快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第23話「ステイタス・ゴールド」

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー　第23話「ステイタス・ゴールド」

　近頃料理学校の講師が行方不明になる事件が発生していた。当初は圭一郎たちが講師に成りすましたものの、すぐに素人だと見抜かれてしまって失敗。そこでノエルは透真の料理の腕を見込んで、囮作戦を提案。
　2人は作戦通り誘拐犯・ウシバロックによりアジトに連れ去られたものの、ウシバロックはライモン軍団の1人。同じ軍団であるステイタス・ゴールドのライモンやギーウィも出現し、透真はVSビークルを破壊されるピンチに陥ってしまう。

　一時撤退した2人だが、そんな時にウシバロックから料理勝負に来るようにとの放送が入る。
　透真は「俺の願いが懸かった大事なものを、他人に預けるわけにはいかない」と一度はVSビークルを預けることを拒否するが、ノエルは料理学校での透真が真剣に料理に向き合わずにはいられないプロの料理人だったと告げ、そして自分もまたコレクションを扱うプロとして、壊れたコレクションをそのままにしておけない気持ちも信じてもらえないかと問いかける。

　透真は「お前と手を組むんじゃなかった」と言いつつもノエルにVSビークルを預け、見事料理対決に勝利。が、自分より上手いものを作れるやつはいらないとウシバロックは透真を襲い始める。そこへコレクションを修理したノエル、魁利、初美花が駆けつけてきた。ライモンとギーウィは魁利と初美花を翻弄した後に撤退するも、残るウシバロックだけは何とか撃破できたのだった。

　戦いを経て、透真は少しだけ同じプロであるノエルを信じるようになったのでした・・・
　

感想
　焦げた？魚、カップ麺移しただけ、焦げたホットケーキ・・・市民の安全より、この３人の食生活を守った方が良いのではないかと・・・

　さて今回は２人のプロフェッショナルの物語。これまでノエルの言うことを全く信じていなかった透真でしたが、自身の料理にかける情熱と、ノエルのコレクションにかける思いが同じであったことに気づかされ、口では「手を組むんじゃなかった」と言いつつも大事なコレクションをノエルに預けるまでになりました。
　警察と快盗を行き来するという怪しい身柄ではあるものの、それでも大事なものに賭ける情熱は同じ。２人のプロが互いの戦いの場で見事勝利する様はカッコよかったですね。

　そんな２人の相手は初登場となるライモン軍団３人衆。中でもライモンはステイタス・ゴールドという、金色の金庫の持ち主であり、VSビークルでも開けられないという厄介な相手。素の力も強いため、なかなかに厄介な敵になりそうです。彼との対決で噂の新合体が見られるのでしょうか。
　今回の相手はライモン軍団の１人で料理担当のウシバロック。見た目の豪快さどおり、料理も豪快でしたが、その根底にあるのは「俺はライモンちゃんのために料理を覚えたんだ！」という、ライモンへの思い。ちょっと微笑ましいシーンでしたね。透真には及ばなかったとはいえ、誰かのために料理を覚え、喜んでもらおうとする精神だけは立派だと思います。やってることはアレですが（汗。

　初のルパンレンジャー4人名乗りが決まったところで、また次回。魁利とつかさが昔の知り合い・・・とか？