ひびレビ

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戦姫絶唱シンフォギアG 第6話「奇跡―それは残酷な軌跡」

2013-08-09 07:35:52 | 2013年アニメ
戦姫絶唱シンフォギアG 第6話「奇跡―それは残酷な軌跡」


響の過去に起こったことは、あのライブ会場での惨劇を生き延びたことによる周囲からの冷たい視線でした。ノイズ災害に巻き込まれ、生き延びた人には補償が与えられる。辛いリハビリを乗り越え、元気になった先で待っていたのは「人殺し」という罵詈雑言。何故響だけがそのように責められるのか、悪いのはノイズであり、生き残った響は迎えられるべきでは無いのかと思いました。
残された遺族にしてみれば、響が唯一の生存者である事が許せないのかもしれません。何故私たちの家族ではないのか、生き延びた上にお金をもらっているとは何事か。お前は私たちの家族が殺されたことで得たお金で生活しているのだ。人を殺してお金を得たも同然。この「人殺し」・・・そんな考えなのでしょうか。一般的なノイズ災害ではなく、ああした目立つ現場における生存者だからこそ、ニュースで大きく取り上げられ、非難の目が一点に集中してしまったのだと思います。そんな響の無事だけを喜ぶ母と祖母。2人にとって、もちろん響にとっても、お金なんて必要なかったでしょう。ただ響が元気でいてくれること、2人が喜んでくれることこそが望みだったでしょうに・・・それにしても響、おばあちゃんと髪型そっくりだなぁ。

私では何も守れない。次々に哀しい思いをさせてしまうだけ。マリアと響、同じガングニールを身に纏う者同士、似たような悩みを抱えていました。自分が戦うことで人を傷つけ、悲しませるだけではないのか。切歌や調も優しい子であり、敵対している響の負傷に痛みを感じていました。てっきり「ふらわー」でばったり、という展開だと思ったのに・・・もしかして響の新曲は、「ふらわー」が着色料をふんだんに使った七色のお好み焼きを作るというフラグ!?・・・なわけはないとして、このお好み焼き屋も1期の頃からお世話になってますね。

さて戦いの中、久々に発動してしまった響の暴走。ただ黒く染まるのではなく、輪郭が赤くなっていたのは力が更に暴走している証拠か、それとも血をイメージしたのか。いずれにしろ、左腕を再構成するという無茶苦茶な奇跡すら成し遂げてしまいました。体は既に聖遺物と融合し、生身でノイズを殴れるほどに変化してしまった響。左腕の復活は安心した部分もあれば、不安な気持ちもあります。
戦い続ければ死、生き延びたとしても最早人を超えた存在になりつつある響は、この後どうなっていくのでしょうか。響とネフィリムは案外近い存在なのかもしれません。

ライブ会場で奇跡の生存を果たしたものの、それは今の響に至るまでの、残酷な軌跡の始まりだったと。人助けはライブ会場で生き残った負い目ではなく、奏から受け取った気持ちであると気づいてはいますが、偽善かどうか、どのような答えを出すのか気になります。偽善なのかと迷うシーンでは、懐かしの「撃槍・ガングニール」が流れていましたね。


響を戦わせないためにも、敢えて冷たく突き放す翼さん。気絶していて、響の左腕の件を知らないクリス。彼女が何も知らされていないのは、感情が出やすいクリスでは、響に気を遣わせてしまうと考えたからでしょうか。友達思いの彼女が知ったら、気絶していた自分を責め続けてしまいそうですし。

物語も折り返し地点・・・まだ6話か・・・どう転がるのか楽しみでもあり、不安でもあります。

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4 コメント

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響さん… (いけやん)
2013-08-09 11:39:00
あっさりと響の左腕、復活しましたなぁ。しかしまた暴走モードになるとは。生命力が弱くなってしまったため聖遺物を制御できなくなった…か。ネフィリムをフルボッコでしたねぇ…(^^;
ネフィリムの心臓だけは回収したものの、狂乱状態になるウェル。あれ、こいつ一気に小モノっぽくなってね?(^w^;)

サブタイトルの意味がよく分かりました。あの悪夢のライブ会場襲撃事件。あれから確かに「奇跡」が起きて響は復活。しかし響は聖遺物に蝕まれている。だから「残酷な軌跡」。
翼に心配され、戦うなと突き放されてしまった響ですが、やっぱり戦う運命か…。変身しながら敵を倒すって、ヤダカッコイイ惚れる(*^.^*)

それにしても、瀕死の状態から復活、しかし体が人間でなくなっていく中で戦い続けるか…。仮面ライダークウガをちょっと思い出しました。
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Unknown (Unknown)
2013-08-09 14:24:02
あのライブの生存者は響だけじゃないはずなのになぁ
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いけやんさんへ (アル)
2013-08-09 17:30:13
こんばんは。

>あっさりと響の左腕、復活しましたなぁ。
あっさりと復活してはいましたが、それをあっさり成し遂げてしまうのが、今の響が人間を超越しているということを表していると思います。

>変身しながら敵を倒すって、ヤダカッコイイ惚れる(*^.^*)
響も自分の体のことをわかってしまっているんだなぁと思いました。それを間近で見た未来たちがどう思うのか気になりますね。

>それにしても、瀕死の状態から復活、しかし体が人間でなくなっていく中で戦い続けるか…。
クウガは途中までしか見ていないので、最近のところでオーズを思い出しました。
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Unknownさんへ (アル)
2013-08-09 17:40:33
こんばんは。

>あのライブの生存者は響だけじゃないはずなのになぁ
確かに他にも生存者はいたでしょうけども、ライブ会場内、ノイズとの戦闘となった場所での生存者が響だけだったのではないでしょうか。
戦いの跡地にいたのが響だけで、しかも生きていたともなれば、響だけが取り上げられるのも納得がいきます。
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