割はなさそうですが、町や村は必ず「郡」を冠している。東京都も昔は「北多摩郡」「南多摩郡」などもありましたが、現在は「西多摩郡」のみ残し、消滅。西多摩郡の町村は、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村。瑞穂町や日の出町は人口も多く、「市」に昇格してもいいくらいですが、奥多摩町や檜原村は東京都の最西端なので、深い山間。
令和元(2019)年の小笠原以来、久しぶりに見ました。太平洋側の日向灘なんですけど、ずーっと東に移動すると、ちょうど青ヶ島に突き当たってしまいます。緯度は宮崎県とほぼ同じくらいなので、青ヶ島も年間を通して温暖な気候だと思います。特に池之沢のひんぎゃ(地熱)は真冬でも暖かいそうです。
コロナのせいで今年は海に行けず・・・その代わり、車窓で「海」の風景を楽しめました。
9月の終わりなので、さすがにどなたもいません。
つの駅通過。「角」?と思ったら、「都農」でした。まだまだ特急の旅は続きます。「ワンマン」なので、検札なし。もし、検札があるとしたら、特急券に車掌区の名称が入ったスタンパーが入るはず。たぶん「宮崎乗務センター」か、もしくは「大分車掌センター」が宮崎まで越境乗務なのかどうかは不明。