ひびレビ

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やがて君になる 第2話「発熱/初恋申請」

2018-10-13 07:49:55 | 2018年アニメ
やがて君になる 第2話「発熱/初恋申請」

 何かもう沙弥香がヤンデレる未来しか想像できない第2話。

 前半の「発熱」では、燈子の生徒会長選挙の応援演説は自分がするものだと思っていた沙弥香に対し、燈子は侑を選んだ理由を告げて、最終的には沙弥香も納得してくれていました・・・が、燈子は燈子でどうにかこうにか正論を並べて立てて何とか侑と一緒にいようとしているようにしか見えませんでした(苦笑。

 また、沙弥香は沙弥香で侑に「下書き」として応援演説の原稿を渡していましたが、ただの原稿じゃなくて「私が読むように書いた下書き」なあたり、準備万端だったんだなって。文章からは沙弥香がどれほど燈子のことを見ていたかが伝わってきましたから、ある意味沙弥香が侑にプレッシャーをかけているようにも見えてしまいました。
 「あなただから出来ることがある。少なくとも燈子はそう思っているみたい」という言葉も「少なくとも燈子は」であって「燈子と私」ではないあたり、何かこう、感じるものがありますね。「あの子のこと、お願いね」という言葉も相まって、沙弥香が真実を知ったらどうなっていくのか、気になりますけど不安です(汗。

 そして燈子の「君のこと、好きになりそう」の真意を問いただそうとしたところ、踏切を渡り終えた直後、電車が通り抜ける一瞬の間に「私の好きって、こういうことしたい好きだったんだ・・・」と、まさかの燈子から侑へのキス!手探り状態ながらも自分の好きを再認識する燈子がとても可愛いシーンではあるのですが、一方で侑としては戸惑うばかり。


 応援が始まった後半の「初恋申請」でも、キスに関して特別を感じなかったと明かす侑。「好きと言われてドキドキしたことが無い」といっていた燈子でしたが、侑が写真撮影の時にこっそり手を握っただけでときめいた表情を見せていました。そんな彼女に侑が抱いた感情は「ずるい」。侑の目から光が消えるシーンも相まって印象的なシーンでしたね。
 自分と同じ「特別」が分からない人かと思いきや、今の燈子は「特別」を知っている。勝手に期待したのは侑だったものの、それでも「ずるい」と感じてしまった侑。キスをされても、自分から手を握っても、燈子が感じた「特別」を侑は感じることが出来ない。侑も「特別」を知りたくないわけではなく、むしろそちら側に行きたいと思っているからこそ、どうしたら良いのか分からないというもどかしさがひしひしと伝わってきますね。

 そんなことがあったので、燈子にきっぱりと「好きにならない」と伝えようとした矢先、燈子から先手を打たれることに。「好きでいさせて欲しい」付き合って欲しいとは言わず、好きになってもらわなくても構わない。ただ初めて知ったこの気持ちを諦めたくない・・・これには侑じゃなくても思わず「ずるい」と思ってしまいました(苦笑。
 あんなに真面目な顔で、落ち着いているようでいて服をギュッと握る仕草から燈子の不安が伝わってくる中、その気持ちを無碍にすることなんて出来るはずもなく。まぁ本当にどうでもいい相手だったら、その申し出すら断っていたでしょうから、少なからず侑の中で燈子に対する何かが芽吹いているのだと思います。「何故断れなかったのか」その理由に気づくのはいつの日になるのやら・・・

 ED直前、心底ホッとしてそうな燈子と、そんな彼女を頬杖ついて見つめつつ「やっぱり、ずるい」と思う侑の構図もまた印象的でした。同じ「ずるい」という言葉でも、写真撮影の際に感じた「ずるい」は嫉妬や羨望、最後の「ずるい」は「敵わないな」「しょうがないな」とかそういう感じの「ずるい」だったように思えます。同じ言葉でも意味が違ってくるのもまた、面白いですね。


 そんな感じで2話もとても面白かったです。ちょっと気になるのは、職員室での先生方の会話。燈子が生徒会長に立候補することに関して「あいつもきっと、喜んでいるでしょう」と語っていましたが、「あいつ」って誰なんですかね。燈子が1年生の時の生徒会関係者でしょうか。先生のことを「あいつ」とは呼ばない気がするので生徒だとは思うんですけども、でも新米教師とか教育実習生相手なら「あいつ」と呼ぶこともあるんだろうか・・・そちらも気になります。

 気になりすぎて、原作を凄く読みたいです。でもアニメで追っていって、アニメが終わったら原作に・・・という流れにしたい気持ちもあるし・・・ずるいなぁ、このアニメ(苦笑。

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